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アオハルサクセス#1

自分の携帯からけたたましくアラームが鳴る
〇〇 もう朝かよ…早いな…

〇〇は眠い目をこすりながら携帯を見る、
時刻は朝6:30

〇〇 雨は…降ってないか…

外が晴れていると空模様とは真逆に自分の気持ちはどんよりとする

〇〇 ったく…なんで梅雨なのに雨降らねえかな

〇〇はそう言いながら階段を降り、リビングに向かう

〇〇 母さんおはよう

〇母 おはよう、ご飯出来るから早く食べて支度しなさい、遅刻したら監督からの説教があるんでしょ

今起きてきたのは【齋藤〇〇】
乃木坂高校に通う高校2年生で2人姉弟の弟
野球部に入っている

〇〇 いただきます。 あ、母さん今日帰り夜遅くなると思う

〇母 分かった、大会前だものね、ちゃんと頑張りなさいよ。母さんも応援行くつもりだから
そういえば、さくちゃんも絶対勝ち進んで欲しいって言ってたわよ

〇〇 まあ、あいつ吹部だからな

〇母 それに応えるためにも部活頑張りなさい

〇〇 わかったよ、ご馳走様でした。じゃあ行ってきます

そう言って家を出発する、そして隣の家の呼び鈴を鳴らす

??…はーい、ちょっとまってて。
………
??…ごめん!おまたせ!

〇〇 そんな待ってねーよ

?? そう?なら良かった。早く学校行こ!


こいつは幼なじみの遠藤さくら
隣の家に住んでおり、同じクラスで吹奏楽部に所属している。
小学校からの付き合いがあるいわゆる幼なじみだ

さくら  やっぱり夏の大会迫ってるから練習結構きつい?

〇〇 そうだね、先輩方の最後の大会だから必死になってみんな練習してるし

さくら そーだよね、〇〇は背番号貰えそう?

〇〇 順調に行けば貰えると思う、一桁貰えるかはわかんないけど

さくら  良かった、ちゃんと試合出るとこ見れそうだね

〇〇 お前もちゃんと応援してくれよ?

さくら 分かってるもーん

とか他愛もない話をしていたら気付けば学校に着いた

〇〇 じゃあ俺朝練行くからまたな

さくら はーい、また教室でね

そう言い別れたあと、〇〇は部室に向かい、練習の用意を済ませ、監督の元に向かう

〇〇 秋元監督、おはようございます

秋元 おお、齋藤か、今日も早いな

〇〇 ありがとうこざいます

と、挨拶を済ませ準備をしていると部員のみんながやってくる

部員A 〇〇おはよ!

〇〇 おはよ、今日も相変わらず元気だな

部員B 今日もお前は例の幼馴染と一緒に登校か?

部員A 羨ましいよな、うちのマドンナ的存在と毎朝一緒に登校できるなんてな

〇〇 家が隣で小学校からの付き合いだからしょうがねえだろ、ほらさっさと練習するぞ、じゃなきゃ監督から怒られる

部員A,B それもそうだな、そろそろ行くか

そうして練習に向かっていく〇〇達
30分ほど汗を流したあと、監督から集合がかかる

秋元監督 集合

部員 ハイ!

秋元監督 分かってると思うが、夏の大会まで残り1ヶ月を切っている、来週には背番号を渡すつもりでいるからそのつもりで練習に励んでくれ、これで今日の朝練は終わりにする
あ、〇〇は着替えたら俺のとこに来るように

〇〇 分かりました

秋元監督 じゃあ解散

主将 気をつけ、礼

部員 ありがとうこざいました!!

しばらくして

〇〇 監督、なんでしょうか

秋元監督 お前の仲いい人に吹部の遠藤っているだろ?いつぐらいから応援に来れるか確認しといてくれ

〇〇 分かりました

そう言って〇〇は教室に向かう

〇〇 さくら?ちょっといいか

さくら ん?どーしたの?

〇〇 吹部って野球部の応援いつぐらいからこれそう?

さくら んー、準々決勝くらいだったと思う

〇〇 分かった、ありがと

さくら そこまで絶対勝ち上がってよね!

さくら(〇〇のカッコいい姿見たいし)

〇〇 ん?なんか言ったか?

さくら な…なんでもない…!///

〇〇 そうか、ならいいけど

キーンコーンカーンコーン

そういう話をしているうちに始業のチャイムが鳴った


to be continued…


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