【ナガシマスパーランド】フリーフォール@乗車レポート
【レポート】
今年の春、だいぶホットなニュースが舞い降りた。
「ナガシマスパーランドのフリーフォール復活」
そう。知る人ぞ知る第一世代のフリーフォールである。
インタミンのフリーフォールには「第一世代」「第二世代」のふたつがありこの第一世代は過去に「ルスツリゾート」「東京サマーランド」「姫路セントラルパーク」「スペースワールド」などで稼働していたアトラクションである。
また、似たようなタワーライドとしてS&Sから「ターボドロップ」と呼ばれるアトラクションも存在しており現在は「よみうりランド」「鷲羽山ハイランド」等で体験することができる。
更に詳しい事はwikiにフリーフォールの記事があるので、是非読んで頂きたい。
この「フリーフォール」と「ターボドロップ」には似たようなライドだが確実に違う点が存在する。
それは自由落下か強制落下かの違いだ。
フリーフォールは読んで字の如く、機械的な制御を起こさず自重を使い落下をさせるライドだ。
一方ターボドロップは機械的な制御で、ライドを強制的に落下させる方式だ。
個人的にはフリーフォールの初動で"スッ...。"っと身体からGが抜ける感じが好みなので、筆者目線ではフリーフォールを推したい。
そんなフリーフォールだが、世界的に見てもこの第一世代型はかなり希少なライドとなっており、だからこそこの令和の時代にレポートを書こうと思った訳だ。
さて前置きが長くなってしまったが、早速駅舎から順にレポートしていこう。
まずは「フリーフォール」とデカデカと書かれた看板が筆者を迎え入れてくれた。
この時思い返すと、最後に乗った第一世代のフリーフォールは「東京サマーランド」で高校生の頃に友達と乗ったのが最後だったなと思い出し少しエモーションな気持ちになった。
勿論10年前の話なので記憶も薄れかかっている。
そんな過去の思い出もあるが改めて…いや、寧ろ初見くらいな気持ちでフリーフォールの駅舎へ足を踏み入れた。
乗り場へ到着すると先にロッカーへ荷物を預けてから、再度近くの並び列へと戻り再び並ぶ。
並んでる途中も頭上から"ガコンッ"と激し音を出し迫力が伝わる。
そして筆者に順番が回ってきて早速ライドへと乗り込む。
ライドは4人横一列のショルダーハーネス形状、ハーネスは圧迫感は無いが横に大人2人詰めだと中々窮屈かもしれない。
座席自体は少々前傾姿勢の様な感じとなる。
更には下は金網でスケスケでなんとも風通しの良いライドとなっている。
スタートの音と共にライドはバックを始め巻き上げ地点へ移動する。
丁度巻き上げ地点へ到着すると同時に"ガコッ"と古いライドでありがちな暴力的な止まり方をする。
こればかりは出来た年代が年代なので仕方ない。
巻き上げは思ったよりも早くグングンと昇って行く。
目の前には伊勢湾の景色が広がり中々"粋"な感じだ。
10秒少々で頂上へと到着してしまう。
頂上へと到着すると再び"ガコッ"という音と共に衝撃が走りライドは前進し始めた。
落下直前の僅か数センチのところで速度を緩めジリジリと進んでいく。
コレが実際乗ってみると結構怖い。
いつ落下が訪れるのか分からない不安が常に付き纏う。
突如"ガコン"という音と共に身体が宙を舞った。
このターボドロップでは体験できない「スッ...。」とマイナスGに変換される瞬間はやはりクセになる。
自然と「Fooo!!!!!」と声が出た。
よくTwitterで「○○○で声出た」というネタツイートがあるがネタではなく本当に自然と声が出た。
2秒〜3秒マイナスGを楽しんだ後、急激に強いプラスGが身体を襲い仰向けの姿勢となりブレーキゾーンへ突入する。
ブレーキも暴力的でガコガコとうなり身体に響いてきた。
その後ライドは元の姿勢へ戻るため後退し小さな坂を使い元の姿勢へ戻し終了となる。
この間も戻る時に幾度か衝撃がありハーネスはきちんと持っておいた方が良い。
【まとめ】
国内でも数が少なくなってきた垂直落下のライド。
更には世界的に見ても希少な「第一世代のフリーフォール」に乗れたのは中々貴重な体験で良かった。
確かに古いライドのため色々と粗はあるものの、この古いライドでしか味わえないドキドキ感をこのフリーフォールは持ち合わせている。
是非ナガシマスパーランドへ訪れた際に、もしフリーフォールが営業している日は是非乗って頂きたい。
色々な意味で刺激的な体験が出来ること間違いなし!
※動画はコチラから
Thankyou Nagashima Spaland.
【追記】
白鯨のレビューもしたかったのですが、まだまだレビューをするのには解像度が低くなりそうなので、もう少し乗車回数を増やし細かな所まで把握してからレビューしたいと思います。
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