3分でわかる 今週のTaMaRiBa！ #30
この内容は、田村淳のTaMaRiBa#30「江津リブランディングプロジェクト実働編！」の一部ダイジェストです。
発足からおよそ1年。
TaMaRiBaで推進している各プロジェクトは、続々と新フェーズに突入しています。
プロジェクトに関わるTaMaRiBaメンバーが集い、田村淳さんとともに、
これまでの歩みを振り返りながら、次なるアクションの計画と今後の展望をお伝えします！
TaMaRiBa 江津プロジェクト実働編
ーTaMaRiBaはテレビ東京と日本IBMが中心となり、
2022年9月に発足したビジネスコミュニティです。
ここまでの9ヶ月間で多くの大手企業やスタートアップが参画。
企業や個人の垣根を超えたプロジェクトが発足しています。
その中でも今回は島根県江津市での地域創生の試み、
通称「江津プロジェクト」の進捗についてトークセッションを行いました。
島根県江津市は県西部の石見地域にあります。
”東京からの移動距離が全国で最も遠い”と言われ、
人口減少や高齢化などさまざまな課題と向き合っています。
江津市を支援するにあたって、市からは以下のようなリクエストがありました。
①江津市を知って欲しい
②将来的には関係人口を増加したい
③一度きりの取り組みにしたくない
ー検討の結果、江津のプロジェクトでは３つの事業を柱とすることとなりました。
昨年からこの３つのプロジェクトをすすめてきましたが、
内容が具体化するにつれ、より専門の知識が必要な場面が増えてきました。
テレビ東京 林克征
IBM藤森さんからご紹介いただいた3つの方針もようやく固まってきたと考えてます。
ただ、我々TaMaRiBaメンバーだけでは、ここまで大きい取り組みというのも難しいです。
そこで、公園のリブランディングに関しても、波子駅の新事業も、
専門の方を交えた方がいいかと考えています。
ー専門家を交えてプロジェクトを推進したい。
そういった思いがTaMaRiBaメンバーの中に生まれてきた中で、
プロジェクトに大きな変化をもたらす会社が参画しました。
ライフワーク・ライスワークとは！？
ー江津のプロジェクトに、より専門性をもったメンバーを招きたい。
その意図をうけ、TaMaRibaの思想に共鳴してジョインしたのが
株式会社みらいワークスです。
みらいワークスで提供している「Skill Shift」サービスは
専門の力をもった人材の「技術」を「移動」するプラットフォームです。
高度専門人材のなかでも地域に貢献したい、
休日は社会貢献したいという人材を集めることに特化しています。
みらいワークス 岡本祥治
今、「働き方」というものは、雇用という働き方だけでなく、
副業フリーランスとして独立する、スタートアップを立ち上げる、
リスキリングやリカレントで学び直すといった様々な選択肢があります。
ー働き方に多様な選択肢が生まれている中でみらいワークスが目指しているのは
「ライスワーク」と「ライフワーク」の一致する生き方の実現だといいます。
「ライスワーク（Rice-Work）」と「ライフワーク（Life-Work）」とは何か！？
そして２つが一致すると社会と個人にどんなメリットが生まれるのか。
詳しくはぜひ放送でご覧ください。
田村淳
ここにきて、みらいワークスさんが加わってくれるのはめちゃめちゃありがたいですね。
IBM 藤森慶太
はい。もともと、TaMaRiBaの最初の頃に言っていたスキルを持った人材を集めたい、
その中でも、ライスワークじゃなくて、
ライフワークとして取り組みたいっていう人をまさにこのTaMaRiBaに集めたい、
と思ったんです。
みらいワークスさんという会社があると聞き、
それなら入ってもらおうじゃないかとなりました。
-Skill Shiftのサービスでは、マッチングして支援したプロジェクトで、
SNSアカウントのフォロワー数が大幅に増加するなどの成果も見られています。
地方のプロジェクトに応募する都市部の副業人材は
１プロジェクトあたり平均18名と活発に出会いが起きています。
武蔵野大学専任教員 澤円
スキルはある、貢献したい、だけどやり方がわからないという人たちに対しては、
Skill Shiftは非常にわかりやすいガイドラインなので、
一気に実践していく人たちが増えるきっかけになるかなと思います。
IBM 池澤あやか
しかも自発的にこうした取り組みを通じて働く方は、
アグレッシブで仕事熱心な方が多そうで、すごくありがたいですよね。
江津プロジェクトにも多数の応募が！？
ー江津プロジェクトのうち「①菰沢公園リブランディング」についてSkill Shiftを通じて
