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ターコイズ 最終見解

馬場は先週より若干内が荒れ模様。開幕の雨でタフ馬場スタートの今節、予想は内外フラットか若干真ん中から外よりになる予想。明日前半戦で確認必要。タイムも速すぎずかかりすぎずか。

レースの展開を握るのがスマイルカナより、トロワゼトワル。斎藤騎手が競り合いにいくのか行かないのかでスマイルカナへの負荷が変わってくる。今回は、トロワゼトワルのリズムを崩さないように、かつ残り少ない競走馬人生で最後のチャンスかもしれないこの馬にとって、本来のスタンスである積極的に前で運ぶに山をはる。あくまでスマイルカナの番手で外からプレッシャーを与える。スタートからきついカーブではないので、極端に内に被されなければ付近の内にいる馬にも大きな影響にならないかもと。

ペースはM~H想定で35秒を切ってくればこの馬場なら速い方になる。緩むところが少なく息が入りにくい展開予想のため、流れたペースでの最終ロングスパート戦で予想。

直線向いて、少し離れた2頭を追う展開で極端な団子より少し縦長、最終コーナーは先頭2頭以外は密集する予想のため先頭以外は、3.4コーナーの位置取りが鍵になりそう。ただ、内が伸びる想定ではないためイン突きよりは真ん中から外目をピッチ走法で抜け出せる馬と後半ロンスパでバテない馬を中心に買う。


◎ランブリングアレー

前々走は夏の影響か馬体を減らし着外だが、ハイペースを先行して唯一粘っていた馬。前走大きく馬体を増やしたが戻したという印象で実際走っておりベスト体重に近いのだろう。中間もしっかり負荷をかけ、最終は流す程度。この馬の評価ポイントは、ハイペースでも先行しバテない強さ。ポッケリーニやラブズなど、負かした相手や戦ってきた相手レベルがこの中では上位。今回距離短縮にはなるが、このターコイズでも短縮で展開速いレースで好走した背景もあり、この馬も1600は経験済みでラブズの2着のレースもある。血統的にも母父ロベルト系と母母父にサドラー持ちと暮れの中山に相性が良くタフな展開にも十分期待値高まる。不安点は外にトロワゼトワルがいることでスタートから被されてポジション悪くなることだが、前走前目でレースを運んだことで、距離短縮の位置取り中団なら、逆ショック理論も働くため、このメンバーレベルなら三着には持ってこれると予想。ジョッキーが先週ソダシで勝利した隼人Jで、自信に変われば強気に乗ってほしい!三着内軸で、スタートのポジション次第では頭の候補としてこの馬から相手本線に流していく。

相手本線4頭

▲トロワゼトワル

プラス点は、今回の坂路タイムが引退近くの馬とは思えない充実ぶり。状態も良い。あとは距離短縮がこの馬にとっては久々。前走初の1800で馬場も重く4着。京成杯は1400からの延長の高速馬場でスピードをそのまま生かしたレース。今回は馬場がタフな前走から距離短縮で逃げ馬のストレス的にはこの馬も抑えられるか。マイナス点はやはり斤量。過去背負ったことのない負担のため、どこまで能力で補えるか。もう一つが鞍上のテン乗り。斎藤Jは積極的に乗ることを信じている。

▲インターミッション

中山マイルの適正の高さと想定展開へのパフォーマンス発揮も期待できるため。枠が少し内よりなのが不安点なのと、追いきりも前走の方が良い。鞍上は理解度高めで、叩いて2走目で同厩舎の回避がこの馬への期待値ととらえ評価。対抗にしなかったのは血統的な裏付けが少ないのと、枠が取りたい位置を取れるかが不安なため。はまれば頭まで!

▲アンドラステ

前走京成杯で負けているがスピードに乗るところで馬群に阻まれ終了。度外視とみた。父オルフェがステゴのノーザンテースト、母父ロベルト持ちとタフな展開を得意としており関屋記念やエプソムでも鋭い足をあの馬場で見せつけた。前走の負けで中山が合わないはまだ判断できず、人気を落としたのであれば流れる今回馬群を突くことができれば一発ある。不安点はやはり最終追いきりの折り合いを欠いた面を見せたところとこの馬も内過ぎるので、進路があくかどうかのリスクある。

