地図がよめない女…

方向オンチである。

昔、学校でオリエンテーリングがあり、私を含む班長は各ポイントの下見に行ったが、本番当日、うちの班だけ迷った。原因は下見に行ったくせに道をすっかり忘れた私である。

それからも最寄り駅から10分で着く会社に32分かかったり(寄り道や迷い道をしたおぼえはなかったが)、コンサートチケットが当たったが会場にたどり着けずにあきらめたり、まぁ、いろいろある。

大病院で検査を受ける事があって、書類をはさんだクリアファイルに描かれた院内地図でMRI室を目指していたら、なぜかたどり着いたのは「CT室」。

その時は通りかかりのお医者さんに異変を気付かれて(予約時間が近づいており焦って涙目になっていた)関係者用の通路を通してもらい事なきをえた。

だが、スマホを手に入れて、私は変わったのだ。


そう、あの「Goo○le map」である。

かつて、「音声案内をスタートするには“オッケー○ーグル“と言えばよい」と聞いて持っていたガラケーに何度も呼びかけていた悲しい過去は機種変更と共に捨てたんだよ!

これからはもう「東西南北はすべて敵」なんて言わなくていいんだよ!


意気揚々とマップを起動する。


何やら矢印が出てきた。

あっ!矢印通りに進んでるじゃーん!さすがだね!


しかし、いつまで歩いてもまだ目的地に着かない。


何かイヤな予感がして、反対向きに歩いてみた。

矢印はやっぱり歩いた通りだ。


…この矢印は進路を示すものじゃなくて、私が歩いてる道を示してるだけかぁぁああ!!


というわけで、未だに東西南北とは冷戦状態のままである。チキショー!