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東日本大震災から10年

東日本大震災から10年が経ちました。
自分個人としては、思い返せば最近のことのように感じるのですが、やはり思い返す機会は減っています。
ですが、身近な方が亡くなられた方や今も避難生活されている方にとっては、今も続いている震災であると思います。
私は当時も今も千葉市在住ですが、発災時は早稲田におり、建物7階での大きな揺れ、全エレベーター停止で車椅子ごと階段をおろしていただいたこと、電動車椅子に座ったまま翌朝まで過ごしたこと、翌日帰った海浜幕張の液状化の様子にショックを受けたことが、自分の経験として刻まれています
もちろん、翌日にみた各被災地域の映像でさらに衝撃を受けたことも記憶に強く残っています
報道や書籍、ネットで身近な方が亡くなられ方、家を失われた方等、自分より数百倍辛い経験をされた方々のエピソードを聞くと胸が痛みます
ですが、自分の直接経験した記憶に勝るものはなく、私自身も報道で知る震災の様子を想像する際に、自分の経験から補うところが大きいです。
知らない世代や変化の中で記憶が薄れていく未来にいかに伝えていくか課題だと思います。
一方で、想像力は様々な形で培われていくものとも実感もあります
私自身は、当時家で帰りを待っていてくれていた母も九州から心配してくれたいた祖母も今は他界し、院まで通っていた早稲田との縁も薄くなり、海浜幕張から幕張本郷へと住む場所も変わっています。
記憶は薄れていく環境変化はあった一方で、身近な方が亡くなる悲しみへの想像力は当時より確実に持っているとも感じます。
2013年に社会福祉士を取得し、NPO活動、訪問介護事業所を設立し、10年前は想像していない方向に進んでいます。
日々の経験を大切にして想像力を身につけていこうと思います。
ほとんど、自分自身の話となってしまいましたが、
東日本大震災で亡くなられた1万5900名の方々のご冥福をお祈りします。

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