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X-Plane12 旧香港国際空港を楽しむ

MSFSでは再現されてるけど…

難しいアプローチで知られる旧香港国際空港のRWY13。MSFSではIGSはもちろん市街地などを含んだシーナリーが公開されており、今でも香港カーブを楽しむことができます。一方、X-Plane12では閉港後の姿となっている上、まともに使えるシーナリーは存在していません。一応公開されているものもありますが、そのまま導入すると空港敷地内にビルが生えてたりといった酷い状況です。今回はX-Plane12でも香港カーブを楽しむための方法をお教えします。

必要なもの

今回は複数のデータを用いて作業を進めていきます。また、作業量も多い上X-Plane12本体のデータを書き換えるといったこともするので不安な方はやめておくのが無難でしょう。
必要なものは以下のものです。
・WED
・旧香港国際空港シーナリー
https://forums.x-plane.org/index.php?/files/file/27728-vhxx-kai-tak-airport/
・旧香港国際空港時代の市街地シーナリー
https://forums.x-plane.org/index.php?/files/file/29000-hong-kong-city-buildings-for-fly-in/
・IGS13の誘導電波のデータ(今回のシーナリーでは不要ですが、別のシーナリーを使う際に必要になる可能性があります)
https://forums.x-plane.org/index.php?/forums/topic/291953-vhhx-igs-13-in-x-plane12/
・RNAV13のデータ(必須では無いですがルート設定する際あると便利です)
https://forums.x-plane.org/index.php?/files/file/89924-vhhx-rnp13/

作業

・まずはWEDに旧香港国際空港のシーナリーを読ませます。WEDで作られたデータでは無いので左上のFileからadvancedと進み、import apt.datとimport DSFでデータを読みこみます。そのままだと大量にエラーが出て出力できませんので頑張って修正します。(英語らしい英語でエラーを出してくれるので、分からなければ翻訳にかけるか検索をかけるかで解決します)
ICAOコードをVHHXに修正、空港敷地を平坦にする項目を選択、空港敷地内に余計なものが出るようであればExclusion zoneを作り非表示に、不足している誘導路のポリゴンを作ればひとまず飛べる状況になります。
・WEDで出力した後、X-Plane 12\Custom Scenery\シーナリーフォルダ名\Earth nav data\apt.dat内の
I
1200 Generated by WorldEditor XXXXXXX
この部分
99
をコピーします。
コピーしたものを
X-Plane 12\Global Scenery\Global Airports\Earth nav dataにあるapt.datを開き、最終行の99の上に貼り付けます。
こうすることで、デフォルトのFMC搭載の機体でもVHHXを目的地にすることができます。また、このapt.datはX-Plane本体の更新で元に戻ってしまう可能性があります。表示されなくなったら同じ作業をしてください。
・IGSが表示されない場合や、グライドスロープが途中で消えてしまう場合は
X-Plane12\Custom data内にuser_nav.datを作成し、先程の誘導電波データを貼り付けます。そのままだと現在の香港国際空港のILSという形になりますので、気になる方はVHHHをVHHXに書き換えてください。
・ついでに先程のRNAVデータも導入してあげるとアプローチとルート設定が楽になるのでオススメです。

これで作業は終わりです

作業を終えてから記事を書いているので、何かしら抜けなどがあるかもしれません。分からないところがあれば質問してください。
最後にイメージの動画です。下手くそな着陸ですがよろしければどうぞ。

https://youtu.be/vx1VfsSk0KI?si=oRekkYnaGI84IRZa

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