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君にはわからないだろうけど、未来的に、死んでもいいと思うことがあると理解した時、人は日記を書く 記憶、思想、愚痴、夢、 「忘れぬよう」ではなく、忘れてもいいように その思想が侵されても、侵される前の思想が存在したことを示せるように たとえそれを読む人がいなかったとしても 読めたところで理解できなくても わたしはここにい「た」 その声明一つあれば良い 探してねほしのひと 偉大な兄弟なんていらなかった カロンの君さえ、もしも、いてくれたなら 追放の先、先の見えない闇の中
吐く息白く「ぽっぽ」と唄う 人で溢れる昼下がり 人のふりしてはみ出すレール 立ち入り禁止 忘れたマキアージュ 不織布に祈りをかけた ゆるされないね 何もかも 当てのない旅も、素顔のままも 未納の年金とか 「ここが地獄?」 ごめんね大王 笑えぬ冗談吐く舌抜いて でもまだ「ぽっぽ」の真似事していたい 「生きていたいよ、嘘じゃないよ」 だからまだ殺さないで サザンクロスはまだ遠く 時が来たら自分で目指すから レールの外に咲く桜達 「また会いましょう」と笑い、花びらが舞う