覚えているにちがいないと思って。

18時はもう夜だね。
日が暮れて真っ暗。
知ってる人たちの顔しか認知できない。
店頭の灯りと車のライトだけがたより。

私が先に着いているほうが
ロマンチックなのか。

私を待つその人をみたいか、
その人を待つ私にどう声をかけてくれるか。
どの未来もすてきだ。

待ち合わせってすごいよね。
約束ひとつで、このとんでもなく広い世界のある1ヵ所に、その人に会うために時間を作って会いに行くということだから。
しかも自分だけがそうするんじゃ、それは成立しなくて、同じことを思ってくれてる人がいることで待ち合わせは果たされて。

その当たり前のように行われてるけど
そこにたどり着くまでの選択の多さよ。


なにはともあれ、その時の流れに身を任せてね。


つるつるでつやつやでふわふわで
いい香りがあの頃と同じように
していますように。


20歳のときぶりに
触れてみてよ。
こちらからまた近づいてみよう。


もちろん許可をもらえるか
尋ねたあとに。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?