▲シャインガーネット

追いきりだけでは、一番評価。最終坂路のタイムも秀逸だが一週前の南Wも稍重の中持ったままで全体時計まとめていた点。クイーンを使う予定の回避だが、1800は少し長い印象でベストは1400だと思う。それでも今回の追いきりで調子の良さを買って評価。インでどれだけロスなく周り足を溜めれるか、直線の進路取りが鍵になる。鞍上田辺Jもちょっと前なら中山や小回りといえばの印象で、抜け出すポイント理解度は高いはず!この馬にも複数回騎乗し相性も良いので期待。

相手

△スマイルカナ

一番迷った馬。今回の枠は絶好枠。内に速い馬がおらず、外から被される心配だかだか、京成杯を見ても二の脚の速さ含め楽にハナはとれると想定。中山自体も得意としており、桜花賞のレースぶりは強さが光る。今回の不安点は2つ。一つは可能性論だが早熟馬というところ。スピードにたけており負けが続くまでは買い続けた方がいいが負け始めるのが前走含め今回からの可能性もある。ディープにフォーティーナイナー系で母母父ストームキャットと米国型のスピードが加わっているがピークも短そう。

もう一つが前走1400からの距離延長。前走も内が悪いコンディションで負荷のかかったレース。9月からこれで4戦目。やはりフレッシュな状態の方が良さそうなので明け4戦目でどこまで本来のパフォーマンスを出せるかどうか。追いきりから見るとそれも杞憂に終わる可能性もあるため抑えるが、個人的に血統からこの人気はやりすぎな印象。外から仮に被されると悪くなり始めてる内を終始通らなければいけないし、京成杯ほどの能力は出せないと評価。

△シーズンズギフト

前走折り合いを欠いて、スマイルカナとともに撃沈。ノリさんでも抑えられなかったような気性の馬だったが、今回の追いきりはそれを課題に工夫されていると思う。この馬はしっかりと折り合えば高いパフォーマンスを中山で出せると思うし、紫苑Sでは外から勝ちにいく先行競馬をして残したし、粘れる足と小回りへの適正は高いとみている。本来なら▲にしたいところだがいかにも人気しすぎ。中距離ではルメールやノリさんが前半馬の行く気のまま先行し、上手く先行集団で落ち着かせる。勝負どころであがっていき馬券内。ただ勝ちきるまでにはワンパンチ足りない。津村Jがのった時は同コース、スタートも少し遅れ後方待機。馬を抑えるのに必死で後半はそのまま捲るように運び2着。ハマれば一発ある。折り合いがつくのであれば前半は中団あたりで折り合い、後半から先頭を捕まえるように上がっていくロンスパ戦で走ればとは思うが前走の折り合いを見ると上手く行くかどうかは実際走ってみないとなんとも言えない。外差しがきまるのであれば単穴の候補だが、追いきりが平凡のためこの評価。

渾身の穴

☆クリスティ

まずは血統。ダートになっても不思議ではない血統に見えるが、結論底力のあると解釈。父キズナは中山1600の成績がサンプル少ないが好成績を収めており、キズナは日本ダービーを勝ったりしているがパワーの問われる展開でも活躍するところが凱旋門4着に走ったところだと。そこにクロフネと母母父はフジキセキとタフな展開になってもしぶといイメージ。負けたりしたレースはクロフネならではの外から被される脆さが出ている場面ばかりで、今回は比較的外枠で連続でのっている松若騎手ならそこは理解しているだろうと。後ろからだとキレる足がないためできるだけ先行集団にとりつく形で前がバテて来たところを外から上手く粘れれば三着あってもという評価。特にここを目標にと陣営の言葉通り一週前松若Jを乗せCW6Fを80秒。最終坂路も力強く駆け登り調整は万全と見た。牝馬戦でこのメンツなら、この人気は美味しいし一発あっても不思議ではない。

消しよりの抑え

×フェアリーポルカ

中山や小回りはあうし、和田Jのイン突きも期待。前走先行しての距離短縮もプラスだと思うが、1600が初。ピッチ走法の馬で後方追走にもなれば外はロスまみれ、インには流れたペースで垂れてくる馬たちを交わせるかどうか。前走は雨の馬場がというコメントがあるが、個人的には直近負けてるレースはすべて日曜追いきりがメイン。その前は水曜追いきりがメインのため調整パターンに疑問符がつく。

×ドナウデルタ

流れた展開でも走れると思うし、一週前の坂路も好時計。鞍上も強化なのでそこは評価できるが血統的にはもう少し広いコースか京都1400の方がいいと感じる。エスコートで三着は一応抑えるかも。



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