答龍門2023(裏)

こっちでは本音を隠さない内容を。あまりにも本音すぎるので、noteを見てくれてる方にだけ届けって感じで。

大喜利を続けて半年、今までで1番良かった。
ずっと、悩み続けてきたけど、やっと更新できた気がする。

大喜利を去年の9月に始めてから答龍門までに、50回の会に参加して、3回主催をやった。この半年で誰よりも大喜利をして、誰よりも負け続けた。

今年に入って明確に勝ちたいと思う中でも、上手くいかなくて何回も最下位を取ったし、メンタルが終わってしまった日もあった。飲み会で悩みを吐露しすぎて、半年でそんなにシリアスに悩むんじゃないと嗜められたりもした。

そんな時期に答龍門のエントリーがあったから、意気込みには、vivid undressの“劣等者の逆襲”の歌詞から
“これから未来でさぁどうやって暴れてやろう”
を選んだ

描いてた世界とはほど遠いけど
何が正解かわからないけど
傷ついた過去がここまで導いてくれた
これから未来でさぁどうやって暴れてやろう

vivid undressの歌詞は刺さりまくるし、刺さりまくるからこそ好きなんだろうけど、この辺りの歌詞はあまりにも自分に重なりすぎていた。

自分は間違いなく答龍門で当たったらラッキーな人になっている。当たりたくないなんて誰も思わない。だからこそ、そうやって舐めている相手をぶちのめしたい。スペースとかでは何度か漏らしていたけど、本心はずっとこう思っていた。現状の立ち位置に満足していない。絶対に負けたくない。

自分のやり方を模索したし、2月はおそらく日本一生大喜利をした人になった。とにかく、考えて、試してを繰り返した。主催をやったし、関西に1人で乗り込んだし、他の参加者にない経験も積んだ。そんな中で、掴んだものや、自信になったものもあった。

色んな人に話を聞いて、自分の武器や方向性を探った。特に、ニセ関根潤三さん、阿諏訪祀さん、マニラザルさんには感謝しきれないほど、ありがたい言葉を頂いた。ネットでも、色んな人の考えを見て、自分に合いそうなものは色々と試した。

主催の経験は大きなプラスになった。ベテランの面白い人の所作は、進行の目線だとまた違った発見があった。お題の作り方も、並べ方も、ただ会に参加するだけでは得られないものがたくさんあった。

関西の大会に1人で乗り込んだことも大きなプラスだった。ある程度経験を重ねた中で、自分は今、フラットに見た場合どのくらいなのか。完全アウェーの大会で、1つでも勝ち上がれたことと、その大会の第1ブロックでも落ち着いて自分の大喜利ができたことは、とても大きな自信に繋がった。ここで緊張しないんだから、答龍門も大丈夫だなと。

漫才が上手くいかなかったこと、コンビがお試しで終わったことの悔しさとかも全部エネルギーにした。

他人から見ればたかが1勝。ただ、その1勝には今まで自分が積み上げたもの全てが詰まってた。あの大一番で、自分らしい回答でウケた。勝てた。本当に嬉しかった。

終わった後、仲良い人に、あそこまで強いサイレンさん初めて見たとか、サイレンさんがお題と完全に噛み合ってる時の回答だったとか、あくまで自分らしい中で最高を出せたんだと、全ての言葉がありがたかった。おめでとうと色んな人に言われた。自分なんてどうせ誰にも見られてないなんて考えちゃってたけど、この半年で積み上げてきたものは決して無駄じゃなかった。周りには味方もたくさんいた。

kiilaさん(vivid undressのボーカル)もこんな気持ちだったのかななんて考えちゃった。劣等者の逆襲みたいな、尖りきった歌詞を書いてた人が、いつしか周りの人に気づいて、オリジナルカラーを書いたような、そんな心情の変化も自分にはあった。

ここまで何度も悩んだし、病んだ日もあったけど、ようやく、楽しめる強さを手に入れ始めたのかなとも思えた。自分の理想はバレーでいう石川祐希みたいな大喜利。誰よりも正統派で最強なのに、誰よりも遊び心がある。そんな人になりたい。

いざ、数日経つと、今度は、この先あれを超えられるのかな、、、なんて不安になり始めたりもしてるけど、自分の勝負強さは確認できたし、引き続き色んな会に参加しては、自分の武器、スタイルを身につければなと思います。そして、主催としても実力や結果を見につけて、名実共に大喜利の人になりたいです。

これからも頑張るのでよろしくお願いします。

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