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憧れと、親近感と、好きという感情。〜リアル編〜

前回、私は推しに対する「好き」という気持ちに対しての考察を書いたのだが

好きという感情が2種類あるということを
推しを通して気づかせてもらって

リアルな恋愛観も変わったと思う。

…まだ実践する機会はないのだけれど。


私は多分、周りの人には出していなかったけれど

いつでも恋愛していたいタイプだった。


暗黒の中高生時代は、異性に呼び捨てで苗字を
呼ばれただけで、ときめいていた。

すーぐ好きになる。

大学生になると、急に一人暮らしの身として
マナーとして途中まで送ってもらうイベントが
発生しだし、家の方向の関係で男子と2人きりで
話しながら歩くこともあった。

もう、その度に私はこれじゃ大学生活もたないわ!と心の中でツッコミながら、

好きにならないように心にブレーキをかけるのに必死だった。


けど

本当に忘れられない、大学1回生の春〜夏。

ちょうど5月くらいだろうか。不謹慎かもしれないけど、関西で地震が起きて

実家に帰省していた頃だった。


サークルの1つ上の先輩。

2人きりでの夜ごはんだって誘われて行ったし、

雨が降ったある日、傘を持っていなかった先輩を同じ傘に入れて帰った時、

こうなって結果良かったって匂わせ発言をしてきたり、

「手ちっちゃいね」って言いながら手を合わせてきたし、

「背低いね」って頭に手を置いてきたりだってした。

LINEもしてた。


「好きな人いるの?」って聞かれたことだってあった。

その時は、かわいくはぐらかしたけれど。


でも帰省して、もうこの気持ちを抑えられなくなって、

「先輩は好きな人いるんですか?」って勇気を出して聞いた。


先輩は「いるよ」ってたしかかわいい照れてる感じのくまのスタンプと共に送ってきて


そのあとに


「今度ごはん行くねん!」って送ってきた。


ショックだけど、私は「そうなんですね!頑張ってください!」的なことを送って、

自分の気持ちはなんとかばれずに押し殺したつもりだった。


けど


なぜかそのあとから、校内であってもそれまではニコニコ笑顔でお手振りしてくれていたのに、

私が意を決して「せんぱ・・・!」って笑顔で声をかけても、ガン無視。


これがかなりトラウマになってると思う。

それからあんなにすぐ沸いてた私が、
好きな人ができなくなった。

作り方さえもわからなくなった。


先輩には本当に好きな人がいたみたいで、
私は眼中になかったみたいで。

そのあとになってから、先輩のいないところで
同じサークルの先輩から

「今度好きな人とごはん行くって言ってた」って聞いたり、

サークルで旅に行った時お風呂場で、女の先輩が

「なんか後輩に狙われてるらしくて気まづいって聞いたんだけど、

全然そんな感じの子いないよね」って話しているのを聞いてドギマギした。


先輩が異常な人たらしだったのか、

それとも私がウブで自意識過剰だったのかわからないけれど

でも本当に人生最高に好きで、行動に移した相手で、ショックが大きかった。


この一件があってから、恋愛の最初の感じが無理になった。

そういうものだってわかってるけど、出会いから恋愛になる初期の感じ。

必死になってる自分が無理になった。

必死になって、報われなかったら惨めだもん。


で、そんな失恋を経て

私は神ちゃんに出会った。

神ちゃんとは、ジャニーズWESTの
神山智洋くんのことであるわけだけれども。


神ちゃんに抱く気持ちは、今まで異性に抱いてきた「好き」という気持ちと違った。

親近感からくる、「好き」という気持ちに生まれて初めて出会った。


そして、気づいた。

あぁ、あの先輩は特に、「憧れ」の好きって気持ちが強かったなぁ。

決してカッコよくはない。モテるタイプじゃない。

メガネで、田舎から出てきた方言の男の子って感じで、

でも人当たりが良くて、行動力があって、天真爛漫で、話が面白かった。


自分にはないものをたくさん持っていて、すごくキラキラしてたんだ。

だから、すごく強く、心が惹かれた。


でも、それって疲れるよなぁ。


いま、私が「どんな人が好きなの〜?」と聞かれたとき、

よくイメージつかない!とか、気になる!!とかお世辞で言われるのだけど

①とにかく優しい

②甘やかしてくれる

③尊敬できる        って答えてる。


私の中で、「尊敬できる」は重要な基準だけど、

でも付き合うなら、結婚するなら

「憧れ」じゃなくて「親近感」があって、
価値観が合うな、一緒にいて落ち着くな

そんな人が次は絶対にいいな と思うのだ。


まぁ、いつのことになるのやら。

体験してみないとわからないけど、
そんな人に出会えたらいいなぁ。

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