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「花火『いま』」(0728)

7月から眠っていた下書きを供養しました。順番はバラバラですが悪しからず。

先日、「花火『いま』」が終演いたしました。この場で改めて、ご来場くださった皆さま、気にかけてくださった皆さま、そして関わってくださった皆さん本当にありがとうございました。

花火再生産プロジェクトvol.1。半年以上前、1月の初演のときにはとっくに構想が練られ始めていました。初演にご来場いただいた方はそぞろ座への入場がスタジオ1経由、そこには劇場外美術があったと思います。福原さんのワニもいたし、フルーツバスケットも積んでありました。ぬいぐるみも本もセボンスターやらCDも、キャリーケースも。匂わせというか伏線というか、気づいてくれた方はどれくらいいるのかな?と気になっています。

今回は俳優、劇作、舞台監督補佐(制作部)として参加しました。まさかの俳優、劇作。今まで幾つかの自主公演に関わってきたものの名乗ったことのあるクレジットは舞台監督補佐と舞台監督のみでした。そんな奴が俳優と劇作をやりました。個人的にはこれが最初で最後だと思っています。
やってみての感想はただひたすらに俳優って凄い、作家って凄い。です。そして、裏方って凄い。

今までの私の動きは基本的に小屋入り、上演に向けてタスクを消化していくような感じだったのに俳優には稽古があって時間的な拘束がある。これが今までの私には分かっていても実際あまりない感覚だったので公演打ってる人たちやっぱりやべえ!となりました。それでいて最終的に舞台に表に立つのは俳優なのだから裏方業、改めて気を引き締めなければと思いました。

そして裏方凄いやという話。今回舞台監督補佐というクレジットも併せ持って務めていた訳なのですが小屋入りしてからの私の無力さたるや。今回の本業は俳優なんです、そりゃそう。だけれどもなんだかうずうずしちゃって、でも自分の準備もしなくちゃ...ってなっていました。だからといって別に不安があった訳でもなんでもなくて、寧ろ全員頼もしいから改めて裏方って凄いなと思いました。12畳のあの部屋も滞りなく建って、あの物量になって、ギリギリまで、上演期間中も手を加えながら全てのシーンが上手くいくように整えてくれました。そこは何もできなかったから、なんか、本当に凄いなあとひたすらに思いました。

出演している方が公演期間、小屋入り期間があっという間だったなと感じています。

そんなこんなで1月の初演、5月に再演を挟んで今回、7月の「いま」。劇団時々はサークルとなり、制作部・劇団には新たなメンバーが加入し、少しずつ形を変えながらかなり突っ走ってきました。一旦ここからは少しお休み期間になるかと思いますが、劇団時々を見守って応援していただけますと幸いです。

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