信じられない

死ぬのが怖い。
わたしという存在が消えてしまうから。

死後の世界とか、
幽霊とか。

信じていた。
信じようとしていた。
あったらいいなあ、
ひょっとしたらあるんじゃないかな？

わたしに突きつけられた"死"。
本当は幽霊なんて、死後の世界なんて信じちゃいなかったんだと思い知る。

人間の人格なんて、どうせ電気信号だ。死んだら終わり。
死んだ先も人格が残ってるなんて、信じられない。

だから怖い。死ぬのが。

わたしの存在が消えてしまうのが。