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【S22】スカーフWキュレム軸

サムネイルの画像は第4回葉桜感謝祭で使用
(ランクマッチS22ではピーク時の並び)
第49回葉桜杯ではギルガルド、ホルードをそれぞれヒードラン、霊獣ランドロスに変更(本戦のみフェローチェ→水ウーラオス)

概要

打点範囲が広く、かつ耐久も十分なため多くのポケモンと撃ち合いやすいWキュレムから構築をスタート。さらに一般枠として、キュレムと相性の補完がとれ、ダイマックスがない環境により追い風になった腹太鼓マリルリに着目した。ざっくりと上から高打点で殴り続けることをコンセプトとして、対面よりな構築で残りの一般枠を当てはめていった。
最低限のサイクル要素を持たせながら、強力な縛り性能のあるポケモンのどれかを通す動きを目指す。

個体解説

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構築のスタートとなったポケモン。
周りでサイクルをしながらこのポケモンの圏内に入れていくというのが第1のコンセプト。技範囲の広さという利点をこだわりアイテムによって多少損ねてしまっている部分があるが、Sを確保することによってどの構築にも基本的に投げていくことができる。最終手段で交代読みの技を撃たなければならない場面もあるが、「何かを崩せばこの技が一貫して通るようになる」という場面が多いため一度読みを通してしまえばそのまま勝ちに直結する対戦も多い。それを実現しやすくしているのがスカーフの利点ともいえる。
技構成は、多種ある攻撃技のうち比較的打ちたいポケモンの多い上位4つの技を採用した。ドラゴン技がないことによってメタモンに対しても勝ちやすくなっている。


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キュレムとメインでサイクルをしていく駒。主にウーラオスやバンギラスなどを受けていく。ダイマックスがないルールだとやはり「はらだいこ」は非常に強力で対戦の途中でマリルリを通すプランに変更することもしばしば。
止めに来るポケモンとしてはサンダーや、高耐久の水タイプになるが、これらに対してはキュレムが強く、相性の補完も取れている。ナットレイに対してはキュレムへの受けだしで削れた場合に、2サイクル目以降の「はらだいこ」で無理やり倒していく芸当も可能。


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黒バドレックス、ゼルネアス、カイオーガ入りなどの構築に対して投げていく。基本的にとんぼ返りで対面操作を行い、キュレムへの有利な対面を作ってダメージレースを有利に持っていく。技構成は「グラススライダー」「とんぼがえり」はほぼ確定として、黒バドレックスへの打点や他の持ち物を落としてアドバンテージを稼ぐ「はたきおとす」と、場持ちをさらに良くするための技として、かつナットレイ、悪ウーラオスなどの打点でデメリットなく撃てる「ドレインパンチ」を選択した。


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主にザシアンに対して削りを入れる役目。またフェローチェ、ゼルネアスなどのストッパーとしても起用している。ゴツメ枠はランクマで霊獣ランドロス、サンダーに変えてみて試してみたが、ランドロスは「こおりのキバ」持ちが増加し、サンダーはそもそも交代際に「じゃれつく」入れられたり、キュレムがスカーフの関係上せいでんきが発動しても対して恩恵がないので、最終的にこのポケモンに落ち着いた(ほのおのキバ持ちも散見されるらしいので、安定するとは言えないが)。第49回葉桜杯では霊獣ランドロスをゴツメ枠として起用。このポケモンでこのポケモンで「とんぼがえり」がとても偉い。


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低速が多い受け構築に対して、対面的な動きでキュレムと同時に圧力をかけていく駒。特にムゲンダイナに対して削れている、あるいはAランクの上昇時にトリプルアクセルで倒すために、性格はいじっぱりでいのちのたまを持たせている。ザシアンもSを落としている場合が多いのも多少追い風になっている。マリルリと同様サンダーを呼びやすいポケモンではあるが、いのちのたまを持たせていれば受け出し時の削りとトリプルアクセルで倒せてしまうので、役割集中で同時に出し、フェローチェがせいでんきで麻痺してもマリルリを通していくような展開も多い。また、壁展開への対応策として「かわらわり」を採用した。壁役に仕事をさせないまま倒し、ビーストブーストで裏のポケモンにも大きく負担をかけていくことをねらいとした。


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タスキ枠。対面のような展開で戦う場合や、積みポケモンにたいしての切り替えしとして選出することが多い。特に「じたばた」が優秀で、遅い水枠に対してはこの技で上から縛ることが多く、HP1の状態でも非常に価値のあるポケモン。サブウエポンとしては、霊獣ランドロスをはじめとする飛行タイプに対して刺しやすい「れいとうパンチ」を採用。


戦績

第49回葉桜杯 ベスト4 (予選11-3)
第4回葉桜感謝祭 ベスト8(予選4-1)
S22 最高レート203X  最終19XX?

雑感

ランクマッチでは最初、環境に多かったザシアンや黒バドレックスに対してメタを貼るような構築だった。しかし、次第にいろんな種類の伝説が台頭してきたためアレコレ構築を変えているうちに、悪い方向に構築を歪めてしまったところでレートを溶かしてしまった。
レート2000のタッチはできたものの最終順位は個人的に納得できる位置にはいなかったので、記事におこす気が特になかったが、葉桜杯という大会では、(優勝とはいかなかったが)比較的良い成績を残せたので、記念に書き留めるに至った。
2000に到達したのはS15以来であったが、2100を目標に対戦を続けていたため、保存しなかったことに後悔はないが、ランクマッチで勝ちきれなかったのは悔しい結果となってしまった。葉桜杯で負けた対戦でも実力差を大きく感じるようなものばかりだったため、まだまだ上位に立つには時間がかかりそうだと痛感した。
とはいえ、昔からオフを主催していたような身として、大会に参加すること、そしてそこで勝つのはやっぱり楽しいなとは思う。今後は仕事と趣味(DTM)の関係で、また思うようにランクマッチに時間を割ける月がいつになるかは分からないが、空いた時間でこういった大会には積極的に出ていきたい。


拙い文章で申し訳ないですが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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