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日曜日のクルーメイト#0070 Anime Expo @Los Angeles

ハロー、クルーメイト! いかがお過ごしでしょうか?
冲方はロサンゼルスに来ております。ちなみに今は時計を確認したところ、まだ月曜日の早朝! こちらはちょうど日曜日を過ぎてしまった辺りですが、日本はたぶん火曜日辺りでしょうか。
曜日感覚が希薄な作家生活に時差が拍車をかけ、イマイチどの時空線にいるのかわからなくなっておりますが、元気にハイテンションなLA日和をお届けしたいと思います! Here We Go!

ロサンゼルス到着編

10時間以上かけて渡米。
西海岸はまだ比較的、運航時間が少ないので楽。
時差をあらかじめ解消すべく、機内で現地時間の生活に切り替え、ほぼ睡眠に消費。
仕事は現地で頑張るべし。

来たぜロスへ!
さっそくバンパー全開で引きずりながら高速を爆走する車が。
自由の国に来たぜ!

右上コマ奥のいろいろとお高すぎるホテルは70+階建てのインターコンチネンタルにて宿泊。
冲方の部屋はメンバー中、最も低い32階に。
元高所恐怖症にはそれでも高すぎて、しばしば戦慄するゆえ、ほぼカーテンを閉め切って生活。

怖っ!無理!

アニメ・エキスポ突撃編

エントランスでパスポートとワクチン接種証明書を提示しないと入場が許可されません。徹底しております。マスクは推奨であり義務ではありませんが、たいていの人が着用。ここぞとばかりにお洒落マスク多し。

そして。広大きわまりない会場は、どこも人がぐちゃー。
逞しすぎるでかい人たちとともにぐちゃー。
半数以上がコスプレで、普通の格好をしている我らの方が違和感があります。
とにかく人の海が果てしなく続くため、ブースに移動するだけでものすごい大変でした。

現地の消防法によって40万人以上が集まってはいけないとのことで、会場運営側は来場者総数を発表しないとのこと。いるよ40万人以上。かつて経験したことがないほどの人の海に揉まれまくりでした。
数年ぶりの開催とあって全米各地から熱心なアニメファンが押し寄せてきたそうです。こんなにもファンがいるのかと思うと、改めてすごい。

多数のバスが、様々な宿泊場所と会場を往復し、お客様をピストン輸送。
マスコット・キャラクターが可愛い。
日本の「KAWAII」がだいぶ伝播済みです。

あなた方、やりたい放題だな!
ロビーはカオスなフリー撮影所に。自由すぎて面食らいます。

欧米で大人気の「スパイ・ファミリー」のファミリーが、至る所で、異なる家族同士を撮影。
着用するマスクをコスチュームに合わせてカラーリングしている方がほとんど。お洒落。
ハロウィーンの習慣があるからか、親子、家族、友だち、ファン同士で、みなさん仲良く楽しくコスプレしていてものすごく楽しそう!

メイド服は、すっかり男女共用のコスチュームとなった模様。
男子のセーラー服姿も多い! セーラームーンの男子率高し。ジェンダーフリーが振り切ってます。

会場見学をしつつ控え室へ。
紙袋マスクマン・ザ・HUKESANとともにパネルへ登壇。なんか可愛いぞ。

登壇メンバー!
左からROOSTER TEETHのKERRYさん(監督脚本プロデューサー)、冲方、シャフトCEOのKUBOTAさん、HUKEさん、グッドスマイルカンパニーCEOのAKIさん、そしてテンション激高MCかつ日本語ペラペラかつ日本のCMで吹き替えもしているLさん。

馬鹿でかい会場でも入りきらない数千人のファン。人気のほどが伺えて圧倒されます。
そんな熱心なファンの前で、作品のあれこれを語る面々。
とにかくファンの熱気がすごい!歓声!拍手!本当にびっくりするくらいエネルギッシュ!
作品に命を吹き込むには、制作陣の熱意だけではなく、当然ながらファンのエネルギーも不可欠。
初の四話目お披露目で、胃が痛いとおっしゃっていたシャフトCEOも、すっかり笑顔に。
「RWBY」創作秘話もいろいろと伺えたり。素晴らしいパネルでした。

バックヤード。プレハブ式の待機室までしっかり用意されております。
ファンの数もすごいですが、動員されるスタッフの数も半端ありません。
さすが米国最大と言われるアニメ・エキスポ、とんでもない現場の規模感に、とにかく驚かされました。

ロス取材&観光編

LAの夜! とにかく、きらびやか。
ただし犯罪発生率の高いブロックには決して入ってはいけません、と注意されました。
73階のルーフトップ・バーは、意外なほど寒くて震えました。
6~7月はまだまだ涼しいとのこと。カリフォルニアの夏を予想して来ると、日中でも涼風にさらされます。上着を持って来ておいてよかった。

とりわけキラキラしたストリート。
LA不夜城だぜ、と思いきや、割と早めに店が閉まっていきます。
酒を買いそびれたメンバーがコンビニを求めて彷徨するも水しか買えず。

リトル・トーキョーこと日本村へ。
どこの国でも、日本人による現地コミュニティは数が少なく規模も小さいイメージでしたが、大繁盛でした。

ピンクの扇子をあしらわれた横断歩道。ストリート全体が和風テイスト。
SUSHIやRAMENは、今や東西の共用語に。
堂々と日本語で書かれたスタッフ募集のチラシ。これが読めたら即採用というノリでしょうか。

日本の商品やカルチャーの発信地となる一方、まがい物の商品も横行しているとのこと。繁盛するも課題は尽きず。

他方でやって来ましたチャイナタウン。中華料理はどこに行っても中華料理の味がするのがすごい。
こちらは移転や移住で人口が減っており、最盛期に比して勢いがないとのこと。

グッドスマイルカンパニーのオフィスにお邪魔しました。
びっくりするほど色々なフィギュアを作っております。
過去、『カオスレギオン』のフィギュアも作っていたと知って懐かしの気分に。

こちらは観光名所でもある中古書店の『LAST BOOKSTORE』。
本やら何やらで自由に遊んでおります。
発想がいちいち面白い。広々とした店内を堪能するのに一時間以上かかりました。

生活保護施設が建ち並ぶスキッド・ロウ。
配給されるテントと食料で何とかしのぐ人々が大勢おります。
徒歩でぶらついてはいけない場所だと注意されたため、車上から見るにとどまりました。

かつてはゴミだらけの場所もあり、だいぶ綺麗になったのだとか。

あとがき

移動に次ぐ移動の日々ゆえ、曜日感覚もすっかり吹っ飛び気味。
まだもう少しLAにて、昨今の様々な事情を聞きかじって回る予定。

日本にいたときとは安全に関する感覚がすっかり一変するのも久々。
今後も用心してつつ、これを機会に見識を深めて参りたいと思います。

皆様におかれましても、安心安全で健やかな一週間をお送り下さい。
冲方丁でした。

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