アドベント連句のおしらせ(2021冬-2022春)
※この記事は@your_reの相互フォローさん向けです。あしからず。
もう師走! そうだ、アドベント連句がやりたい! というわけでアドベント連句の説明記事です。
★参加者受付終了 開始準備中★
更新履歴
2021.12.13追記 参考文献(Q7)
2021.12.13追記 花と月について(Q8)
2021.12.13追記 ツイート時の注意
概要
目的 人々と言葉で遊び、作品を作り上げながら春を待つ
とき 12月初旬~巻き終わるまで(1月以降)
ところ Twitter
参加者 ゆあれ、ゆあれと相互フォローの人(ジャンル不問)
連句とは?
連句ざっくり
575に77を、さらに575を、連想しながら付けて(=巻いて)いく
指定の季節の季語を詠み込む 何句めにどの季節を詠むか決まっている。季節指定の句→季語を入れる(77でも)。季節指定がない「雑」→季語を入れない
一歩も後に帰る心なし──止まったり戻ったりせず、常に前へと進む。以前出た語は避ける
アドベント連句の決め事
連句にはたくさんの決め事があります。が、今回は、以下のみ守ればよい、ということにします。
※主催が連句に不慣れであることや、さまざまな方が参加されることを考慮したものです。ご承知おきください。
構成表に倣う(指定される季語や花・月に従う)※構成表は参加者数が決まったら作ります
花・月・発句・挙句は、同じ人が何度も詠まない
ゆるゆるとやる
捌き手なし(基本的に、出された句がそのまま使われます。「これで大丈夫かな」と不安な場合のご相談は歓迎です。が、主催も初心者ですことご承知おきください……)
1ターンは1週間までで。パスあり。1週間以内に句が巻かれなかった場合は、主催が次の人を指名 ※月曜に回ってきたら、翌月曜中に巻く
1日1句のみ巻く(順番が回ってきた日に句を思いついても、一晩寝てから巻く)
ジャンル越境
ジャンルを問いません。無ジャンル、自ジャンル、他人のジャンルへの挨拶句など。
他人の句をどう解釈してもよい代わり、自分の句を知らないジャンルとして解釈されても、おおらかに受け止めましょう
連句を巻く時には、以下のようにツイートしてください。
※句にスペースは入れない(特に意図がある場合は可)
× 初雪の 紗ひらく 夜行かな
○ 初雪の紗ひらく夜行かな
【参考】既存ルールを知りたい方へ
やまぐち連句会さんのページを紹介します。
「座の仕組みと連句のすすめかた」
基本的な用語などがわかります。
「基本的な式目」
【最低限の決まりごと】が書いてあります。今回は上記「今回の決め事」のみで運営しますが、ご関心あればご覧ください。己にルールを課す分には自由です。なんなら調べるともっと多くの既存ルールがある。
「その他のいろいろ」三十六歌仙の構成表
句数は調整中ですが、「歌仙(スタンダードな36句)」の構成表を見ておくといいかも。
その他注意事項
長いですが、ご参加希望の方は、お目通しください。よろしくお願いします。
ご参加にあたって
下部のGoogle formより、参加表明をお願いします。
締切:12/12(日)15時
参加したい人のみならず、途中から参加するかもな人、今回は見るだけの人、いずれもご回答いただけると幸いです。
連句の構成について
句数は最初の参加人数により決めます。〜6名: 24句、7〜11名: 36句(歌仙)を検討しています。もしもいきなり12名以上になったら、2巻に分けて同時進行で巻くかも……
途中参加歓迎です。また、一句だけ巻きたい、などにも対応したいと思います。できるだけ平等に巻けるように考えますが、一人あたりの句数がバラつく場合があります。
発句(1句目)は投票制です。主催が出す3案から、Google form内で投票してもらいます。 ※本来、発句はお客さんが詠んで、主催は脇(2句目)を付けるんですが、すみません!
