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元編集部が語る、#liflexのこれまでとこれから。【vol.2 ももちの景色】

"当たり前の再構築"をテーマに、既存のライフスタイルに囚われない自分だけの価値観や生き方のヒントを提案するU25向けデジタル雑誌「liflex magazine」。
第二期では読者として関わると決めた3人に聞いた「創刊当時」と「これから」について聞いたインタビュー記事を一開!


【Vol.1  なかけん編】はこちら▼


第二弾の今回は、創刊号制作時に企画担当だった
女子大生ももちさんに、編集長の菅沢がお話を聞きました。


参考記事▼「【編集部紹介note】ふつうの大学生」


創刊号を振り返って

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ほのか:創刊号ではSNS企画を担当したももちさん、
改めて制作を振り返ってみていかがでしたか?

ももちさん(以下、敬称略)一つの記事・雑誌が出来上がるまでにこんなに沢山の時間や工程を踏んでいるんだと知れたことがとても大きな収穫だったなと思います。

初めての企画・雑誌制作を通じて、大小それぞれ違いはあれど、一個の企画にこんなに多くのタスクがあるんだと驚きました。

他メンバーと同じく、別活動をしながら関わったこともあり一度キャパオーバーになってしまったときもあったけど、編集部のみんなにフォローしてもらえて助かりました。(笑)

それに、メンバーと繋がれたことも私にとってすごく大きなことで。ここに応募していなかったら出会えなかったと思うし、製作を終えた今でも本当に大切な仲間だなと感じています。

ほのか:感激!そして聞いてるかい!編集部メンバー!(笑)


「当たり前の再構築」

ほのか:それでも初めは、それぞれ打ち解けるまで時間かかったよね(笑)

ももち:うんうん(笑) 
活動ジャンルや持っている価値観も異なるメンバーでの製作だったから、認識のすれ違いもあったけど、だからこそメンバー同士で「お互いの当たり前」をまずは理解しあおうと意識して動いたのが印象的だったなあ。

ぶつかったことも含めて、このメンバーで製作できたことが何より嬉しかったし、このメンバーだからできたことだなと思う!

ほのか:今振り返ると、liflex magazineが掲げる「当たり前の再構築」につながるものでもあったかも。世代間でも同世代でも、価値観は人それぞれだし、自分と隣人が同じ価値観じゃなくてもいいって思えたなあ。


みんなで迎えた創刊の瞬間

ほのか:4.30の創刊を迎えてまず何を感じた??

ももち:何よりも達成感「完成したんだ!」とホッとした気持ちかな。(笑) 製作期間の3ヶ月間が長いようであっという間に過ぎていって、終えてみると自分にできることはまだまだあったなと思うけど、それ以上に学びの多い機会だったなと思います。応募してよかった。


見つけた「新たな目標」

ほのか:ちなみに今は何をしているの??

ももち:私はいま、大学に通いながら来年デンマークに留学するための準備をしています。留学費用を稼ぐためにバイトと、留学条件である試験勉強が中心の生活です。

ほのか:お、留学!!!それも、なぜデンマークに??

ももち:留学は、今までの「甘えがちな自分」を変える目的に加えて、デンマークの人々が持つ価値観に親近感を覚えたことがきっかけです。

ほのか:というと??

ももち:高校生の頃から「女性の人権」「フェミニズム」などについて考えることが増えたんですが、大学で知ったデンマークの政策や社会にある前提の価値観と私自身が持つ価値観がすごい似ていることに気づいて。それから、留学を通してデンマークの人々が持つ価値観にもっと触れてみたいと思うようになりました。

ほのか:その「価値観」ってどんなものなの??

ももち:特に良いなと思うものが3つあって。まず一つ目に、前提としてデンマークの国民性で「信頼」を重視する特徴があるんです。生活面では「ヒュッゲ」の考え方や、定期的に仕事や勉強と一旦はなれて家族との時間を大切にしようとホームパーティーをする習慣があったり。全体的に「豊かさ(=ゆとりある丁寧な暮らし)へのこだわりを感じるんだよね。

ほのか:デンマークって、常に幸福度ランキング上位の「幸せな国」って呼ばれてるんだ…!

