障害児育児の不安をやっつける方法
障害児子育て応援隊長のちゅうです。(元ゼネラルパートナーズ障がい者総合研究所の所長・・・子育て以外の方が詳しいような・・・。)
今回はあなたの障害児育児の不安をやっつける方法の1つをお伝えしたいです。
それは先輩(あなたの、お子さんの)を探すという事です。
自分の子供に障害があると分かった時、私はとても不安でした。分かった直後の、様々な事が起きすぎて何が不安なのかわからないただただ「不安」な状況から、少しだけ頭が冷静になってくると、その不安要素の1つが自分の人生の引き出し(経験)がこの子の子育てに対応できそうにないなという点が不安につながっているという事に気づきました。
そこで引き出しにせめて知識をためる為に、当時の私は参考になるような本をたくさん読みながら、インターネットでも情報を集めだしました。
当時は今のようにインターネット上に情報がまとまっておらず、同じように困っている人がいるのではないかと一念発起し「障がい者ジャパン」というポータルサイトを友人や妹に協力してもらって公開しました。リクルートさんや大阪府さんからお声がけいただいたりと今までやっていたら良かったのですが、諸事情あり・・・こちらはまた別の機会にお話ししますね。
そのサイトを作る過程で、私が務めていたゼネラルパートナーズの代表進藤さんの事も知れましたし、クロネコヤマトの創業者である小倉昌男さんが障害者の賃金が低い事をなんとかしようとスワンベーカリーを立ち上げた事、その立ち上げ支援にかかわった株式会社FVP(旧名称株式会社福祉ベンチャーパートナーズ)の代表大塚さんの事などなどを初めて知る事ができ子育てにもとても役立ちました。
そして色々な事を知識として吸収し、我が子の子育ての引き出しが増えた事で、将来への不安も少しだけ減らせました。人は不確定なものや未知のものには不安をいだきます、しかし私がそうであったように、少しでも先の見通しがつけば前向きになれるきっかけにつながります。
今はSNSありお子さんの障害名を検索すれば同じ障害のお子さんやそのお母さん、お父さんにもつながれると思います。
今回は検索以外でも「子育ての諸先輩やお子さんと同じ障害のあるお兄さんお姉さん」に会えるきっかけが作れるものをご紹介します。
どのコミュニティーやツールがあなたにとって最善なのかはあなたの状況や今の気持ちにもよると思います。
ただ何も情報がないまま不安が不安を産みあなたが押しつぶされるよりは一度コミュニティーにアプローチしてみるという選択肢があなたを助けてくれるきっかけになるかもしれません。
あなたやお子さんに合わなかったら抜ければよいだけです。気軽に少しだけ勇気をもって一歩踏み出してもらえたらと思います。
【父母の会/自助会/自助グループ】
中には数十年も継続しており、全国に会員がおり国の政策提言などもされているとこともあります。
例)先天性四肢障害児父母の会
日本ダウン症協会
【難病のこども支援全国ネットワーク】
私の子供は100万人に1人という症状だったので、なかなか同じ症状をもつお子さんに会えなかったのですが、当時難病のこども支援全国ネットワークさんのお力添えで全国で他に2組の登録があり、実際にお会いして話を色々ときかせてもらったのを覚えています。
【民間企業提供サービス】
リタリコ発達ナビ
リタリコさんは就労移行支援事業(※)で全国規模で展開をしている会社です。元々はwingleという会社でした。リーマンショックの業績悪化のタイミングで社長が今の長谷川さんにかわりそこから就労移行支援や放課後等デイサービスを全国展開され上場までされたという経緯があります。
リタリコさんの社員の方とは何度か飲み会などご一緒させていただいたのですが、皆さんとても志のある若者が多かったので、福祉はこれからこういった若者がひっぱっていてよくなっていくなと感じていました。
(※)障がい者が一般企業に就業する事を支援する為に教育・訓練・就職支援をする障害者総合支援法で定められたサービスの1つ・・・私も事業立ち上げ・運営をしていたので今度色々とご説明しますね。
【市区町村の障害福祉課】
困ったときは障害福祉課に伺って、同じようなお子さんをもつお母さんやお父さんとコミュニケーションを持ちたいという事を相談するのもとても有効です。地元や近隣でそうしたネットワークがあれば初回をしてくれます。
【病院のソーシャルワーカー】
もしお子さんが入院・通院をされているのであれば病院にソーシャルワーカーさんはいませんか?と聞いてみるとよいです、同じような悩みをもつお母さんやお父さん、先輩に会えないかといえば相談に乗ってくれるはずです。
あたなが、お子さんに似た症状をもつ子をもつ、お母さんやお父さん、もしくはあなたのお子さんの数年先を生きているお兄ちゃん、お姉ちゃんに会えますように!
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