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おじさんがおじさんに送るおじさんのためのパソコン教本:スマートフォンの基本 その3

おじさんがおじさんに送るおじさんのためのパソコン教本、その3、スマートフォンの基本の続き。

前回触れたように、パソコンとスマートフォンでは、グーグルドライブなどを使うことで、データを共有することができます。

では、グーグルドライブとはなんぞや、というと、一言でいえば、クラウドサービスの一種です。

かさねて、クラウドサービスとはなんぞや、というと、この場合、自分のパソコンではなく、インターネットを通じて外部のハードディスクにデータを保存することです。

「外部のハードディスクにデータをあずける? 危なくないのか、それ」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。断言しましょう。おおかたのクラウドサービスは、おじさんのパソコンより安全です。

家の金庫と銀行の金庫、どっちのセキュリティのほうが堅牢だと思われますか。まあ、銀行ですよね。

それと同じで、家庭にあるパソコンとは比較にならない厳重なセキュリティを施されているクラウドサービスは、”使い方”さえ間違えなければ、ひじょうに便利なサービスです。

”使い方”というのは、主に、パスワードの問題。

よくいわれる、同じパスワードの使いまわしも問題ですが、最近では、多くのクラウドサービスで、2段階認証を推奨しています。

2段階認証とはなにかというと、IDとパスワードでログインしようと思っても、あらかじめ登録していた電話、メールアドレスなどにアクセス確認の連絡がいき、そこでアクセスを承認しないと入れないというセキュリティの一種です。

一回認証すると、以後そのスマートフォンやパソコンでは2段階認証を免除されるものもありますが、正直、急いでる時など、面倒くさいシステムです。

しかし、クレジットカードから銀行口座、最近ではマイナンバーなど、身近なサービスがどんどんWEBに移行している現在、IDとパスワードの流出は、世界中で問題となっています。

インターネットを利用したサービスがこれだけ増えると、どこで自分のデータが盗まれ、ダークウェブ(インターネットの地下市場)で売買されているか、分かったものではありません。

そういうときに役に立つのが、2段階認証なのです。2段階認証も万能ではありませんが、やらないよりはやったほうがいいに決まっています。

あと問題は、2段階認証に使われることが多い、スマートフォン自体をなくさないこと。

スマートフォンは本当に便利で、電子決済(キャッシュレス)も利用できるし、手元でショッピングや銀行振り込みもできます。それだけにスマートフォンをなくすというのは、ガラケーをなくすのとは次元がちがい、致命的な被害につながりかねません。

スマートフォンを利用する上で大事なことは…
スマートフォンをなくすのは、電話+クレジットカード+銀行カード+財布をなくすのと同じ
と覚悟することではないでしょうか。

続き

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