頭痛のする話
やぁ!古戦場がインターバル中で暇だから記事を書いてやるぜ!有難く読みな!今日は10年近い時を経て記憶が曖昧になっても頭痛がしてくる思い出話だ!
いや……10年はまだか?8年?まぁなんか……そのぐらい!
機械化魔法世界アンテセラ
これはかつて六命と呼ばれた栗鼠ゲーの中で行われた合わせ企画の一種。
ざっくり説明すると、六命というゲームで用意された舞台セルフォリーフ/アンジニティとは別の分割世界、アンテセラという所出身のキャラクターを生み出し、セルフォリーフ(一部アンジニティも含む)で遊ぼうという物凄い気楽に始まった話である。
興味があればググると雑多な設定合わせページとかまだ残ってるみたいなのでどうぞ、超意味不明なクオリティが高い公式サイトはもうなくなってるみたいです。残念ですね。(全然残念じゃない)(残ってたら余りのキツさに死んでた)(気を取り直そう)
ちなみに私の推しはツー・ファンとピザ子です。
そもそもの話
これはもう公言してる事なんですけど、私ロールプレイって嫌いなんですよね。好きじゃないという曖昧ではなく端的に嫌いなんですよね。出来るか出来ないかって言うと出来ますけど。嫌いなんですよ。
実は絵を描く事も別に好きでやってたわけでも無いんですよね。必要に迫られてスキルを得たタイプで、全部かつての定期更新ゲームでイラストという価値が金塊を積まねばならない存在だったのでコストカットの為に習得したものですから。そんなもん金があったら金で解決したい問題ですよ。
それでまぁ小銭程度でも稼げるぐらいの絵が描けるようになった頃には定期更新ゲームではイラストなんてお気持ちで配布するもんだろみたいな風潮になっててほんとクソだなと思ってました。憎しみだよね憎しみ。全てが憎い。
何故参加してしまったのか
わからない。なぜ参加することになったのか?
全然覚えてない、多分よくあるパターンだから……企画主が雑多に呟いてるのに……反応して空リプでなんか言って……おっ!ちゃいなさん参加しますか!?とか言われて……は??????嫌だが??????????しょうがないにゃあ……みたいな……たぶんそう……
誰か覚えてたり垢消したから残ってないだろうツイッターの旧本垢のログあったら教えてくれても良い。
まぁ少なくとも当時はそれなりに仲が良かった気がするし一緒に遊ぶのも吝かでもないみたいななぁなぁな感じだったのでは?
まさかこの時の判断が自らを地獄に叩き落す事になるとは思ってもいなかったのである。
予感
いや、なんか軽いノリで参加してくれる人の名前発表された時点で死んで地獄に突入しましたよね。意味不明じゃん。しかもめっちゃおるやん。意味不明じゃん。
もしググって見つけてしまった人はわかったりわからなかったりするけど当時の栗鼠ゲ内では物凄いパワーを持ってる方がちらほらと見えるし、全然新規で当時知りもしなかった人も箱を開けてみたらプロ級のイラストが投げ込まれてるんですよ、え?プロの方ですか?プロ……プロですね?
???????????
あの~……その……もうしわけないんですけれどもね、あの……皆さんはどういう集まりで?
あ、あぁ~まぁ~そうですよね~えへへ、すいません、パーティー会場間違っちゃったみたいで、おほほほほ。
まぁ逃げ出せなかったんですけどね。
地獄の始まり
そんなわけで始まった、いや、むしろまだゲーム本編始まってないんですけど。開始前から地獄が始まったんですよ。
知ってる人は知っていただろうし、ググって目を通した人も見つけたかもしれないんですけど。
この企画、私、PTMを含めた3人分のイラスト全般とプロデュースを実質私一人で行っていました。
もちろんPTMの二人とは設定やキャラデザイン等の相談を重ねたりしたんですけど。うち一人に関しては開始後の日記のチェックも込みで、尚且つ普通のPTとしての指示役を担っていました。
つまりですね、3人分のイラスト作業と、2人分の日記と、3人分の継続登録作業が私の仕事量です。
……な~~~んてね!実はそうじゃないんですね!!!
