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川のほとりに立つ者は

寺地はるなさんの新刊。やはりいろいろ考えさせられる。私はいろいろな人と接する職業についている。寄り添って関わってこその仕事だと思っている。寺地さんの本を読むとそんな自分の思い上がりにあらためて気づかされ恥ずかしくなる。
自分でもわかっている。寄り添いますなんて言葉は軽々しく口にする言葉 じゃない。自分一人その気になっているだけ。相手は私のことを押し付けがましい、中途半端なおせっかい人間だと傷ついているかもしれない。
そんな私はやはり「川のほとりに立つ者」だ。うまいこというな、寺地さん。本当にぴったりな言葉です。
でもせめて、川のほとりに立ちながら、必死に川底を探そうとする人間でありたい。

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