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今年の漢字は「税」、増税メガネに定額減税、異次元の少子化対策、そして脱税、、、

インターネットで飛び交う、今週1週間のIT・科学・経済のニュースを 独自の視点で振り返る「ITニュースウェブ2023/12/15(第089回)」さて今週は、、、

今年の漢字は「税」、増税メガネに定額減税、異次元の少子化対策、そして脱税、、、

今年の漢字は「税」 漢検協会が発表、清水寺で揮毫(12/12)

今週12日火曜日、日本漢字能力検定協会の集計による「今年の漢字」が「清水の舞台」で知られる京都市東山の清水寺で発表されました。今年の漢字は「税」、全国から寄せられた14万7000票余りのうち、「税」が約6000票を獲得したそうで、「税」となるのは2014年以来2回目だそうです。日本漢字能力検定協会によれば、インボイス制度や増税などについて1年を通して活発に議論されたことが主な理由とされましたが、この年末に来て、自民党の裏金疑惑=脱税で締めるというとんでもない年となりました。

安倍派の宮沢博行氏「大丈夫かと思ったが仕方ないと判断した」 不記載指示〝暴露〟(12/14)

自民党派閥の政治資金パーティをめぐる裏金疑惑では、ほかの閣僚が「・・お答え差し控えさせていただきます。」と答える中で、宮沢博行防衛副大臣が、所属する安倍派(清和政策研究会)から政治資金パーティー券の販売ノルマ超過分を2020~22年に計140万円の還流を受けていたことを認め、政治資金収支報告書に「記載しなくてよいと指示があった」と暴露。

池田佳隆議員側が約3200万円の不記載認める(12/13)

安倍派の池田佳隆元文部科学副大臣も我慢できずに派閥からの収入およそ3200万円を政治資金収支報告書に記載せずに処理したことを吐露。

安倍派4閣僚が辞表 松野氏「国政に遅滞を生じさせないよう考えた」(12/14)

岸田内閣を支える松野博一官房長官、鈴木淳司総務相、宮下一郎農林水産相、西村康稔経済産業相も相次いで辞表を提出。

官房長官に林芳正氏 4閣僚交代 “裏金疑惑”国会閉幕(12/14)

そんな中で国会は閉幕、岸田総理は緊急対応として、総務相の後任に松本剛明前総務相(麻生派)、農水相に坂本哲志元地方創生担当相(森山派)、経済産業相に斎藤健前法相(無派閥)を起用する意向で、14日今夜に正式に新たな新閣僚の任命がされます。もはやロッキード事件やリクルート事件のようなレベルの大事件に発展するかもしれないと言っている方もいるほどの大事件なのですが、意外に世間は静かです。

「不記載は派閥指示」安倍派副大臣が暴露 東京地検特捜部が本格捜査へ 政治資金問題(12/14)

この裏金疑惑を受けて、東京地検特捜部は、年明けの国会開幕(1月22日ころ)までに、お正月休み返上で本格捜査をすることとなるようです。

自民裏金問題、岸田首相は「火の玉」ではなく「火だるま」? 立民が調査チーム初会合(12/14)

13日昨晩の臨時国会閉幕にあたっての岸田総理の会見では、「信頼回復のために火の玉となってあたる」という言葉を「火だるまになってあたります」と聞こえた方も多かったようです。

低所得世帯、一律10万円給付 子ども1人に5万円追加(12/12)

会見では「低所得世帯向けの給付金」などについても触れられましたが、もはや火だるまの状況の方々の話には説得力が全くない状況。

自公、定額減税に2000万円の所得制限で最終調整(12/12)

物価高騰対策の一環として実施する定額減税に、2000万円の所得制限を設ける方向で最終調整と言われようが、政府が火だるまだと我々にも火の粉が飛んでくるかヒヤヒヤです。

“異次元の少子化対策”「大学無償化」案に厳しい声 高校生世帯“税優遇”は縮小か 扶養控除は縮小の方向(12/12)

目玉企画である“異次元の少子化対策”としては「こども未来戦略」が公表されましたが、いろいろシミュレーションしていくと、全然「異次元」ではない少子化対策に見えてきます。これで安心して子育てしようという気持ちになれる人がどれくらいいることか。来年の漢字が「火達磨」にならないことを祈ります。

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