これに界隈で最もとある技能について詳しいと称されてしまうほどデータの集積と解析と、情報サイトへの提供業務がありました!(別に強制されてない)(でも誰もやってないから自分でやらなきゃどうしようもなかった)(データとして使うにはクソ鬼畜な仕様で栗鼠を縊り殺したくなった)
頭おかしいんちゃうか????アンジニティも同時進行なんだが???????
自業自得では?
言うてどんなに作業量が多い苦行で修行のような日々だけど別に強制されてはないし自由意志だよね。仕方がない。
でもよぉ、こんな錚々たる顔ぶれで、なんか公式サイトとか超出来の良い紹介サイトまで用意されて、この私が、よりによってこの私がその素晴らしい出来になぜかなってしまった一つの歴史に泥を塗るわけにはいかねぇだろう?
これはただの自己満足で自意識過剰だったかも知れないが、少なくとも当時の私にはそれらを成せるという期待や信頼があった、と思いたい。
誰かに強制された義務を行うのではない。
これは私が、私自身に課す義務である。
心掛けた事
当然ですが、前述した通りイラストに関してもロールプレイに関してもストーリーの構築に関しても私の及ばないような、雲の上に居るような方々とご同席してしまう事になったので、イラストのクオリティやロールプレイはへたくそなりにその時出来る最善に近い形を出来うるかぎり研磨してお出ししました。特にこれに関してそれ以上言える事は無いです。
今当時の作品群を見たらうっわ下手くそ過ぎひん?恥ずかしくないの?もうすでにこの場に居た事自体が罪では?勘違いした恥知らずじゃんみたいな気持ちにならないでもないですね。もしかしたら当時周りからそう見られてたのかもしれない、申し訳ない、私のようなクソがこのような素晴らしい人々の足元に這いつくばる権利をいただいてしまって本当に申し訳ない……。
そんな事より我々のPTは設定として軍人のような物(多国籍傭兵的企業所属)だったので弱くては行けなかったんですね。セルフォリーフ1強くある必要は無いんですけど、少なくともアンテセラで1番強くならなければいけなかった。別に誰かに言われたわけじゃなくて、私の個人的なイメージです。兎に角アンテセラ内に限定しても、最もゲームの進捗を良くし、対外的に見ても戦闘力を感じて頂く結果を実際に数値として見せねばならない。
コンセプトパーティーで(最難関)
いや、もう、割とこの時点でPTの指示役を経験した方の幾人かは理解してくれるかもしれませんけど、この時点で心労がヤバいですよ。
何が待っているか全くの不明、未開の荒野の行軍、自らの選択した技能に何が眠っているか、この先のいずこでイベント戦が襲い掛かるか、装備は出来うる限り更新を怠らず、最新のゲーム情報を纏め整理しルートを構築するか。まぁでもこの位はね、普通の範疇です。
が、六命、この頃の栗鼠ゲーにはゲーム参加者のほぼ全体に襲い掛かる格付けがまだ存在しました。
そう、闘技大会、という悪魔の存在が。
ただゲームを進めるだけならば、その勝敗にそこまで拘る必要はない、オマケ要素。
でも、全参加者の目に触れる順位付けがなされる。対戦カードに大きく左右される対人戦の祭典。
闘技大会。
私にはこのクソゲーでアンテセラ内で最も高い順位をもぎ取らねばならない、という責務があったのです。
先に結果を言っておきますけど無事に取れました。めでたしめでたし。
で、その為には必要なんですよ、データが、それも出来る限り詳細で信頼できるデータが。
自分で作るしかねぇよなぁ!あぁ!!この最高にクソシステムな”罠”って技能のデータをよぉ!!!!!
