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B’z 松本孝弘様への手紙~Part1~

拝啓 松本孝弘様

あなたがB'zのギタリストとして世に出てから、もう30年以上経ちます。
3月の誕生日で還暦(!)を迎えられましたが、決して落ち着くことなく私好みのヘヴィでハードなギターをあいかわらず鳴らし続けてくれています。

ファンクラブに入らないとライブのチケットが取れないらしい、ということで「B’z Party」に加入しておりますが、季節ごとに送られてくる会報のクオリティの高さ、誕生日、クリスマスに送られてくるカード、毎年の更新記念品…、この会費でこんなにいいのか⁉といつも恐縮しております。
某アーティストのファンクラブに加入しているうちの妻からも「B'zのファンクラブってすごいね~!いいなぁ~。」と賛辞の言葉をいただいております。

ちょっと前に「やむなく会費上げます、ごめんなさい。」ということで年会費が上がりましたが、不満に思ったのは多分会員の数万人に一人ぐらいだと思います。

と、まあいかにも長年のファンである様な言い方をしておりますが、実は私、ファンクラブに入ってからは5年足らず。
「俺、B'z好きなんだよね~。」と胸を張って言い始めたのもまだ10年足らず…。
こんな私がB’zについて、松本さんについて、こんなブログで書いていいのだろうか?と思いながらも筆を進めています。
(注:まぁ松本さん本人が読むことはないんでしょうが、今回はこの様な文体の方がおもしろいかな、ということで書いております。読み始めてしまった方は、ぜひこのままおつきあいください m(__)m)

ここまで読まれてわかるかと思いますが、今はあなたのことをギタリストとして、コンポーザーとして、プロデューサーとしてめっちゃリスペクトしています!
でも告白すると、実は初めからこんな風にあなたのことを思っている訳ではありませんでした。

私があなたのことを初めて知ったのは、B'z結成の何年か前、一人のギタリストとして様々なアーティストのサポートギタリストとして活躍していた頃。

高校生だった私は高校入学と同時に手に入れたギターに夢中になり、ギターがもっとも目立っているヘヴィメタル・ハードロックを聴き、ギターでコピーして演奏する、ということにどっぷりのめりこんでいました。
そんなどちらかといえば非常に男臭い音楽の中で、当時とても稀有な女性ヘヴィメタル・ハードロックのボーカリストとして活躍していたのが、今も現役バリバリで超絶ハイトーンボーカルを披露している「浜田麻里」様。

「女性でこんなハードなRockを歌っているんだ!しかも超!歌うまいし!めっちゃ美しい…(≧◇≦)」
ということで当時の私はとても彼女に憧れていました。

当然、彼女が掲載されている音楽雑誌等は読んでいたのですが、ある日読んでいた雑誌(多分「ロッキンf」だった)にニューアルバム発売に関してのロングインタビューが掲載されており、その記事の中で彼女とツーショットで写真に写っていたのが、そう若き日の松本さん、あなただったのです。
そのアルバム(たしか「Blue Revolution」)、松本さんがギターで参加していたので2人にインタビュー、ということになったのだと思います。

恥ずかしながら当時(高校生)の私、その写真を見て、とてもジェラシーを感じてしまいまして、
「なにお前、彼女の隣で彼氏みたいな感じで写真撮っちゃってんの!」なんて…。
いや、お恥ずかしい限り…(-_-;)
多分雑誌のライターの方、カメラマンの方の指示で2人写真に収まったと思うんですが、世間知らずの地方の若者にはそんな想像力はなく、ただ一方的に理不尽な嫉妬心を募らせた。
あなたとの初めての出会いはそんな感じでした。

その後私は大学に進学。
髪を伸ばし、軽音部に所属し、バンド三昧の日々を送っておりました。
そしてB’zとしてデビュー後のあなたと再会します。もちろん実際に会った訳ではありません(当たり前ですが)。
多分「太陽のKomachi Angel」が流行っていた頃だったと思います。
当時つきあっていた彼女も「あの娘は太陽のKomachi♪Angel♪」って歌ってました。

ゴリゴリのハードロッカーだった僕は
「なんだこの軟派でモロ売れ線ねらいの曲は―――!」
と思ってしまいました。
でもそんな曲を私の彼女がノリノリで歌っている。
そんな彼女を苦々しい思いで見つめる私。2回目のジェラシー…。まぁこの時のジェラシーは松本さんより稲葉さんへのものだったかもしれませんが…。
とはいえ、またまたあなた様の印象は良いものではありませんでした。

当時、何かの雑誌のインタビューで
「僕らの音楽のルーツは、エアロスミスあたりなんで…。」
とあなた様が答えていたのを、一緒にバンドをやっていたメンバーと
「エアロスミスだってよ!全然やってる音楽違うじゃね~か!」
とディスっておりました。なんと恐れ多いことを言ってたんでしょう!

でも今ならわかります。
あなたは確信していたんですよね?
「まずは売れなきゃ生き残れない!」と

そして確かなビジョンを描いていたんですよね?
「まずは“圧倒的な結果”を出してから、自分たちの好きな様にやる!」と

当時は空前のバンドブーム
多くのバンドがデビューしては消えていきました。
いいバンドもたくさんありましたが、様々な理由で解散やフェードアウトしていきました。

私もいつかはバンドでCD出して大きな会場でライブできればいいな~なんて妄想していましたが、ただカッコイイ曲を作ってライブがんばってやってればいけるかも…と考えるぐらいで戦略的なことなんか、な~んも考えてませんでした。

そんな中、あなた達の作る音楽は着々と大衆の心をつかんでいきます。
私も、こちらから聴きに行ってる訳ではないのに日々B'zの曲が耳に入ってきます。CMから、ラジオから…知らないうちに。
そして私自身のB’zへのかかわり方も変わっていきます。

あんなに“売れ線ねらい”なんて言ってたのに…
GEOで「BLOWIN’」のCD借りちゃうし….。
あんなにディスってたのに…
「LADY NAVIGATION」のギターソロがんばってコピーしようとするし…。

もう認めるしかありませんでした。
「松本孝弘って、ギターめっちゃうまいし、スゲ~な!」と。

…おっと、いつかは誰かに話してみたかったあなたへの想い、気がつけば結構長々と書き連ねてしまいました。
まだまだ、この時からファンクラブに入る様になるまでの私の変化についても書いてみたいのですが今回はこの辺で失礼します。
ごきげんようさようなら。
                           
追伸
ありがとうございます!B'z 全曲サブスクでの配信解禁!
ありがとうございます!「5ERAS 8820-Day1~5」のDVD&Blue-ray化!
完全受注生産のCONPLETE BOXを予約するかどうか期限いっぱいの5/31まで悩む予定です(-_-;)
                           




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