【詩】Mint tears
Mint tears3部作1作目
どうしてそんなずるいことを言うの。伝い落ちた雫は今になって頬を灼く。
見上げた青天はガラスの様だと思った。
透明だから青が透けて見えて、けれどきらりと鋭くて、この眼に傷をつけるから。
私は夜を待っている。こんなウソだらけのパステルグリーンから解き放ってくれる、紺色に煌めく夜を。それなのにあなたは気付いてくれない。私が夜を待つことも、本当の私はこんな色でないことも。だからあなたは朝を待つ。私が、あなたの好きなパステルグリーンに染まるのを無邪気