心理判定員という職業

求人を見ていると、心理判定員という仕事があった。初めてきく職種だが、心を判定することできるのか?!と気になった。

心理判定員の仕事は、療育手帳の交付・更新や、相談に来た子どもへの関わり方を知るために、知能検査・発達検査・人格検査をして、発達相談や障がい相談、継続的な心理面接をする仕事のようだ。

ちなみに、児童相談所で働く心理判定員を児童心理司といい、仕事内容としては相談者の問題行動、症状の軽減、改善のための心理療法(カウンセリング・遊戯療法・家族療法)のウエイトが多く占める。

心理系の職種というと、臨床心理士や公認心理士をよく目にするが、それ以外にも心理判定員という仕事があるのか。

惹かれる点が二つある。一つ目は、知能検査・発達検査・人格検査という判断が出る検査があるというところ。いや、検査結果をみて人間が判断するのかもしれない。私はどうしても自分の判断に自信がない。「これでいいかな?」となんでもまわりにきいてしまう。そういった点で、ある程度方向性を自分以外のところ(検査)で出してくれることは心強い。心理系職業の方からは「ナメるな!」と怒られそうだ。

二つ目はこども相手というところ。高校の家庭科の教員を目指していたから小学校・中学校・高校の児童生徒を対象としている職業には惹かれる。

心理判定員という職業が気になって、「児童相談所が子供を殺す 」(文春新書)著者: 山脇由貴子を読んだ。攻撃的なタイトルだがそうしてでも1人でも多くの人に児童相談所の実情を知ってもらいたかったんだろう。児童心理士の仕事内容は他職種との関係性もイメージできる本だった。

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