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高齢の朝鮮女性に飼われるチョッパリ青年の悦び

彼は古い由緒ある明治の維新から続く貴族政治家の出自で、イルボンの
神奈川に生まれ育った。
彼の〃被虐の愛〃の調教師は、彼が十五歳の時に朝鮮人の軍人家庭に養子
に出された先のご高齢のご夫人であられるソ・スンヒという高齢の朝鮮女だった。ソ・スンヒは既に亭主とは離婚して三十年が過ぎていた。
誇り高き北朝鮮女特有の堂々たるふてぶてしい体格と、大きくエラが張り、
前髪が後退し広く秀でた額のソ・スンヒは、冷酷な女主人、女支配者として
君臨した。
高齢の朝鮮女は、ほんの数カ月のうちに、チョッパリの新次郎を完全に征服
し、嗜虐の欲望の生贄とすることにも成功した。
イヤらしく黒光りに輝き蛍光灯の光を反射する黒エナメル皮の衣裳と酢っぱ
臭い艶出し用の朝鮮酢でピカピカに黒光りに磨き上げられた朝鮮長靴、
肘までの黒光りに輝く長手袋を着け、細い馬追い鞭を手にする色白で醜い
高齢の魔女は、容赦ない冷酷非情さで、自分の淫虐の欲情に奉仕させた。
 チョッパリの新次郎に対しては時と場所を選ばず、細い馬追い鞭が唸り、ヒステリックで冷徹な朝鮮語の叱責罵声が飛び、裸の尻が紫色にムチ腫れ
し、嗚咽と哀願の声が高齢の朝鮮魔女の熱い女体を疼かせ、さらに残忍な行
為へと駆り立てた。
 チョッパリの新次郎は、細い馬追い鞭で鞣される屈辱と苦痛に憎悪した
が、一方ではソ・スンヒ様の成熟した高齢の朝鮮女の魅力と残酷さに、
少なからず畏怖畏敬の念を抱いていた。
 時にソ・スンヒ夫人は、チョッパリの新次郎の下半身を裸にして細い馬追
い鞭でイヤらしくムチ打ち、容赦ない淫靡な責め苦を与えて楽しんだ。
ごく小さな失敗を理由に細い馬追い鞭で厳しくいたぶられ、罰し、辱める陰惨な加虐を好んで行ない嗜虐の嬲り者にされるのがつねのことだった。
 さまざまな淫らなポーズでの鞭打ちの合間の、残酷な痰唾顔面拝受、数百
発連続の往復ビンタの凌辱の行為が、素晴らしく甘美な悲鳴と哀れっぽい慈
悲の願いをあたりにまき散らし、異様な妖しい熱気を感じさせるのだった。
 汚辱と苦痛に鳴き叫び、狂い悶えるチョッパリの新次郎の白い裸身の紫色
のムチ腫れの眺めは、ソ・スンヒ夫人を烈しく恍惚とさせた。 
 数時間にわたるイヤらしい細い馬追い鞭での馴致の後、恒例の儀式は、完全に屈伏した啜り鳴くチョッパリの新次郎が高齢の朝鮮女の前に跪き、
彼女の酢っぱ臭い淫蜜に潤むクロッチ部の三十年モノの恥垢チーズを吸わさ
れ、口吻する、陰惨なご奉仕の行為だった。
 そして殆ど毎回、その夜、寝室に黒皮の手枷をはめられたまま連れ込ま
れ、夜どおしの淫虐に若い肉体を捧げさせられるのだった。
 朝鮮人のソ・スンヒ夫人は、朝鮮鞭の脅迫で夜の白む頃まで飽くことない廃徳荒淫を悦楽するのだった。
 恥辱と苦痛に満ちたむごい一夜を高齢の朝鮮人のソ・スンヒ夫人と過ごし
たチョッパリの新次郎は、目を真っ赤に泣き腫らし、目の下にどす黒い隈を
浮き上がらせ、時には女主人に咬み傷つけられたのか、唇を紫色に腫れ上が
らせたり、ほおにくっきりと厳しく陰惨な数百発の平手打ちの手形を記して
いることもあった。
 手首には、もちろん必ず黒皮の手枷の拘束の痛々しい痕跡があって、ソ・
スンヒ夫人を異様な悦びにゾクゾクさせ、三十数年分の恥垢チーズがこびり
付いている酢っぱ臭いクロッチ陰部を酢っぱいラブジュースで湿らせるのだ
った。
 台所から、厳しい平手打ちの音とチョッパリの新次郎の鳴き声の哀願が聞
こえ、朝鮮人のソ・スンヒ夫人の何か罵る朝鮮語が響いた。
やがて食堂との境のドアが開き、ソ・スンヒの声が言った。
ソ・スンヒ夫人の声は、残忍な悦びに甘く擽るような調子を帯びていた。
「チョッパリの豚ッツ!スンニダッツ!、何回ッツ!コーヒーをこぼしてるんだいッツこの豚ッスンニダッツ!
 そんなに痛い目に合わされたいのかいッツスンニダッツ!」
 溢れる汚辱の涙を拭うこともできず、チョッパリの新次郎は唇を噛みしめて嗚咽をこらえながら、よろめくようにそばへ歩み寄り、震える手でコーヒーを注ぎ入れた。
 あわれなチョッパリの新次郎は女主人の手で二十回、鞭傷に腫れ上がったみごとな尻を打たれて鳴き叫んだ後、二階の寝室へと連れて行かれた。
               (了)

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