ももち:そうそう!あと身近なところで、デンマークの大学生の環境が日本とは結構異なっていて。例えば、研究に専念するために政府からお金が支給されたり、バイトもやりすぎて研究に支障が出ないよう制限があるんです。これらの政策や根本にある価値観を見て、勉学や研究に集中できる環境が日本より整っているなあと感じています。

ほのか:デンマークもそうだけど、ももちと出会って日本の大学生のイメージが爆上がりしてるんだが…?

ももち:いやいや(笑)それとね、男女平等が進んでいる国でもあるんだ。日常生活の中で特に驚いたのが、駅などの公共トイレが男女で分かれていないこと。私は個人的に分かれてあった方が入りやすいし、犯罪面でも安心できるけど、その辺もデンマークにまずは行ってみて深く知りたいなあと思ってるの。

ほのか:当然だけど、デンマークの政策すべてに賛成と言えない部分もあるんだね。

ももち:うん。ただ自分でも、デンマークでは私の理想形に近い対策が行われているのに、一部には賛成できないことに対して「本当に男女平等を願っているのか?(願えているのか?)」に自信が持てていない節もあって。自分にとっての「幸せ」や「豊かな生活」、「男女平等」の形をより明確化したいなって思っています。きっとそこに絶対的な正解はないけど、自分にあうかどうか、まずは知れたらなって。

ほのか:留学の理由がことごとく眩しくてもう目が明かない…。実際に現場を知ることでわかることってきっと多いよね。

ももち:そうそう。それに、今あげていないものも含めて総合的に「人生で一度は経験したい『暮らし』がデンマークにはある」と思ったんだよね。まずは実際に行ってみて、自分自身がデンマークの生活様式や価値観に対してどう感じるのか、どんなことが学べるか、知りたくなったんだ。

ほのか:「フェミニズム」に強い関心があるももちさんだからこその理由だね!めちゃくちゃ応援してる!!そして私もデンマークに行きたくなってきた…!

ももち:正直、去年から留学に興味はあったものの「無理だろうな」と諦めていたんです。なので大学自体も少しおざなりにしていて。でも今年になって「やっぱり行きたい」と気持ちが強くなり、決断してそこから準備スタート!だったので過去の自分の尻ぬぐい中です(笑)コロナの心配もあるけど、収束を願いながら今できることをしていきます!

ーなるほど。留学から帰ってきたら、またご飯でも食べに行きましょう!土産話も聞きたいし、またこうして語り合えたら嬉しいです!


「liflex magazine」への想い

最後に、これからのliflex magazineに対する想いを聞いてみました。

ももち:liflex magazineは、若者にとっての新しい居場所になると思っています。居場所=コミュニティ形成、というわけではなくて、同じ志があるだけで、その奥にある編集部や読者さん同士の繋がりとか、ここが自分の居場所だと読んで実感できるようなU25雑誌になれると思うんだよね。

これがあれば、例えば自分に合わないコミュニティに縛られたり、無理してオフラインだけの世界で居場所を探さなくてもいいんじゃないかな。

個人的に、女子のコミュニティで苦労したことが何度かあることもあって、ゆるい繋がりとか安心できるコミュニティがこれからは必要なんだろうなと思ってる。



創刊号をともにつくったメンバーがいま歩む新たな道を知ることができた今回のインタビュー。liflex magazineが目指すのは「当たり前の再構築」であり、「DEEPをPOPに伝える」ために第二期も新たなメンバーを加え、走っていきます。

本日はどうもありがとうございました!!

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【あとがき】
製作期間中、個別でメンバー同士が動きやすくなるために考えたことをいくつも提案してくれたももち。MTGでも考えたことを積極的に伝えてくれたことが頼もしくて、本当にありがたかったよ!今後も心から応援しています!!



ももち

〇ももちプロフィール
大学2回生/アイドルサークル代表/主にフェミニズムに関心があり、様々なイベントにも顔を出す/座右の銘は「人生、ネタ。」

▷ももちTwitter


👇ももちが担当したSNS企画が掲載されているliflex magazineはこちらからお読みいただけます。


(取材・執筆:菅沢ほのか)

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