少女の序奏。

チーム戦だ、間違いなく。
稽古をしていて思う。
いつだって、どの公演だってそうなのだけど、はじめて人に演じてもらう作品を、「私」が書くという特殊な環境にいるからそこ、実感する。

「なぜ」「どうして」「どうしたいの」
現状、稽古といいながら、台本についてディスカッションをしている時間の方が長い。
内容の理解度と、共有が大事だからと、全員が頭と、それぞれの経験を惜しみなく伝えてくれる。
私だけでは見つけられなかった道筋、視点がみえてくる。
時に、膨大な情報量に、頭が追いつけなくなるほど。
どんどん、ユーリの世界が選択肢が広って、初稿よりも、ずっと広々した物語へ成長している。

「少女の序奏」は挫折や葛藤が多く描かれる作品になりそうだ。
自分にとっての悩みは、世界のすべての様に感じることがある。大したことはないと、頭のどこかでは理解していても、どうすればいいのかわからない。
周りは毎日楽しそうで、きっと、こんな気持ちなんてわかるわけない。なんて思いはじめたら、もう止められない。どつぼにはまったら、抜け出せない。
でも、ただそれを聞いてくれる人がいたら。そうだねと、ただそれだけでいい。
それだけで、潰されそうだと思っていた世界は、ガラッと変わってしまうものだろう。
そして、そういう人は、ちゃんとどこかにいるんじゃないか。と信じたい。

現実じゃ、そんな人に会うことも、そんな理論を信じることも難しいのもわかっている。だから、書くことで叶えてみようと思う。
だから、今日も向き合う。たくさんのヒントと、思い出と、原稿に。
世界に風穴があけられるように

劇団壱劇屋「ハツゲキ」

劇団壱劇屋の新企画!
劇団員の井立天・河原岳史・高安智美・湯浅春枝の四人による初めての挑戦。
四人の“ハツ”がいっぱい詰まった、四本連続オムニバス公演!

◎日程◎
2019年
9月20日(金) 14:30☆/19:00☆
9月21日(土) 14:30/19:00
9月22日(日) 12:30/17:00★
9月23日(月祝) 12:30/17:00
※上演時間は約120分を予定
※受付開始は開演の45分前・開場は開演の30分前
※未就学児童は入場不可
※☆マーク回はアフターイベント有
※★マーク回はFC会員様限定アフターイベント有


◎会場◎
HEP HALL(大阪市北区角田町5-15 HEPFIVE 8F)
※阪急梅田駅・JR大阪駅から徒歩すぐの、赤い観覧車が目印のビルです。

◎料金◎
一般 3500円
学生 2000円(要学生証提示)
高校生以下 無料
※全席指定 ※当日券各500円アップ
※【ハツワリ】9月20日(金)14:30/19:00にご来場のお客様は、各料金より500円オフ!
※【遠征割】近畿二府四県以外からお越しのお客様は、各料金の半額!(要事前予約、各回席数限定、ハツワリとの併用不可)
※【高校生以下無料】小学生〜高校生のお客様は、無料でご観劇可能!(要事前予約、各回席数限定)

◎作品◎

7つの身体表現が交錯する
エンターテイメントミステリー!
「マイ・マインド・コントローラー」 

作・演出・振付 井立天
演出助手:岡村圭輔

<あらすじ>
僕の意思で 動く 手足
すれ違う人は 皆
自分の意思で どこかへと 向かっている

思うように 動かない 手足
すれ違う人も 皆
自分の意思とは 違う方へと 向かっていく

導かれるまま たどり着いた その場所には
一人の男が 立っていた

「君は 誰だ?」

<出演者>
井立天
松田康平
山本貴大
(以上、劇団壱劇屋)

川本海紀(CESエンタテインメント)
白川優弥(ジャパントータルエンターテインメント)
寺井竜哉(STAR☆JACKS)
Ria
涼羽葵
和中香穂

===========

人生最大の転機を映像と演じる一人芝居!
「平凡な男の盗まれた決断」

作・演出・映像・出演 河原岳史
演出助手・映像オペ 半田慈登


<あらすじ>
僕は悩んでいる。
指輪を持って悩んでいる。
プロポーズをしようか悩んでいる。

いや、本当は悩むことなど何もない。
覚悟が決まらないだけだ。

決断しかねている僕の体に衝撃が走る。

ーーー指輪を盗まれた!!

