ひとりぼっちのライダー

今日は風が強いが
いい天気なので
R430を通って玉野市まで
ドライブした。
自転車や徒歩を
愉しむ人達を通過しながら...。
そういえば彼女も
自転車転がすんだったけ。
すれちがったこともない
あなたを想う。
僕はいつもいつも
高い空を見上げながら
きっと理想の地は
何処かにあるのだろうと。
いつも探していた。
いまも探しているのかも
しれない。
自由という場所を。
あなたも
そうかもしれない。
僕等はひとりぼっちのライダー。
風に逆らいながら
ときには風に流されながら
雨の日も
風の日も。
暖かい春の日差しの中で
照りつける太陽の下で
木枯らしの舞う冬の寒さに耐えて。
あなたも自由という
得体のしれないものを
追い求めて。
僕等は自由という
幻想に囚われた囚人。
移ろう季節と
あなたの心変わりを
感じながら...。
でも結局
行き着く先は
いつも
ここ。
蒼い海と
潮風が吹きつける
いつもと変わらない風景。
変わらない風景と
変わっていく僕等。
いいじゃないか
僕等はライダー。
僕等はひとりぼっちのライダー。

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