日本の民主主義は死んでる
検察庁法改正法改定法案の中身についてここで述べるわけではない。
このタグを見てて思った日本の異常性を今から書くのである。
日本のキモイ空気感
カルト的な政権支持者達は政策批判をする人々に「サヨク」「アベガー」「反日」「共産党の人」などと言うような、レッテル貼りをしながら、「あいつらはやばいやつ」というような冷笑態度をとることで「安倍政権を批判しないのが普通」というような空気を今までに形成してきました。(もちろん与党の議員達が先導してるのもある)。
同時に安倍内閣は野党の質疑のときに足を組んで余裕そうに聞いたり、半笑いで答えたり、「ですから何度も申し上げたとおり!」とまるでしつこい質問をされているかのような答弁をしたりして「バカだこいつら」というような態度をとることでその空気感を国会からお茶の間に届けました。
このような印象操作をおこなったことで、今の日本では異常な「安倍さんに文句言うのやめろよ」精神が蔓延している。
現在の日本では政権の政策に対して疑や異を唱える人を「思想が偏ってる人」と思われることがほとんどだ。実際、私の周りでも野党は文句ばっかり言うからなぁとかいう意見が結構でる(野党の役割は政府の監視でもあるので、これはある意味正しい姿ではあるのだが)文句の中身に耳を傾けて思考することなく。
実際最近の日本では、公文書改竄、統計改竄、自衛隊日報破棄、公職選挙法違反や公金横領、幾度となく起こった強行採決、消費税を上げて法人税下げ社会保障負担上げなど、安倍内閣で起こった様々な汚職や横暴が発覚したとき、先の時代と違い、明らかに世論が政権を見ていなかった(野党はまたどうでもいいことを..!とか興味がないですどうでもいい...!とか)
そもそも世論がしっかり行政を監視しないと、政権が暴走することくらい誰でも分かる。世論という武器、選挙権という武器を使ってやりたい放題させることを防止していくことで民主主義は円滑に進む。
しかし今の日本ではそれをすると「やばいやつ」だと思われるという異常な空気感があるのだ。
安倍内閣はレッテル貼りと冷笑の態度で政権批判の声と野党の力をどんどん小さくし、政治に無気力な日本人という空気感を作り出したのである。しかもそれが大成功してる。「今の政府はなんとなくやばいけど、他の党は文句ばっかでヤバいやつらだよなぁ」という層を作り出したことでもちろん選挙の投票率もクソほど低くなった。
一筋の希望はあった
僕はこのイかれた空気感を変える方法がただ1つだけあると思っていました。
このやり方ならイかれた空気感を作り出すカルト安倍政権支持者や政権のやり方は通用しないという、とっておきの方法が。
それは今回のタグのように芸能人達がこぞって政権に異を唱えること。
この方法だと安倍政権支持者達の「政権に異を唱えるのはヤバいやつだけ」「普通は批判しない」というやり方が通用しない。民衆に支持される芸能人達が言っているから、全うな人間達が言ってることが明らかだから。本当の世論がそこに確かに存在することが浮き彫りになるから。
しかし、、、、、、、、ダメでしたとさ。もう遅かった。言い方は悪いが日本人はすでに洗脳済みというかもしれない。
「ファンでしたがこんな思想だったとは、、」
「デマを流さないでください」
「芸能人なのにこんなツイートしてほしくない」
「分かってないのにツイートしないでください」
「もうこの人達仕事なくなるね(脅し)」
今回のきゃりーぱみゅぱみゅやメンタリストDaiGo、いきものがかり、その他多くの芸能人はツイッター上でものすごい勢いで叩かれ、パミュはついにツイートを消した。
芸能人が「安倍のマスク批判するのはやめよう!」ってやったり、サンドウィッチマンが「こんなときなんだから政府批判するなよ」って言ったり桜を見る会にタレントや芸人が参加しても何もいわれないのに、
政権に「おかしいよ」と言った人は叩かれるんです。著名人と政治は肯定側の立場のときのみおかしくないことになるのです。
僕はキャリパミュがツイートを消した瞬間「政権の空気作り」によって民主主義が敗北したことを確信しました。
民主主義なのに船を動かしてる自覚がない国民達。
やはりこの国では、政権に異を唱えることはおかしいことなのです。
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