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時間操作
書こう、書こう、何を?もう随分と時間が経ってしまった。何を話したい?何を聞きたい?何を残したい?会話しなくては。繋げ、繋げ、繋げ。もういいかな。こんな夜には支離滅裂に。
ただ眠れなくてきっと眠りたくなくて、もう大人なんだから、もうあの頃とは違うのだから、"明日"に備えなければ。なんてことを考えながらも止まらない思考寝床へ動かない身体重たい心を引っ提げて夜にしがみつくそんな日々。眠ろうと眠らずともあと3時間もすれば現実のはじまり夢の終わり。朝起きて1番に浮かぶ言葉はしんどいじゃなくて愛おしいがいい。明日こそ。心に貴方を。
チャイムがなるまであと5時間。あの頃のチャイムとは違う。許されることが増えた分、許されないことも多いから。ああ頼むから気を失わないでいてね明日のわたし。
まだ話をしていよう。到着地点のない話を。人生を長く続けるにはあまりにも人生について考える時間がなさすぎる。わたしとしては短くてもいい寧ろその方が良い。ああどれくらいの時間をかけて誰かの中から消えていって、どのような手順で何かを手放して、最後にはどんな方法を使えば、誰ひとり泣かせず怒らせずに、、なんてことを考えてみたけれど、最適解は戻ること。はじめからなかったことに。
なんてことは当然叶わないし、そんな心など見えてない、明日ってやつは。容赦なくやってくるそれに潰されまいと、或いは潰されて尚、或いは潰されていることに気がつかずに人々は生きる。
救済がなくともどうか日の光が少しでも柔らかであるといいなんてそんなことを考えていた。