人材とアイデアを募ったところ36件の応募が集まりました。
テレビ東京 林克征
プロジェクトとしても大規模ですし、とてもピンポイントな案件で
ハードルが高いかと思われましたが、平均の倍ぐらいの方々がご応募くださいました。
田村淳
平均の倍の数、応募がきている！？
みらいワークス 岡本祥治
普段は「手伝います」っていう簡単なテキストを書くだけなんですが、
今回は、皆さん、パワーポイントの立派なプレゼン資料をご用意していて、
普段の4倍、5倍の熱量のある方が集まっています。
田村淳
熱量も違う！嬉しいですね。
ーそれでは36件集まったアイデアのうち、一部を紹介します。
詳しい内容はぜひ放送でご覧ください。
人材派遣型企業版ふるさと納税の活用
ー続いては人材派遣型企業版ふるさと納税制度を利用した進捗報告です。
ABI 加藤信勝
「人材派遣型の企業版ふるさと納税の制度」
これを利用して、弊社から江津市へ派遣する社員が具体的に決まりました！
弊社の社員の福山が江津市役所に出向します。
ーなんとABIの社員が実際に江津市役所に出向。波子駅を利用した事業を推進することになりました。もちろん江津市に住むことになります。
ABI 福山賢一
まず加藤社長から江津プロジェクトの話を聞き、
「うちの会社ってそもそも地方創生ってやる会社じゃない」と思ったので、
そこにすごく驚いたんです。
ただ、私自身が全国を旅行するのが趣味で、元々地方創生には強い興味があったんですね。
江津市は、日本海側の海の透明度がすごく高く、遠浅の砂浜がすごくきれいで、
山の方に行けばキャンプ場もあり、
1時間ほど広島方面に車で行けばスキー場もあると聞いております。
あと、温泉地としてもすごく良く、石見神楽を見る場所もあります。
海の幸を使った料理もすごくおいしいですよね。
江津市がこんなに素晴らしい所だということが、
全国に知られてないのはもったいないです。
ー江津市で新たな一歩を踏み出した福山さんに、田村淳さんと
地元・江津市役所の山崎さんからエールが送られました。
田村淳
これからまだ見ぬ困難にきっと直面すると思います。
本当に困ったらTaMaRiBaにいろんな人がいるので、
困った時は助けてくださいって言ってくださいね。
自分一人で抱え込まないでくださいね。応援してます。
江津市役所 山崎恵
福山さんは、初めて江津に来られたときから、気持ちがすごく熱くて、
福山さんの気持ちを受け止めきれるかしらと心配もしながら、
でも一緒に楽しくお仕事できるんじゃないかなとワクワクしてます。
ー江津に魅せられた福山さんの活躍、今後が楽しみですね。
これからの時代に求められる人材とは？
ー今回は、江津市のプロジェクトの進展を通じて、
様々な挑戦をする「個人」の思いに触れました。
TaMaRiBaメンバーが考える「これからの時代に求められる人材」とは？
それぞれの答えを紹介します。
ABI代表取締役社長 加藤信勝
食わず嫌いで適応できる人間。何でも前向きに楽しめちゃう人間。
みらいワークス 岡本祥治
行動する人間。
とにかく行動しないと何も起きないので、
やっぱり行動する人が必要とされていくんじゃないかなと思います。
IBM 藤森慶太
変化し続けることが当たり前だと思えるマインドセットですね。
武蔵野大学 澤円
過去を参考にしすぎずに、
常に前に対して想像力を働かせるというのが必要かなと思いますね。
IBM 池澤あやか
TaMaRiBaのプロジェクトをドライブするという意識を持ってる人は重要だなと思うので、
ちゃんとプロジェクトをリードして走れる人がかなり重要になってくるんじゃないかなと思います。
田村淳
自分に嘘つかない人だと思います。他人に遠慮しない人。
日本人ってどうしても周りのことを考えすぎて「自分はいいわ」って言って
自分を後ろ側に持っていくんだけど、
これからって、自分は何したいかという軸が大きくないと、周りも協力しづらい。
自分はこうです、他人においても自分はこうしたいです、
ということをはっきり言える人材が、僕は必要だと思いますね。
登壇
田村淳
日本IBM/タレント/エンジニア 池澤あやか
日本IBM 執行役員 兼 IBMコンサルティング事業本部 カスタマートランスフォーメーション事業部長 藤森慶太
ABI代表取締役社長 加藤信勝
みらいワークス代表取締役社長 岡本祥治
テレビ東京 ビジネスソリューションチーム 林克征
武蔵野大学専任教員 澤円
島根県江津市役所政策企画課政策企画係 山崎恵
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