幡﨑 漣

言葉や文字や記号がすき。公共サインと回文の愛好家。

幡﨑 漣

言葉や文字や記号がすき。公共サインと回文の愛好家。

記事一覧

Bd.10| 幡﨑、車を買います

車を買うことにした。 もともと無類のドライブ好きだが、どうにもソロバンをはじくと 「車は維持できないなあ~」な結論に至っては、車所有の夢が 浮かんでは消え、浮かん…

幡﨑 漣
3年前

Bd.8: 弱冷房車って、寒そうだ。

ちょっと何言ってるか分からないと思う。 そんなわけで、これを見てほしい。 弱冷房車って……、 却って寒そうに見えないか?冷房のことだからしかたがないけど、まずぜ…

幡﨑 漣
4年前
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Bd.7: 身と心 ととのう空間 =探訪記 初台・fuzkue=

諸先輩方からイチオシされていたこのお店を 訪れることが、ようやくかなった。 運よく一つだけ空いていたソファ席に座り、 皮の下敷きに綴じられたおしゃれなメニュー帳を…

幡﨑 漣
4年前
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Bd.6: ぬらぬらと つらつらと

万年筆。文字。手書き。 私の好みを全部のせしたかのようなイベントに、思わず申し込んだ。 fountain はやしさん主宰の”手書き推進部”。 「部活動」は手始めに、まずマ…

幡﨑 漣
4年前
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Bd.5: 筆欲 =フデヨク=

何か文字を書きたい。 だけど、特段書く用事はない。 だから、何を書けばいいか分からない。 でも書きたい。こんなときがままある。 この欲求はやっかいで、なんだかんだ…

幡﨑 漣
4年前
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Bd.4: うた浴び、憩い、陽 与う。

「ほんやのほ」の回文読書会 “よむうたうむよ” に参加した。 私が参加するのは今回が5回目。 毎回、あししげく通っていることに気づく。 この“よむうたうむよ”こそ…

幡﨑 漣
4年前
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Bd.3: 他を知り、自を知る。

殊、語学ではざせつばかりしてきた私が、 語学塾というところを初めて訪れた。 国分寺駅北口の、商店街と住宅街の汽水域みたいなあたりに 「語学塾こもれび」がある。 他…

幡﨑 漣
4年前
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Bd.2: 日記 令和元年9月9日(月)

何とはなしに、眼球の奥が鈍く痛むから目が覚めた。 これが爆弾低気圧の為せる業か…… 耳からの情報では、私の家はアパートごと、たぶん洗車機か何かで洗われているようだ…

幡﨑 漣
4年前

Bd.1: 文藝空間に包まれて

東京の小伝馬町に、「ほんやのほ」という会員制の書店がある。 この書店が入居しているのは、年季の入ったビルの二階。 私が初めてここを訪れたのは、この国の平成という…

幡﨑 漣
4年前
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Bd.0: わたしタピオカミルクティ炊いてくる! 実が、おひたしだわ!

こんにちは。幡﨑 漣です。幡﨑 漣(はたざき れん)といいます。はじめまして。 旧友にそそのかされて、noteを始めてみることにしました。 まずは三日坊主にならないこ…

幡﨑 漣
4年前
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Bd.10| 幡﨑、車を買います

車を買うことにした。

もともと無類のドライブ好きだが、どうにもソロバンをはじくと
「車は維持できないなあ~」な結論に至っては、車所有の夢が
浮かんでは消え、浮かんでは消え、を繰り返していた。

今春。緊急事態宣言の最中、ひとり散歩に繰り出して
たまたま通りかかったとある車屋さんに心惹かれる一台が。

その子がまもなくうちに来る。

車との日々も書き連ねていけたらと考え中。
とりあえずご報告です。

Bd.8: 弱冷房車って、寒そうだ。

Bd.8: 弱冷房車って、寒そうだ。

ちょっと何言ってるか分からないと思う。
そんなわけで、これを見てほしい。

弱冷房車って……、 却って寒そうに見えないか?冷房のことだからしかたがないけど、まずぜんぶが寒色だし、
弱いはずの「弱」にいたっては、紺色で強調されている。
「あなた、本当に弱いの?」というのが正直な感想だ。
申し訳ないが、ステッカーからは弱そうな感じはしない。

たまたまこの電車だけなんだろうか。
気になったので、乗った

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Bd.7: 身と心 ととのう空間 =探訪記 初台・fuzkue=

