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【餅】逆噴射プラクティス&自作創作物のまとめ

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自作の創作佛のまとめです。 逆噴射プラクティス参加作品とZINE的なヤツや一次創作、二次創作、Webサービス及び名状しがたい何かを収蔵します。
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2019年9月の記事一覧

何を食ったら『恋する江ノ島』が出てくるのか。

結末400文字だけが発表されている恋愛小説『恋する江ノ島』は、ただ胡乱な発想を投げ込んだわけではなく、ある程度の実在性と論理的な計算から生み出されたことは学会追放研究者の発表により明らかになっています。 今回は原作者に対して聞き取りを行い『恋する江ノ島』を構成する材料を問いただしてみました。 (原作者だったものがそのあたりに転がる) 基礎研究(にゃん平2号機さんありがとうございます、解題として完璧です)があります。ゆえに当記事は蛇足になる可能性があります。 主要素 源平

『恋する江ノ島』(最終回)

 稲村ケ崎の灰色の砂浜に大仏と観音が仲良く埋もれている。江ノ島全島を巻き込んだ恋のから騒ぎは「大規模なマクリダシが発生し江ノ島が消失した」という政府発表で落着し世間からも次第に忘れ去られていった。  騒動後、江ノ島が消失したことで太平洋の波濤が鎌倉の海岸線を直撃するようになった。欠け波によって数年後に江ノ電の線路は崩落する。新たな路線が必要になる等と長谷と話しながらいつまでも海岸線を歩いた。  恋する惑星ヤドカリ、エスカーとカンノンとブッダの三角関係は今も海底で続いている