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金融リテラシーより、会話リテラシー

A「初めまして」

私「あ、どうも…」

A「失礼ですが、お名前は?」

私「え、あ、たなかです」

A「下のお名前は?」

私「えっ」

A「今、おいくつですか?誕生日は?」

私「ちょ、ちょま…」

いや、本当に大変失礼である。
失礼ですが〜と言えば許されると思っているのかもしれないけど、次に聞いてくるのは住所とか年収とか銀行口座の暗証番号とかプロポーズの言葉とかファーストキスの場所とかに決まっている。絶対に教えたくない。絶対に。

Aさんとは、夕方になると会社前に待ち構えている保険屋さんのこと。実は今、保険を見直そうとしている私は、本来ならば彼女たちのどターゲットである。でも、そんなことAさんの前では絶対に言えない。


ところでちょっと話は逸れるんですが、保険って激ムズじゃないですか。
死ぬほど重い腰をあげて、自分が死んだとこのこととか考えて必死になって挑んでるのに、結局どれがいいかわからくて、はい死亡。生命保険に入る手前に何回死ねばいいの?

NISAとかiDeCoとかは何となく勉強してわかってはきたんですよ。ユーチューブでわかりやすく教えてくれたりする人も多いし、とにかく一回やってみようってノリでも何とかなる気がしてきたというか。ところが保険に関しては、読む本によって貯蓄型の生命保険にダマされるなとか収入保障保険がいいとかやっぱり掛け捨てはもったいないとか言ってることが結構違くて、ぜんぜんわからん。しかも一度契約するともうやめられない(元本割れる)という恐ろしさもあって、なかなか決断もできないし。

特約とかも、え?何?結局何か事が起こったときに自分の保険内容を覚えてたりしなきゃいけないんでしょ?ちがう?
みんなどうしてるんでしょうね、このあたり。ふわふわっとやってんのかな。それとも東大の頭いい人とかは一瞬で自分に何が必要で何に入るとどうなるかとかわかったりするんでしょうか。生命保険とか携帯料金の説明とか、一般庶民には世の中のハードル高くて爆死ですね。

いろんな保険会社さんを提案してくれる総合代理店みたいなところも、相談無料という時点で怪しいというかそんなわけねーだろみたいにも思うし。(でもみんなほとんど行ってますよねー)結局のところ、自分で一回死んで(ここでは「死ぬ気で頑張って調べて」の意)、自分や家族の考え方に一番近いのを見つけるしかないのかもね、とか思っています。今の時点では。

はい。それで保険については誰かプロフェッショナルな人に相談したいんですよ。本当は。
でもね、初対面で誕生日とか年齢とか個人情報ゴリゴリに聞いてくるようなタイプの人(そういうスタイルの仕事の仕方)と一緒に、大切なお金の話できなくないですか?
今のご時世、インターネットでの個人情報に気をつけろとかいろいろ言うじゃないですか。それを正面切って根掘り葉掘り聞いてくる人は、もう危ない人ですよ。合コンでももう少しうまく聞き出そうとするのに、ビジネスで合コン以下の手法使ってんじゃねーよ。下手かよ!

もう少しこう、勧誘するにしてもそもそものビジネスの仕組みとしても、時代に合わせた簡潔な方法ってないもんですかね。

すいません。なんだか少し真面目な話になってしまいました。

え?ファーストキスの場所ですか?
神社です。

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