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知識が増えるほどコミュニケーションが下手になる理由

・自分の言いたいことが伝わらない
・伝えたけど分かってもらえてる気がしない
・そもそもコミュニケーションが苦手
・どう話したら良いか分からない

そんな話がコンサルしているとよく出てきます。


やはりコミュニケーションがしっかり取れないと

関係性が深まらなかったり、
すれ違いが多くなったり、
気づいたら不満をぶつけ合っていたり、

色んな問題が人間関係の中で起こるわけです。


こんな時ってあなたならどうしますか?


おそらく、
コミュニケーションに課題があならば、
コミュ力アップのための勉強を
すると思うんですよね。


僕のところに相談に来る方々も
皆んなコミュニケーションの勉強とかは
ちゃんとしています。


しかし、ここに落とし穴があるんですよね。


確かに知識を取り入れることは必要ですが、
実はこれがコミュニケーションを下手にする
要因になる場合もあるんです。


それは一体なぜなのか。


どういうことかというと、
コミュニケーションが上手くなる最大のコツは
相手の[感情、本音、価値観]などを

感じながら話すことにあります。


これがなかなかできないんですよ。


これは文字にするとこれで終わりですが、
実は凄く奥が深いんです。


相手とコミュニケーションを取るには

・相手から何を聞くか
・どういう流れで聞くか
・何をテーマに話すか
・どんな言葉を選ぶか
・どんなふうに話すか

を考えながら話しますよね。


この辺を学ぶためにコミュニケーションの勉強を
多くの人はするじゃないですか。


僕もそうやって勉強しました。

たくさん勉強して、
人の心理にも詳しくなり、
どんどん知識を増やしたんです。

しかし僕は大きな落とし穴に
気付いてませんでした。


というのも、

・相手から何を聞くか
・どういう流れで聞くか
・何をテーマに話すか
・どんな言葉を選ぶか
・どんなふうに話すか

などのこれらは、
相手の心を感じ取った結果で
変える必要があるわけです。


《相手の反応を見て、そこに合わせる》
という当たり前のことなんですが、
それができてませんでした。


そしてここに落とし穴があるのですが、

知識を覚えてスキルを会得すればするほど、
「目の前の相手を感じる」というド基本が
できなくなっていたんです。


結局のところ、知識やスキルが増えると
頭の中はそこに相手を当てはめようとしたり、
スキルをどうやって使おうかを考えていたり、
相手を感じることを疎かにします。


つまり頭の中は自分のことでいっぱいなんですよ。


ファッションで例えるなら

・この服とこの服を合わせればオシャレ
・この色とこの色の組み合わせはオシャレ
・この小物を足すとワンポイントになる

みたいな自分の学んだ知識をベースに
そのファッションの知識を
相手に押し付ける感じでした。


その知識をどう使おうかしか考えおらず、
相手の体型、年齢、性格、雰囲気などを、
感じ取らずに無視しているので、
何も相手に合ってないわけです。


そりゃ上手くいきません。

逆の立場でも嫌じゃないですか?


せっかくあなたと話をしているのに
相手の頭の中が
「どうやってこの知識やスキルを使おうか」
で一杯になっていたとしたら…

ちゃんとこっちを見て、
こっちに集中して話してよ!

って思いますよね。


つまり勉強したことを使おうとすればするほど、
相手を感じることができなくなるわけです。


これは知識やスキルが増えるほど
起こる現象なんですよね。


僕はここに気づかなかったので
何度も失敗しました。


自分の知識を相手に押し付け、
ドヤ顔で色んな話をするわけですが、

それは勉強したスキルを使うための話であって
相手のことは何も見てないわけです。



だから彼女とケンカした後に
大切な話をしようとしても

「何その薄っぺらい自己啓発みたいな話…笑」

と、鼻で笑われなこともありました。


彼女は僕が何も見ていないことを
無意識に感じ取っていたわけです。


こんな状態でどうやって人間関係を築くのか…
って感じですよね。


そんな浅い知識とスキルを使ったところで
全く関係性は築けないわけです。



僕は運良くこの彼女と向き合う中で、
自分の浅はかさやエゴが浮き彫りになって

「相手を感じながら話す」というド基本に
ようやく立ち戻ることができました。



そうして相手のことを感じ、
その感じたことを元にして
自分の引き出しから知識を使うと
全くコミュニケーションの質が変わります。


「目の前の相手を感じる」がベースにあると、
相手に合わせた対話をすることができ、
これまでの知識やスキルが活かせるんです。


先程のファッションアの例で言えば
自分のファッションの知識を
ただ自己満足で語るのではなく、

相手の
・年齢
・体型
・動機
・性格
・雰囲気
・状況
・経緯

などをちゃんと感じ取り、
そこに合わせて自分のスキルや知識を使って
「こうすると良いですよ!」と、
伝えていく感じです。


そりゃ効果は何倍にも跳ね上がりますよね。


知識やスキルを勉強することは重要ですが、
それは相手を感じ取ることができて
初めて活かされるわけです。



なのでこれまであなたが学んできた

・伝えるスキル
・心理学
・話を聞くスキル
・会話術

などは「相手を感じる」ということができると
効果が何倍にも跳ね上がります。



なので、是非とも「相手を感じる」という
意識を持って相手と関わってください。



ただ、そうは言っても、

「相手を感じ取る」ってどうやるの?
と思いますよね。


漠然と感じ取ろうとしても難しいので、
ポイントを押さえることが大切になります。


そこで重要になるのが
とある3つの視点です。


僕は相手の性格、価値観、考え方などを
感じ取る時にはこの3つの視点を意識しています。

その3つの視点とはこれです。


この視点で相手の話を聞き、
色んな質問をして内面を引き出します。


相手を構成するする要素って

・生まれ持った性質(判断の軸)
・育った家庭環境(人生ストーリー)
・現在の心の状態(心の在り方)

なんですよね。


ここが感じ取ることができると
相手のことが凄くよく分かります。


相手の価値観や考え方や性格などが、
この3つの視点を持つと
理解しやすくなるんです。


だから僕はこの3つの視点で
相手を感じ取ることを意識しています。


そしてこの3つの視点について
もっと詳しく解説しているのが
こちらのnoteです。

このnoteを実践できると、

・相手に合わせた伝え方ができるので、あなたのことを分かってもらえるようになります

・ 相手の立場や感情に寄り添い、相手の心を開いてもらうことができます

・すれ違いによる不満が無くなって相手の視点も理解できるので、ケンカになる前に解決できます

・相手のことが深く分かれば、相手が「自分を理解してくれる」と感じるので、信頼されやすくなります

本当に大切な視点なので
是非参考にしてみてください。


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