犯人はなんともう1人の僕。

何がなんだかわからないが
取り返さないとやばいってことだけは分かる。


僕は無事に自分から指輪を取り返し
彼女にプロポーズできるのか…!? 

<出演者> 
河原岳史(劇団壱劇屋)

========

子どものままでいたかった私が描く
15分間のDANCE×ACT!
「True」

作・演出・振付・衣裳 高安智美
音楽 岡田太郎(悪い芝居)
演出助手 谷美幸


<あらすじ>
少女は林檎を売っている。
綺麗で真っ赤な林檎
ではなく
腐った茶色い林檎。
少女は林檎を売っている。
腐っていると知らぬまま。

だってお母さんが言うんだもの
この林檎を売りなさいって。

繰り返す日常
変わらないはずの毎日が
変わってしまった時

盲目の少女の目には何が映るのか。

本当の林檎は何色?

<出演者>
高安智美
藤島望
(以上、劇団壱劇屋)

安藤光輝

========

元自衛官、28歳。
あの日々の赤裸々なフィクション。
「少女の序奏」

作 湯浅春枝
演出 大熊隆太郎


<あらすじ>
たぁん、ざっざざっ

何一つ自分で決められない。
家では「母」の言うとおりに、
社会では「組織」の言うとおりに。

だぁん、ざっざ

この国で生まれたはずの私に世間は厳しく、
狭い社会は逃げ場を与えてくれない。

ぱぁん、ぐさ、どさっ

黙って従うのか、逆らうことが正解なのか。
私が私になるための物語。 

<出演者>
安達綾子
岡村圭輔
柏木明日香
湯浅春枝
(以上、劇団壱劇屋)

是常祐美(シバイシマイ)


◎ご予約方法◎

①チケットぴあ(事前決済)
<Pコード:495-796>
http://w.pia.jp/t/ichigekiya/
②演劇パス(事前決済)
https://engeki.jp/pass/redirects/link/623
④CoRich!チケット 当日精算
https://stage.corich.jp/stage/100797
⑤HEP HALL電話予約 当日精算
06-6366-3636(11:00~18:00)

※遠征割・高校生以下無料予約の詳細はハツゲキHPにて!
https://ichigekiyaoffice.wixsite.com/hatsugeki


◎スタッフ◎
舞台監督:新井和幸
照明:小野健(NEXT lighting)、井上みのり(NEXT lighting)
音響:大谷健太郎(BS-Ⅱ)
当日運営:渡辺大(Limited_Spice)
宣伝美術:河野佐知子
写真撮影:河西沙織(劇団壱劇屋)
宣伝映像:柏木明日香(劇団壱劇屋)
劇団制作:藤島望(劇団壱劇屋)
衣装:劇団壱劇屋
小道具:劇団壱劇屋
演劇協力:特定非営利活動法人 トイボックス
企画:劇団壱劇屋


◎劇団プロフィール◎
関西小劇場界で年がら年中活動している劇団。
身体表現と会話劇を織り交ぜ、日常を少しずらした世界観を構築する「世にも奇妙なエンターテイメント」シリーズ。
劇中の台詞を一切排除し想像力を刺激する、アクションが主役のエンタメ活劇「wordless × 殺陣芝居」シリーズ。
この二本を軸として活動を行っている。
今回は劇団初の試みとして、四人の劇団員による作品をオムニバス形式で上演する。

ロクソドンタフェスティバル2010にて優秀賞受賞。應典院舞台芸術祭 space×drama 2012にて優秀劇団に選出。第26回池袋演劇祭にて豊島区観光協会賞受賞。グリーンフェスタ2015にてBASE THEATER賞受賞。CoRich舞台芸術まつり!2016春にて最多クチコミ賞受賞。関西Best Act2017年下半期にて作品部門第一位。
CoRich!舞台芸術アワード2016にて「SQUARE AREA」が、同アワード2017にて「荒人神-Arabitokami-」が全国第一位にランクインを果たす。

◎お問い合わせ◎
劇団壱劇屋
080-6188-2546
ichigekiya_office@yahoo.co.jp(担当:藤島)



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