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「潔く」「謝れる」人になろう

某市長の金メダル“かみかみ”問題。
調子に乗っちゃったおっさんの軽はずみな行動が大ニュースとなってしまいました。結局金メダルは交換されることになったということで良かった(^^)

その某市長の謝罪している様子をテレビで見ましたが、それを見て
「ありゃ~この人謝るの下手だな~。」
と思っちゃいました。

本心でどう思っているかは本人にしかわからないことですが、な~んか不本意な感じというか「なんで俺が謝らなあかんねん」と心の底では思っているんじゃないか?という風に見えてしまう。実際そうなのかもしれんけど…。
やっぱりあれほど注目されている人であれば、謝る時は「本当に申し訳なかった」という態度を前面に出し、しっかりと謝るべきだと思います。

さてここで若かりし頃の僕のエピソード。
大学卒業後、新卒で入った会社で日々悪戦苦闘していた頃の話。
具体的な説明は省きますが、職場でバタバタ作業していてある機材をバターン!と倒してしまいました。
それをたまたま見ていた当時の僕の上司が
「あー!お前ー!壊したんちゃうか~?(上司は関西弁でした)」
と言われ、動転していた僕はとっさに
「いや…ここが引っかかって…。」
と言ってしまいました。

それを受けて上司は
「お前、いっつも言い訳ばかりやな…。」
と言いながら倒れた機材を確認していました。

そう言われて、まだまだ人間的にできていなかった僕はムッとしてしまいました。
しかしよくよく考えると上司の言ったことはその通りで、自分のそれまでの言動を振り返ってみると「そういえばその通りだな…。いっつも謝るより先に言い訳してたな俺…。」と思わせてくれました。

それから僕はこういう決断をしました。
「よし!これからは相手が悪いと思っても、自分に1%でも非があればまずは謝ろう!」
そしてその通り実行しました。

それからは、腹がくくれた、というか覚悟ができたので、
「えっ?それは本当に俺のせい?」
という様な状況でも、
「あ~、あの時もう少し詳しく説明していたら今回のことは起きなかったかもなぁ?俺にも責任はあるな!」
と素早く思い直し、
「申し訳ありません!」
と素直に言える様になりました。

そうすると相手は、自分の不満に思っていることが伝わったという安心感を感じるし、こちらの「潔さ」みたいなものも伝わって、それ以降は大きなトラブルになることはほとんどなかったです。

何か自分が責められた時に、
①まずは保身に走り言い訳をする。⇒自分のことをまず第一に考えている。
②まずは自分の非を認め謝る。⇒ 相手のことをまず第一に考えている。
①と②では相手の印象は雲泥の差があると思います。

時にはまったくこちらに非がないこともありますが、その場合も一旦お話をよく聞いてから、やんわりと説明してあげれば、誤解を解くとこができます。

謝った後は、「経緯・原因を説明」「これからどうするか(改善策)?」まで言えたらベターです。

なんでもかんでもペコペコと「すみません。すみません。」と謝るのとは違いますよ。
あくまでも、ここはしっかりと謝るべき、というところを見極めてしっかり謝る、ということです。

あ、でも時にはこんなことを言われたこともありました。
「謝ればいいと思っているんでしょ!」
発言の主は…妻です。やはりタイミングも大事です。






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