巻く順番は、最初は主催が指定します。様子を見て、自由にリプライ指名制にしたいと思っています(連衆の個性や得意分野がだんだんわかってくるはず)。
巻いた連句の取り扱いについて
連句を引いてコメントを添えたり、巻かれた連句を画像にしてツイートしたりすることは自由に可、とします。その際、各句を誰が巻いたのか、わかるようにしてください。
上記を了承いただける方のみ、お申込みください。
参加フォーム
参加フォームはこちら! → アドベント連句(2021冬-2022春)参加希望フォーム
Q&A
いただいたご質問への回答です。
Q1. 句が詠めない。 / 句や歌を詠むことが困難である。
575か77になっていれば大丈夫! ちょっとくらい字余りでも字足らずでも大丈夫。後の人がなんとかしてくれます。気軽にどうぞ。
でも苦痛を伴う場合には無理せず。一句だけ巻く、でもOKです。ご相談ください。
Q2. 五七五と七七で連想ゲームをしていって、たまに季語の縛りがあるっていう解釈で合ってますか?
鋭い! そういう感じです。連想ゲームの中でも、以前出た情景に立ち戻らず、前へ前へ進むというのがポイントです。
あとは「季語だけではなく『月』とか『花(桜)』、『恋』など指定がある」、ですかね。
Q3. 「前に進む」とは、以前に詠まれた情景・感情・言葉は×ということでしょうか?
そうです! ……「感情」はどうだろう? 全く同じ感情、はやはり避けたほうがいい気がしますね。
「前に進む」には、巻かれてきた句を眺めながら、「進む、止まらない、戻らない」と念じつつ、次はどこに足を踏み出そうか考えるイメージでやっています。新雪を探せ。
Q4. 締切はありますか? あるとしたら、パスは出来ますか?
締切は、順番が回ってから1週間とします。それを過ぎた場合、私の方で次の人を指名します。自発的パスもありです。この時期は皆さん忙しいですからね……無理せず……。
Q5. 季語って……どうしたらいいの!?
短歌詠みの方などは特に、季語を難しく感じる場合もあるようです。が、季語を眺めるだけでもイメージが膨らんで楽しいと思います。
きごさい歳時記
「春の季語」などクリックすると、季語一覧がぶわっと表示されます。
季語をクリックすると、解説や、例句が出てきます。インターネットには他にも季語サイトがあるので、お好みで。
「歳事記」という、季語をまとめた本もあります。紙の本を用意するのもお勧め。私が持っているのは角川書店の『合本俳句歳時記【大活字版】』。
Q6. 誰が来るの?
すみません、私にもわからない! こんな謎の企画に手を挙げてくださるような、勇敢で聡明で雅なフォロワーたちが集まるのは確か!
Q7. 連句の参考になる本などありませんか?
俳句漫画『ほしとんで 05』に、連句を巻く話が出てきます。かなり雰囲気がつかめるかと。
文章だけの本だと、『歌仙はすごい-言葉がひらく「座」の世界』、『歌仙の愉しみ』などおすすめです。いずれも、決まった3名が歌仙(36句)を巻いていく記録。巻いている間のお喋りパートも面白く、連句の思考をたどりやすいです。
【追記】深沢 眞二『連句の教室 ことばを付けて遊ぶ』がわかりやすかったです。
Q8. 季語の花は桜限定ですか?
今回は、「花」指定の場合
・「花」という語を入れ「桜の花」を表す(「桜」は言わなくてよい)
・ただし、比喩的な「花」もあり(花嫁、花婿、塩の花、など)
とさせてください。
(参考:深沢 眞二, 連句の教室 ことばを付けて遊ぶ, 平凡社, 2013 , p97.)
ついでに「月」については、以下のいずれも可とします(参考:同p96)
・「月」と明記
・「有明」「十五夜」など月の別の表現
・月を意味する何らかの比喩
なお、「秋の月」の句に秋の季語は不要。ただ「月」と言うと「秋の月」になるため。春・夏・冬の月には、季語を入れる。今回は「夏の月」があるので、夏の季語と、「月」または「月を表す表現」を入れる。
※念のため他の本もあたり、ざっと実例を見てみたところ、だいたい上記で外していないようでした。見落としもあるかと思います。私も勉強中ですので、他のご意見があればぜひご一報いただき、一緒に考えさせてください。よろしくお願いします。
おわりに(あるいは、この連句のはじめに)
連句は、メンバーと一緒に言葉の力で遠くまで旅することができる、楽しい遊びです! よろしければぜひ一緒に、連句を巻きながら、冬から春を待ちましょう……!
なにかあれば以下マシュマロ、またはリプライでお気軽にお問い合わせください。ご一緒できるのを楽しみにしています!
ごきげんオタクライフに使わせていただきます🌱