【読書レポ】「世界一やさしい問題解決の授業」by 渡辺健介

アウトプットする機会があるとインプットの効率が数倍になるので今日からビジネス書読んだ後にざっくり内容をまとめていきます(ΦωΦ)

第一回はけんすうさんおすすめの「世界一やさしい問題解決の授業」です

▼誰向けのどんな本?

中高生に向けた問題解決能力の考え方を教えてくれる本です。
著者は過去にマッキンゼーで働いた経験から、イラストを使ってわかりやすく問題をどう解決すべきかを解説しています。

▼問題に対してどうすればよいか考え、行動するのが大切

言い訳を作って行動に移せない「どうせどうせ子ちゃん」
批判だけ述べて行動に移せない「評論家くん」
行動はするけど何も考えず突っ走る「気合でゴーくん」
どの子になってもいけません。
問題に対してどう解決すべきかを考えて実行し、成功・失敗から学んでいく「問題解決キッズ」」になりましょう。

この辺りはアジャイル開発の経験主義的な話に近いですね。

▼「なぜ」を繰り返して要素分解し、分解の木(≒ロジックツリー)でMECEにして原因や打ち手を考える

問題解決には以下のようなプロセスが存在します。
①現状の理解
②原因の特定
③打ち手の決定
④実行
問題はじっくり原因を見極めて小さくすれば解きやすいのです。そのために使えるのが「分解の木」であり、問題に対してなぜなぜを繰り返し、階層を掘り下げて考えるのが大切とのことです。
また、③打ち手の決定の際にも、分解の木は役立ちます。
様々なアイデアをリストアップした上でグループ化し、モレなくダブりなく考えていけるようになります。

▼原因を考える時は「仮説を立て、どう分析するかを考え、分析する」のが良い

仮説無しでデータ分析をすると、ハマってしまったり、無駄な所に時間が咲かれます。
なので最初は「これが原因ではないか」という仮説を立てて、「こういうデータがあればその仮説が正しいことを証明できるのではないか」ということを事前に考えておき、その上で分析を始めるのがベターです。
この辺りは「仮説思考」や「ゼロ秒思考」などの他の有名な本でも同様の内容が記載されています。

▼意思決定で便利な「良い点、悪い点リスト」と「評価軸×評価リスト」

社会人であれば自然とやっていると思いますが、意思決定においてメリデメの洗い出しは重要です。
優先順位に悩んだらメリデメを洗い出して、それぞれのメリット・デメリットに重み付けをし、合計点で機械的に決めてしまいましょう。

また、「評価軸×評価リスト」は、評価軸を洗い出して、自分が重視したい評価に対して重み付けをする。そして「良い点、悪い点リスト」同様に、点数を付けて、合計点で意思決定を行います。

さらに、評価軸二本決めて、4象限を作成して決めていく方式も紹介されていました。
個人的にはマトリックス作るのは逆に余計な意思決定のコストかかる気がするので(相対的にどちらが上かというのを考えながらマトリックスに当てはめていくと、どこかで矛盾したりして微調整するのが結構手間だったりします…)マトリックス系は競合調査以外ではあまりやらないですね。

▼目標を立て、目標とのギャップを探してギャップを埋める施策を考える

目標は
「どのように」「いつまでに」「どうやって」など具体的なものがGood


▼まとめ:とにかく分かりやすく、考え方の基礎を学べるのでおすすめ!

仮説を立て、原因を考えて検証し、打ち手を考えていくこの方式はプロダクト開発においても同じですね。
MECEに考えるよう意識はしてましたが、実際の仕事でロジックツリー的なのそこまで頻繁に書いてなかったので今後は書くようにしたいと思います!

目標とか昔なぜ必要なんだろうと思ってた頃もありましたが、やはり多くの学びを得るためには目標を定めて振り返ることで人は成長するんですね(当たり前ですね(ΦωΦ;))

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