パスワードなんて覚えるものじゃない!!

こんにちは。
今日はパスワード管理アプリの話をしようと思う。

パスワード管理アプリってそもそも何?

そんな人のためにもわかるように簡単に説明をしていければ良いかなと思う。

パスワード管理アプリとは

  • その名の通り、パスワードを管理するアプリのことである。役割は大きく三つか四つに分けられるのじゃないかと思う。

    • 1.パスワードをわかりやすい名前と関連付けて整理する機能。

    • 2.新しくパスワードを生成する機能。

    • 3.安全な保管場所や、パスワードが漏洩していないかどうかをチェックする機能。

    • 4.ブラウザやアプリなどに自動的に入力する機能。


どうだろうか?便利そうな気がしてこないだろうか?

多くの視覚障害者はスマートホンとしてiPhoneを使っていることだろう。
アプリの導入やサービスへのログインの時、パスワードを入力することになるその画面で、「このパスワードを保存しておきますか?」という質問をスマホにされた経験はないだろうか?
これがいわゆるパスワード管理アプリの正体である。
それとは気づかずに、iPhoneには標準でパスワード管理機能が内蔵されているのである。
それはそれで便利であるが、おそらく多くの視覚障害ユーザーは、スマホだけではなく、パソコンも使っていることだと思う。
そして、これもやはり多くの人はWindowsが動作しているパソコンを使用しているはずだ。
そうすると、パスワードをどう管理したものか迷ってしまう可能性がありそうだ。
そんなとき、わざわざiPhoneを持ってきて、パスワード管理アプリを開いて、1文字ずつ音声で読ませながら手入力する…なんてことをしていないだろうか?それか、もういっそのこと、覚えられるパスワードを使い回すなんて方法に行ってはいないだろうか?

昔、それこそ20年以上前であれば、まあそれでも問題は大きくならなかったかもしれないが、最近では、何らかのサービスを使うためのユーザIDやパスワードは、複雑で長いものを使用しなければならなくなった。
そして、セキュリティ上の問題から、パスワードを使い回さないことが求められて久しい。


そこで、iPhoneを使用しつつ、片方はパソコンの場合、どうするのか、検証してみたのでもし役立てていただけるのであればうれしく思う。

スマホの標準ブラウザをSafari意外にする
パスワード管理アプリ機能はiPhoneに内蔵されていて、パソコンの側にも同じパスワードやIDを同期する機能が存在する。
AppleではiCloud key chainという呼び名で提供されていて、ブラウザのchromeの機能拡張としても提供されている。
しかし、私はこれをうまく使い始めることができなかったのでここではこれについては除外する。
そこで考えついたのは、ブラウザをパソコンで使っているもの、例えばここでは、Google Chromeに設定を変更すると、パソコンとiPhoneの間で、履歴やブックマークを含めて、パスワードも共有できるようになるのだ。
おそらくこれが一番ハードルが低いところだと思う。
chromeのメニューの中に、Googleパスワードマネージャーという機能が実装されていて、この画面では、新しいパスワードを作ることもできる。
この機能は非常に便利である。
ただ、この機能、ウエブサイト専用というか、ソフトウェアのライセンスキーを管理するなどにはむいていない。
パスワードもライセンスキーも同じようなアプリで管理したいのであれば別のものを検討する必要がある。

1password
これは有料のサービスで、海外製のものである。このアプリの強みは、iPhoneであれ、macであれ、Windowsであれ、同じパスワードとIDなどを共有できることにある。
もちろんパスワードを作成したり、自動入力させることも可能である。
そして、ライセンスキーなどの、ウエブサイトに入力するわけではないものの管理にもむいている。
1passwordというサイトで購入したり、appstoreやgoogle playなどからサブスクで使用し始めることもできる。
最もお得なのは、ソースネクストが販売する3年版のライセンスを購入して登録する方法である。

無償で同じように使えるものとしては、bitwardenというサービスがある。
サービスへサインアップするときに画像認証があり、この画像認証を突破するための特別なクッキーをブラウザに読み込ませるなどの手順が必要なので、やや上級である。
しかし、ここさえどうにかクリアしてしまえれば、無償でパスワードを管理することができる。

このほかにもいくつもサービスが存在するが、画面読み上げ機能を頼りに使えるサービスは意外に少ないことや、筆者が試していないというのも理由であるためここまでとする。

ただパスワードを自分で覚えたり使い回したりすることがなくなって、「あれ?パスワード忘れた」という問題に出会うことはかなり減ったため、精神衛生上も活用をしてほしいサービスである。
さすがにマスターパスワード一つだけは絶対に忘れてはならないが…。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?