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太陽に焦がれた貴方へ

Twitterでフォロワーさんと、"スングァンとバーノンは太陽と月なんじゃないか"という話をしていた時に、「惹かれあって近くにいることでバーノンがスングァンに似てきているのが、月の輝きは太陽に呼応していることを彷彿とさせる、でも太陽も月がないとダメなことを上手く表現できない」と書いて、あとからその文章を読み返した時、いやスングァンこそ月じゃないか?と思った話。

太陽は自分から光を放つことが出来る。その光は周りを笑顔にすることだったり、明るくポジティブなエネルギーが溢れかえっていることだったり。例えばキムミンギュ、なんの疑問もなくあなたは太陽だと思う。
いつでもポジティブなあなたは、時にメンバーさえ辟易させるほどに底抜けの明るさなのだという。でもそれは「うんざりする」意味ではなく、「まったく、お前には負けたよ」って意味だと思う。周りの空気すら飲み込むあなたは紛れもなく太陽なんだろうな。
北風と太陽という童話がある。どんな時だって最後には、あなたの眩しいとさえ感じるその光は自然に解決を導き出していく。それに焦がれる人は世界に大勢いるだろう。太陽がなければ動植物、私たちは生きることさえ出来ないのだから。この世界は終わる。あなたは世界そのものだ。

一方でスングァン、昔あなたを”陽だまり”と言った。それは”太陽が作る存在”という意味で書いたのではなく、あなた自身がいつでも人に寄り添うことの出来る暖かい人だから。世界を照らしているわけではないかもしれないけど、私の中であなたはいつでも春であり、暖かな陽だまりで、そこにいるだけで、誰かが息をするのが少し楽になるような存在。
そしてバーノン、あなたのことは月あかりだと思っていた。太陽のようにあらゆる全てを照らす訳ではない、でも進むべき真っ暗な夜道を確かに照らしてくれる道しるべ。手を取り引っ張るわけじゃないけど、必ず隣で歩いてくれる人。

彼らは真逆だから太陽と月、昼と夜、凹凸で、陽だまりと月あかり。お互いが唯一無二でお互いがいないとあるべき姿でいられなく”あって欲しい”。でもそれに重きを置きすぎて彼ら自身を見失っていた。

スングァン、もしかしてあなたは陽だまりに、太陽に焦がれる月そのものなんじゃないか。
月は太陽のように自身で光を発することは出来ない。太陽の光を反射して光り輝くことが出来る。そして太陽の光の反射部分は毎日少しずつ変わるから、毎日月の形は変わっていく。誰かが落とした影をあなたはそのまま自分の形にしてしまう。あなたの強すぎる共感性や感情の波を私は知っている、持っている。良くも悪くも周りの他人に影響されがちで、でも太陽を、陽だまりをいつでも欲していて、憧れていて、そのものになりたくて、嫉妬している。それは月そのものじゃないか。

あなたはもしかして夜明けを探しているの?

対しバーノンは月あかりじゃなくて、まだ太陽の出ていない明るくなり始めた夜明けなんじゃないかって、そう思うようになった。
太陽のように存在自体が光なわけじゃない、でも夜明けの空は世界を優しく始まりに導いてくれる。彼には彼の発する光があって、誰かを反射して輝くような人じゃない。彼は彼の光があるじゃないか。隣で歩いてくれる人と思っていたけれど、もしかして、絶対に辿り着くと信じて、暗闇が終わった先の始まりで、行きつく先で待ってくれている人なのか。彼に対してあまりにも分からないことが多い、彼のことを理解できる日は私には来ないだろうと思う、私が私である限り。彼は私の夜明けではないから。月は太陽にはなれない。夜は昼にはなれない。あなたはどこにいるのだろう。スングァンからしたらあなたになれないからこそあなたに焦がれているのだろう。でもバーノンはあなたの夜明けだから。

「だから好きなんだ」

安心するんだろうな、待っていてくれる人がいること。後ろから見ているわけでもなく、無理に手を引くこともなく、”お前のペースでいい”と理解してくれる人。スングァンにあなたのような人がいてくれて良かった。あなたがスングァンの夜明けで良かった。

あなたは太陽になれないのかもしれない。でも知っていて。太陽もまた月にはなれないよ。あなたはあなたでしかなくて、でもそんなあなただからこそ愛してくれる人がいる。あなたを愛したい人がいる。あなたが夜だからこそ訪れる夜明けがある。

ただあなたの幸せをいつも願っている。
眠れない夜があなたを襲っていませんように。
波に飲み込まれて自分が見えなくなってしまっていませんように。


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