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2024年8月期 第3四半期決算説明会の内容を公開!~質疑応答編~

こんにちは!TWOSTONE&Sons(以下 当社)のPR/IR Teamリーダー森川です。
前回の記事では、7月12日(金)に開催した2024年8月期 第3四半期決算説明会本編の動画と本編のサマリーパートの書き起こしをお届けしました。

今回の記事では、ご参加の方よりいただくご質問に当社代表取締役CEO河端が回答する「質疑応答」の様子をまとめた動画・全ご質問と回答から抜粋した書き起こし内容をお届けいたします!
改めて、今回の会では非常に多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。質疑応答の内容も、皆さまのご参考になりましたら幸いです。

詳細をご覧になりたい方は、当社のIRページよりご覧くださいませ。




2024年8月期 第3四半期決算説明動画(質疑応答)

質疑応答書き起こし

当決算説明会における主な質疑応答の要旨は、以下の通りです。
回答者は当社代表取締役CEO 河端 保志が務めさせていただきました。
なお、記載内容につきましては、ご理解いただきやすいよう、加筆修正しております。


Q1 今後の成長投資と利益率の確保について

過去最高の売上高、おめでとうございます。中長期の成長に向けた積極的な投資による販管費の増大についても理解しているものの、営業利益の減少に関しては投資家から注目される部分だと思います。今後の成長への投資と利益率の確保についてのお考えをいただければ幸いです。

回答
ありがとうございます。最初にお伝えしたいのですが、2024年8月期は3月19日に下方修正を行いました。これは非常に申し訳ないことだと思っています。ただし、足元に関して現状売上総利益の成長がしっかりとできています。

投資に関しても、例えば社員の採用におけるエージェント費用は採用時のみにかかるショット型の費用のため、中長期でそのコストがずっと乗り続けるわけではありません。そちらもご安心いただければと思います。

上場後は、2024年8月期以外は基本的に毎年増益となっており、当社としては売上高が成長するとともに増益を実現していこうと考えています。

足元に関しては、トップラインの成長を一番重点に置いています。当社が現在展開している市場に関しては非常にチャンスだと思っており、人材会社はバーティカルのトップティア、つまりトップクラスの企業が最終的に独占して勝ち続けます。

今回の説明会でもお伝えしたとおり、ブランド認知を行うことによって人材の広告投資効果が非常に高くなっていきますし、それに伴って良いエンジニアがいればいるほど案件や単価は上がってきます。

非常に好循環が狙えるため、そのチャンスが続いている以上は足元では利益率を多少度外視したとしてもどんどん成長に回していきたいと考えています。

ただし、トップラインの成長が鈍化すると感じ始めた時に関しては、利益率を適正に戻して株主配当を行うなどのかたちで株主還元を行っていきたいと考えています。足元は、できる限り今後の中長期的な積極投資に回したいと思っています。


Q2 今後のM&Aについて

今後もM&Aは積極的に行っていきますか?

回答
M&Aは積極的に行っていこうと考えています。理由としては、私は非常にいろいろな上場企業を調査してきており、高い成長率かつ時価総額においての株価的な意味での成長をしっかり行うためには、やはりM&Aを再現性高く行い、かつM&A自体の質も非常に高いことが必要不可欠だと考えています。

当社の事業と当社が行うM&A戦略は非常にマッチしていると思われるため、今後も積極的に行っていきたいと考えています。そのために2024年4月に海外増資で資金調達を行いました。


Q3 今後の雇用のあり方について

『日本の雇用のあり方を海外のようにしていく』というご説明がありましたが、日本の終身雇用制度自体を見直させることは不可能だと思いますか? あくまでもフリーランスを活用するとのことですが、正社員という概念すらなくしてしまうという意味でしょうか?

回答
最終的には日本の終身雇用は変わっていくと思います。事実、今までは大企業における離職率は非常に低かったものの、足元では大企業に就職しても辞める方が増えてきていると思っています。

そのような意味では私たちのような企業にとっては非常に追い風であり、人材の流動性が起きれば起きるほど、私たちはビジネスとしてチャンスが得られます。その上で私たちのようなプラットフォーマーの活躍があると思っていますし、制度自体は変わっていくと考えています。

また、非常に残念ではありますが、私たちが会社の終身雇用を終わらせることができるほどの影響力はまだありません。ただし、今ある選択肢の中で、フリーランスというある意味「合理的な非常識」を常識に変えていくことを浸透させることによって日本の働き方の変化はさらに加速すると考えています。

なによりも日本独自の雇用者を守る制度では、経営者が雇用者を解雇するというのは非常に難しいです。しかし、欧米は業績の状況などに応じて簡単にレイオフできます。つまりフリーランス的な働き方を実行することによって、人材の流動性や労働者の賃金が非常に上がりやすくなっているという背景もあります。

そのため、今与えられているルールの中では、フリーランスというやり方が一番良いと思っています。


Q4 M&Aにおける業界トップクラスのメリットについて

業界トップクラスを目指すというところで、M&Aに関して質問です。M&Aの売り手側はあくまでも高く買ってくれるところを目指すため、業界トップか否かは直接的には関係ないように思えたのですが、そういうわけでもないのでしょうか?

回答
必ずしも高く売りつければいいということではないと思っています。M&Aは買収する会社の従業員が残るため、そのような方たちの意向もきちんと汲み取らないといけません。その方たちが幸せになれるかは、経営者にとって非常に重要な判断軸になっているかと思います。

もちろん高く売りつければいいという経営者もいるとは思うものの、全員がそのような人たちではないと思っています。そもそもの本質的な話として、今この市場はトップティアが勝ち続け、トップティアから多少外れている会社はかなり苦しい状況だと思っています。

同じ広告投資を行ったとしても当社のほうが広告効果は高いため、そのぶんクライアントや顧客に対して単価を還元できます。また、そのような還元が行えるぶん、上場している与信などの関係もあり、案件のバラエティも非常に多く集まってきます。

私がエンジニアであれば絶対に当社に登録するくらいに、当社の案件のバラエティや単価、還元率は非常に良いと思っています。

このような背景から、仮に他の会社が購入したとしても、その後苦しんでしまうことが本質的に起こり得るため、そのような会社はそもそもM&Aを行わないということもあると思っています。

当社のようにこれから成熟していく市場の場合はまだまだですが、すでに成熟しきった市場の場合、例えば派遣会社などはリクルートのような大手企業のみがM&Aし続けています。そのような背景もあって、最終的にはトップティアがM&Aし続けるようなかたちに収束していくと考えています。


このほかにも、多くのご質問をいただき回答させていただきました。
全文をご覧になりたい方は、下記より詳細をご覧ください。


今回も非常に多くのご質問をいただき、中には応援のお言葉も頂戴し、誠にありがとうございました。
アンケートでいただきました内容は、運営チームにて共有すると共に次回以降の運営に活かしていけたらと考えております。
改めまして、今回ご参加くださった方々ありがとうございました。

今期も残すところ僅かではありますが、河端からもありました通り引き続き長期を見据えた成長を目指してまいりますのでよろしくお願いいたします。

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