さらば、デマゴーグと無責任な態度

2022年3月3日 00:08

ポスト・トゥルース、オルタナティブ・ファクト。呼び名はどうあれ、実態は陰謀論である。

陰謀論を流布し、それを消費するだけ消費し、飽きたらポイっと捨てるように知らん顔をする無責任な態度が、他者を、自分をも傷つけ、社会を分断している。

ありもしない陰謀の「影にいる」「影から操っている」「関係している」等とされた人たちへの偏見や差別を助長しているのは、陰謀論者たちと、そういった無責任な態度が原因ではないだろうか。

そして、その“ありもしない陰謀”を放置する無責任さが、史実の矮小化や意図的な解釈による歴史修正主義を野放しにし、ヘイト・スピーチを生み、ヘイト・クライムへと発展させてしまったのである。

陰謀論の作者、真に受ける人、真に受けて他人に教える人、商品化して利益をあげる人といった、生産・加工・流通・消費の過程に関わる人だけではなく、それを容認するという無責任な態度をとる人にも責任がある。

今からでも遅くはないので、陰謀論を流すのを辞めませんか？

陰謀論を容認する無責任な態度を辞めませんか？　

あえて、言う必要は無いかもしれないが、非難されるべきは人格では無く、行為である。

非難されるべきは、陰謀論を容認する態度だ。

さらば、デマゴーグと無責任な態度。

※この記事は、以下のTweetを加筆修正し転載したものです。

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