Bd.7: 身と心 ととのう空間 =探訪記 初台・fuzkue=

諸先輩方からイチオシされていたこのお店を
訪れることが、ようやくかなった。

運よく一つだけ空いていたソファ席に座り、
皮の下敷きに綴じられたおしゃれなメニュー帳を眺める。

コーヒーを飲むつもりで来たけれど、アルコールメニューに目移り。
ここは……、 うーん やっぱりビールかな。

そっと店員さんと目を合わせ、そっと手をあげて一杯を頼んだ。

はるばるベルギーからやってきた「シメイブルー」。

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Bd.6: ぬらぬらと つらつらと

Bd.6: ぬらぬらと つらつらと

万年筆。文字。手書き。
私の好みを全部のせしたかのようなイベントに、思わず申し込んだ。

fountain はやしさん主宰の”手書き推進部”。
「部活動」は手始めに、まずマイ万年筆を作るところから始まる。

素材はプラチナ万年筆のプレピー。
インキカートリッジにマスキングテープを巻いて装飾していく。
私の一本はこんな感じ。

部活動の先輩から、楽しいテープをいただいた。
……我ながら、貼り方にはセ

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Bd.5: 筆欲 =フデヨク=

Bd.5: 筆欲 =フデヨク=

何か文字を書きたい。
だけど、特段書く用事はない。
だから、何を書けばいいか分からない。
でも書きたい。こんなときがままある。

この欲求はやっかいで、なんだかんだなかなか収まらない。

仕方がないから、目に見えた掲示を文字だけ書き写してみたり、
最寄りの鉄道路線の駅名を起点から順々に書き連ねてみたりする。

住所とかにも、ある種の形態美を感じて書きたくなるのだけれど、
個人情報で処分に困るから、

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Bd.4: うた浴び、憩い、陽 与う。

「ほんやのほ」の回文読書会 “よむうたうむよ” に参加した。
私が参加するのは今回が5回目。
毎回、あししげく通っていることに気づく。

この“よむうたうむよ”こそ、幡﨑が回文に魅了され、引き込まれ、
幡﨑を回文愛好家たらしめた、名実ともにルーツといえるイベントだ。

“よむうたうむよ”に参加するまで、
私は回文の存在すら意識していなかったのだけれども、
作ってみるとこれが面白い。

言葉をひっく

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Bd.3: 他を知り、自を知る。

殊、語学ではざせつばかりしてきた私が、
語学塾というところを初めて訪れた。

国分寺駅北口の、商店街と住宅街の汽水域みたいなあたりに
「語学塾こもれび」がある。

他言語を得るとはどういうことなのか。
言語習得に掛る3人の自叙をもとに、
「母国語と他言語との関わり」を考えるという
勉強会に参加してきた。

輪読をもとに、母国語と他言語を対比してみる。

たとえば、ふだん日本語だけを使って生きている

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Bd.2: 日記 令和元年9月9日(月)

何とはなしに、眼球の奥が鈍く痛むから目が覚めた。
これが爆弾低気圧の為せる業か……
耳からの情報では、私の家はアパートごと、たぶん洗車機か何かで洗われているようだった。

試しに電気スタンドのスイッチをひねってみる。
おぉ、点いた。よしよし。まだ大丈夫。

3時12分Twitterで情報収集。
隣の駅の辺りでは停電しているみたい。
こいつぁ我が家だって時間の問題かもしれない。

3時23分困った。

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Bd.1: 文藝空間に包まれて

東京の小伝馬町に、「ほんやのほ」という会員制の書店がある。

この書店が入居しているのは、年季の入ったビルの二階。
私が初めてここを訪れたのは、この国の平成という御代がまもなく幕を引こうか… という春の日の午後だった。

ビルの見た目と店までのアプローチの風景は、少し荒涼寄りに振っていて、
初見では「本当にこんなところに書店があるの?」といった雰囲気。
さらにお店は会員制と聞いてきたから、なんだか

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Bd.0: わたしタピオカミルクティ炊いてくる! 実が、おひたしだわ!

こんにちは。幡﨑 漣です。幡﨑 漣(はたざき れん)といいます。はじめまして。
旧友にそそのかされて、noteを始めてみることにしました。
まずは三日坊主にならないことを目標に、続けてみたいと思います。

かたがき幡﨑の生きざまです。
・ 回文愛好家 → 没頭できる大切な趣味。タイトルも回文です。
・ 公共サイン愛好家 :道路標識とか、駅の看板とか、もろもろ。
・ 旅行愛好家 :車旅、飛行機旅、鉄

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