見出し画像

次世代コミュニケーションツール:メタバース

こんにちは。
クリエイティブ部の新保です。

今回は「メタバース」について、今後の可能性などに触れていきたいと思います。
たまたま?なのか、狙って?なのか…先週の記事担当だった中塚さんも同じ「メタバース」について書いているところからもその注目度の高さが伺えますが、実際、昨年末から今年はじめにかけての2022年トレンド予想記事にも「メタバース」は必ずと言っていいほどにその言葉を見かけます。(他には「NFT」「フェムテック」など。)

 メタバースとは、インターネット上の仮想空間のこと。VR(バーチャルリアリティ)ゴーグルなどを装着し、アバターと呼ばれる自分の分身を操作して仮想空間内を楽しみます。映画「マトリックス」「アバター」「レディ・プレイヤー1」などに登場する仮想空間こそが、まさにメタバースといえます。また、ゴーグルは装着しませんがアバターを操作する「フォートナイト」のようなゲームもメタバースの一つに挙げられます。

 昨年、フェイスブックが「メタ」に社名を変更したこともメタバースへの動きが活発になっている証拠かと思います。パーソナルな情報を開示して友人や知人との繋がりを持つというインターネットに革新をもたらした企業が注目していることからも、メタバースが我々の生活の一部になる日はそう遠くはないのかもしれません。

 もうひとつ、メタバースの身近な例として2021年末に開催された「バーチャルマーケット2021」を挙げてみます。こちらには国内の企業が多く参加して話題となりました。仮想空間に作られた秋葉原や渋谷の街に企業が店舗を出店(出展)。アバターに扮したスタッフさんが来場者を接客し、商品を説明、販売してくれました。とある洋服メーカーのブースでは(意味があるのかどうかは一旦置いておきますが)、自分自身のアバターに服を試着させることができるという仕組みもあり面白いなと感じました。

画像1

 次にティラノのメタバース事例を紹介いたします。VRS(バーチャルリテールスタジオ)と称したドラッグストアを模した仮想空間の撮影スタジオでは、商品の陳列シミュレーション(競合他社との比較)や販促物の設置シミュレーションに活用しております。これまでは実際に店舗に赴いて行っていたものが仮想空間で行えるといった手軽さも好評です。

画像2

画像3

画像4

 このようにメタバースは「時間」「場所」「場面」の影響を受けないという点でも価値のあるものだと感じます。テレワークが推進されて久しいですが、直接その場に行くことなく、ご自宅にいながら目的を果たせるというのはメタバースならではのものではないでしょうか。

 正直なところ、昭和生まれの私にとっては懐疑的な側面も多く、色々と準備が大変なんでしょ?インターネット上で交流して何が楽しいの?お金かかるんでしょ?と“食わず嫌い”になりがちですが、実際にやってみるとブラウザからアクセスして手軽に始められますし、直感的で操作も難しくなく、コミュニケーションも取りやすい。次世代の交流ツールとしてメタバースが当たり前になる日も近いのではないでしょうか。

 いつか皆様とメタバースで交流できる日を夢見て。それでは、また。 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?