毎更新、何なら再更新が行われる度に圧縮結果を確保し、エクセルにデータを入力し、使用結果を全て目視で確認する必要があった、この恐らく栗鼠ゲで最も凶悪なデータ群を、ただ一人、すべて人力で解析させられました。
と、言うのもこの”罠”という技能で覚えるスキル群、特定のトリガーを経て発動する、条件式と。
完全にランダムで発動する、ランダム式のスキルがあったのです。
今のイバラシティとかいう奴では事前に条件が開示されてて凄い楽そうですよね、それは良い事だと思います。物足りないと言えば物足りなさを感じる。頭が壊れちまったんだ。
当時はスキルって、使って見なきゃ効果がわからない(栗鼠センスでぶっちゃけ名前も別に参考にならない)ので初使用結果にはデータ勢が群がってあーだこーだ言ったものです。
で、罠のスキルです。ランダム式と条件式が分かれています。条件式も多岐にわたります。設置したターンの最後に必ず発動する、対象のHP/SPが一定以下になった対象が居た時発動する、状態異常に反応する、確認できたのはこんなものだったけど明かされなかったり解明しきれなかった部分には設置後〇ターンで発動なんかもあったのかもしれませんね。それを特定するためには機械作業では無理でした、いやあまりにもチェック項目が多かったのでそれを機械的に処理するのを作るより自分の目で全部チェックしたほうが確実で早かったんですけど。
これ画像見える?
他に技能そのものに効果量補正計算があって、更に音楽って技能にもあって、その組み合わせに、更に対象人数補正が加わって最終効果量になるので、それらの補正式を求めて計算機を作ったり。
ランダム式罠の発動率を求めたり、それらの命中率を求めたりしました。当時の情報集積系サイトだとキャラクターの行動に付随したデータしかとってなかったんで、罠系のスキルの大半はこのチェックに漏れて命中率データとか私のエクセル内以外では一切公表されてた所は無かった記憶ですね。
公表した事が無いので実質私しかこのデータを持ってないと思います。もしかしたら私の他にも居たのかもしれませんけど出会った事はいまだ無いですね。
まぁ、これらの努力のお陰か、ただの運のお陰か、それは全くわかりませんけれども目的を達し、尚且つボロが出る前にゲームが終了してくれてめでたしめでたしってわけですよ。やったぜ!なんだ努力が報われてハッピーエンドな話だったじゃねぇか!本当かぁ!?
あと全然本当に新規参加だった参加者に対してゲームシステムを解説したり。世界観や(他人の)キャラ設定関係とか関係性とかちまちまと話し合って整合性を取る事になったり……なんか便利な道具扱いされてない?もしや人間枠ではなかったのでは?
あの時代を振り返って
いや書きだしたり思い出そうとして頭痛に襲われてたわりには気持ちいい話だったのでは?
でもマジで正直超人集団に囲まれた一般人がキチガイみたいに労力を割いて必死にしていたのは本当に地獄だと思ったし思い返してみてもやっぱ地獄だし正直もう二度とやりたくねぇと思ってるし、定期更新ゲームは引退したのでもうないなと思っている。
が、この後一揆とかいう続く栗鼠ゲーにて(個人的な)定期更新ゲームの絵師と言えばこの人!とも言える人のギルドにお誘いされ、当時のピクシブファンタジアと反復横跳びしながらプレイするハメになったりしたのだがそれはまた別のお話。
アンテセラ当時はマジで作業量がキチガイで、多分これは恐らく最も作業量が多かった私だけではなく他の参加者の面々もアンテセラ自体の作業量に加えなんか普通にプロだし仕事やってたりで物凄い頻度で作業通話しながらお互いにペンタブを走らせたり鉛筆を走らせたりする音がこだまする通話を繰り返したり。
なんの気の迷いかその作業通話をなんもせずラジオとして配信して頭のおかしい会話をしたり言い様によっては充実した活動期ではあったと思います。
遊び、というよりは、確実に、修行って言う、感じでしたし、頭痛は治らないだろうし、よくもあんな面子の中にぶちこみやがったなこの野郎と言いたい。誰かこの記事あの蛙に投げつけてやってくれんか?生きてんの?生きてるのは知ってるわ!
ともかく、遠く輝いてたあの地獄な日々の思い出にこれにて終止符を打ったという事で、よろしいですね?
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