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持っているCDを聞き返す#4 Black Mahogani Ⅱ

Black Mahogani Ⅱ/Moodymann

2004年作

今年の4月くらいにたまたまユニオンに落ちていて購入。ミニアルバムですが。ムーディーマンはForevernevermoreが特に大好きだけど、他があまり聞けてないからなんとなく買った節がある。スピリチュアルジャズにアプローチが強くなってるとの説明が面白そうなので聞いてみる。

When She Follows
! ムーディーマンの声がする ムーディーマンの気だるげな、名前の通りちょっと不機嫌そうな声が好き
ベースの音がまっすぐ前に出てて、ビブラフォン?の音が後ろでリバーブかかって静かに流れてるの美しい…普通逆にしちゃわない?
あがってきたなー ドラムの細やかなサンプリング具合がムーディーマンっぽいですね…^_^いや、ドラムの置き方かっこよすぎ…

Rectify
頭から最高です 静かにあがっていく感じはForevernevermoreに似ているけど、ここまでジャズ、しかもストリングスのベースを全面に出してるのが意外だった
流麗で美しい… これは買っておいてよかったな
けばけばしくなく、質がよくて踊れる 

Dirty Little Bonus Beats
こういう女の人の声のサンプリング大好き
日曜の昼に聞くアルバムとして正解を導き出した気がする
ここまでジャズからサンプリングしてるっていうのが本当に意外で、もっとソウルとかファンクとかから引っ張ってくるのかな?って思ってた
全体を通して気だるげで曇り空みたいな雰囲気でそれがすごく良い

When She
最初なに!?面白い
一曲目のリミックスだと思うのですが、ところどころ声をサンプリングしてコラージュしてるのが面白い し、本人の声もちょっと違う響き方をしてる
リミックスにしては実験しすぎてて非常に良い・かっこいい 前三曲の要素を全部入れてる?
あー硬派なハイハット気持ち良すぎるー 一生これで踊れる 


すごく質がよかったし、個人的に自分がムーディーマンに求めていたものをもらえた。
メロディを大胆にそのまま使っている部分はあるけれども、それをサンプリングという手段を用いて自分の音楽に昇華している姿勢がかっこいい。
もう一回Black Mahoganiを聞いてみようと思った。
上にも書いたけど、ムーディーマンの音の世界観ってなんとなく曇り空みたいな部分がある気がしていて。頬杖をついてぼんやりそれを眺めているような…。でもその少しの暗さと、その内で静かに燃えているものが混ざり合って、それが踊らなきゃどうしようもない気持ちにさせるから大好き。
他のアルバムももちろん聞き返そうとは思うけど、彼自身のDJプレイを聞きたいなー 日本また来てくれないかな。

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