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4YFNに参加してきた

2/26-28にバルセロナに開催された4YFNに出展社メンバーとして参加してきました。

4YFNとは?(4 Years From Now)

世界最大規模のモバイル見本市Mobile World Congressの併設展で、4YFN=4 Years From Now(これからの4年間)という名前が示す通り、「これから4年間の成長が期待される・期待してもらいたいスタートアップ」が世界中から出展し、自社で開発したプロダクトやサービスをPRし、投資家や出展社同士が交流する場となっています。
この交流というのがポイントで、開場時間は9時から20時なのですが、18時からはネットワーキングタイムとしてビールが無料で配られ、いたるところでビール片手にコミュニケーションを取っている人たちを見ることができました。

何をしてきたの?

Yahoo!HACKDAYで受賞し、先日IndieGOGOでのファンディングを成功で終了した、アナログ電話をスマートIoTリモコンに変えるhackfonを出展するFutuRocket社のサポートメンバーとして、デモ展示を行ってきました。
ブースは、「Japan Rising Startup」という日本のスタートアップ7社で構成される島の一箇所にあり、行列こそできませんが、暇な時間はほとんどないくらいの人が足を止めてくれていました。

どんな反応だったの?

デモ用に飾ってる黒電話風のプッシュ電話機や、派手なピアノ型の電話機を物珍しげに覗き込むかたが多いですが、IndieGOGOに掲載している説明ビデオを流していたので、声をかけると「これはどういうもの?」と聞いてくれる人が多かったです。また、実際にダイヤルをプッシュしてhueライトを点灯したり色を変えるデモを見せると「Wow!」「Cool!」「Intelligent Idea!」などとわりと喜んでもらえました。
流石にこのような展示会にくる人は技術を知っているので、トーン音(DTMF信号)を変換しているという説明をすると「パルス音には対応していないのか?」や「普通の電話機としても使えるのか?」という質問をもらうことがありました。やっぱりみなさん、せっかくやるならダイヤルをジーコジーコ回したいと思うようです。
展示品がプロトタイプで外装がない状態だったこともあり「これ欲しい」という反応にはなかなか至りませんでしたが、3日間の会期中に188枚のフライヤーを配布し2件のアポイントメントが取れたので、最初の展示会としては上々のできだったのではないでしょうか。

他には何があったの?

残念ながらあまり他を見れませんでした。デモ展示の動作がなかなか安定しなかったので、2日目の昼間まではほぼブースに張り付いて調整をしており、動作が落ち着いた2日目の夕方は、メンバーに配慮してもらって、市内観光に行ってしまいました。3日目の空いた時間で少し見た感じだと、瓶の蓋のような形状のBluetoothスピーカーで、瓶にかぶせておくと瓶からも音がなるというデバイスとか、カメラセンサで動きをキャプチャして、VRで楽器を弾くことできる装置などが目につきました。すぐ隣はコワーキングスペースのブースで、来場者に美味しいコーヒーを振る舞ってくれるのですが、何度ももらいにいってたら「出展者のためじゃないよ」と言われてしまいました…でも、ネットワーキングタイムのビールはいくらでも注いでくれました。

展示についてはメディアにレポートがあるので、そちらをリンクしておきます。
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/event/mwc2018/1109738.html
https://www.rbbtoday.com/article/2018/03/01/158609.html

バルセロナについて

交通
バスとメトロが走っていて、比較的本数もあるので、移動は便利です。
GoogleMapで路線も案内してくれるので、一人でも迷わずに移動できました。
メトロは市内ならほぼ均一料金で移動できるので、10回券(約10ユーロ)を買うのがお得です。
切符は入場時だけ改札を通しますが、出場時はそのまま出られます。空港まで行く路線のみ、空港でも切符を改札に通す必要がありました。電車は通勤時は混みます。日本ほどすし詰めにはなりませんので、鍛えられた日本人なら問題ないでしょう。
ただ、停車時には自分でドアを操作しないと開かないので、その点は注意です。(日本でも寒い地域ではボタン式ですね)

食事
朝食は駅のコーヒーショップで、ホットサンドとコーヒー(ジュース)のセットが3ユーロなのでそれを買って食べてました。
ホットサンドは、スペイン語でBIKINIって言うんですね。「ワンビキニプリーズ」って言うのちょっと変な気分でした。
コーヒーは豆がいいのかドリップマシーンがいいのかわかりませんが、どこで飲んでも美味しいです。日本でこのクオリティを出すには専門店にいかないといけない気がします。
ランチは会場のフードコートだったので、バルセロナならではというものは食べれませんでした。1日目に食べたハンバーガーはちょっと塩味が濃すぎましたが、3日目に食べたミートボールは、スパイシーなソースがかかっていて美味しかったです。
夕食は、1日目がエスパーニャ広場脇のタパスのお店でパエリアを食べ、2日目が旧市街にある小さなレストランでパスタと鶏肉を食べ、3日目は闘牛場跡のモールにあるレストランで生ハムと豚と牛のローストをを食べました。
料理はどれも美味しくてワインが進みます。あと、どの店でもパンにオリーブオイルとトマトソースのようなものを塗りつけたパンが出てきました。パン・コン・トマテというみたいです。そう言えば、朝のコーヒーショップでサイドでサラミ入りのパンを頼んだときも、トマト塗るか?と聞かれましたので、こっちのスタンダードな食べ方なのでしょう。

宿泊
AirBnBで、メトロL1のLa Sagrera駅近くのアパートのパティオにある、離れに泊まりました。
ホスト部屋の玄関から入って窓から出たところにあります。風呂やトイレはホストと共有ですが、アパート自体も古くうっかりシャワーを取り付けるフックを壊してしまったのですが、ホストのおばさんの寛大な心で勘弁してもらいました。優しいw

その他
欧州初めてなので知らなかったのですが、欧州ではクレジットカードを使う時にサインではなく読み取り機械にPINコードを入力するのが一般的です。今回カードをチョイスして持っていったのですが、普段使いのVISAカードのPINコードを失念していて、使うことができませんでした。予備でJCBカードも持っていた(MASTERは持っていない)のですが、こちらはキャッシングに対応していない契約だったようで、いきなり詰んだかと思いました。結果的には持っていた現金1万円を両替した75ユーロとJCBカードで乗り切ることができました。古いチケットベンダーはVISAとMASTERしか対応していませんでしたが、メトロのチケットベンダーや店舗の読み取り機は利用したところではすべてJCBも使えました。次回欧州行く前に、VISAのPINコードを確認しておかないといけません。

ドバイについて

今回、エミレーツ航空を利用したので、ドバイを経由して移動しました。(エミレーツ航空はドバイの会社です)
行きは、乗り換えまで10時間あったので、有名なブルジュ・ハリファに登ってきました。
ドバイでは査証要らずで空港から出ることができます。空港からメトロが出ていて、1回券と1日券がありますが、1往復なら1回券を2枚買ったほうがお得です。ブルジュ・ハリファにはモールが併設されていて、たぶん駅からモールまで直結している通路からモールに入り、モールの中から展望台の入り口に行くのが正しいのですが、GoogleMapsを頼ったら通路の外から行く道を提示されたので、したがったら見事に遠回りになりました。モール以外の入り口は、入居者とかホテルの利用者しか利用できないので、ノコノコ入ろうとするとあっという間に警備員に止められます。

取り留めのない感じになってきたので、いったん締めます。
最後に、この機会をくださった美谷さん、一緒にお手伝いしてくださった茂田さん、そしてSNS見てブースに来てくださった友達の皆さんに感謝です。
また機会があったら参加したいです。

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