1年半越しのリベンジ

念願のvivid undressのライブにようやく行くことができました。この日をずっと待ち続けていました。

最後に行ったのが2020年の2月。そこからコロナ禍に突入し、行く予定だった福岡公演は2本とも公演中止。ずっと行くことが叶わなかった。

そんな中、活動終了が発表されて、なにがなんでも行かないとと思っていた中で発表された、嘘とカメレオンとのツーマンライブ。久しぶりのvivid 
undressの生ライブ、今までで1番楽しかった。

まずは嘘とカメレオン。正直数曲しか知らない中だったけど、とてもかっこよくて、一度見たら忘れられないギターの存在感や、MCの面白さもとても良かった。そんな中で、あるメンバー（ごめんなさい個人名分かんなくて）にvivid undressの話題を振った時の内容が、自分が人生で本当にしんどかった時に毎日聴いていた大好きなバンド、今もずっと泣くのを堪えながらやっているというもので、それを聞いた瞬間から、涙腺が刺激されまくっていた。もう、まだ嘘とカメレオンがやってるのに泣きそうになっていた。

そして、嘘とカメレオンの出番が終わり、ステージが一旦閉じて、vivid undressの出番。1曲目から“後悔”をやり始めて、そうくるか！と思ってしまった。1曲目に持ってくるとは思わなかった。“後悔”はそのうちnoteの曲紹介でも書くけど、Cメロの演奏が最高にかっこよくてvivid undressらしさが爆発していて大好きな曲。盛り上がった中、そのまま2曲目に“コンキスタドールの現実闘争”こちらも演奏がバッチバチにカッコいい。そして、歌詞も刺さりまくる。「雨の日になると痛むんだ 古い傷が今もあるんだ 忘れてはいけないと叫ぶ」や「何度絶望に落ちても 世界が滅びたとしても 生まれてきた意味がなくても 出逢えたことに意味はあって 幾度とない時を乗り越え 悲しみや苦しみを知った」の部分は、最近「可哀想」という記事を書いたけれど、その頃の自分の心境に重なる部分が多すぎて、それだけで、今日ここにきてよかったと思った。続く、“盲目の世界から脱出せよ”も、そんなメッセージを込めたかのようなセットリスト。この時点で最高だった。

軽くMCを挟んで次のブロック。“チョコレートシンドローム”のおしゃれ感に、続く“R-15”のまさかここまでライブ映えする楽曲だったのかという驚き。“嘘月”や“醜いお姫様”のような系統の曲の最高潮のような曲じゃんという発見もあり、しっかりと盛り上げた中、定番曲である“My Real”をぶち込んでくる。息つく暇もなく盛り上げ続ける。最高のセットリスト。

そこから少し空気が変わって、みんなが察する。ここであの曲が来るのかと。「自分らしさを失うくらいなら死んだほうがマシだ！」そう叫んでvivid undress最大の勝負曲である“さよならジレンマ”が始まる。何回見ても生の“さよならジレンマ”は最高の曲。そして、直後に“パラレルワ”。熱くなった空気そのままに、結成当初からある、ライブで進化し続ける曲を入れてくる。もう、声は出せないけど大盛り上がり。ライブVerの“パラレルワ”はもう別の曲ってくらいに最高の盛り上がり。そこから“夢見る2人”に突入。これもライブ映えする曲。初めて生で聞いたけど、ものすごく楽しかった。

最後のMCを挟んで、ここでバラード曲の“そばにいて”を披露。kiilaさんの歌声がダイレクトに響きまくる。この強みがあるのもvivid undressの魅力だよなーと感じつつ、あっという間にラストの“オリジナルカラー”絶対、ライブで盛り上がると思っていた曲で、初めて生で聴いたけど本当に良かった。

ツーマンライブで曲数は少なかったけど、その中でも大満足のセットリストでした。誰よりもかっこよく、おしゃれで、美しくて、楽しい。そんなvivid undressの魅力が詰まりまくったライブでした。泣くことも忘れてひたすら楽しめた。久しぶりに生で聴いたけど、この感じ！！！とずっと好きだった部分が溢れていた。

一応、セットリストがSpotifyに公開されているので気になる方は是非。入門編としても完璧なラインナップだと思います。

自分が見ることができる残り2回のライブも、全力で楽しめたらと思います。久しぶりのワンマンライブ、ものすごく楽しみ。それまではどうかコロナよ落ち着いていてくれ。これ以上は奪わないで。

最後に、ライブが終わった後に後ろの方に行ったら、もしかしたら？？？と思う女性の姿が。おそらく、元licalの璃菜さんなんじゃないか。多分間違いないと思い、迷ったけれど、こんな機会はもうないだろうと声をかけてみたら、本当にそうだった。lical大好きでしたってことだけ伝えたけれど、超可愛かった。憧れの人と最後に話せたってことまで含めて、ずっと最高で今もまだ少しふわふわしている。ライブって素晴らしいね。どんな形でもいい、表現者ってかっこいいし憧れる。そんな気持ちがまた強くなるそんな夜でした。