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親になる選択

今日は自分の子育てについて少し書いてみようと思います。
私には23歳の男の子の双子がいます。大きな病気や事故もなく、成人し、2年前の春、巣立っていきました。二人ともそれぞれに悩みや不安はありますが、自分の足で立って生きています。

わが子を育てたくても育てられない人もいる

双子は治療の末に授かりました。妊娠中も出産もいろいろありましたが、双子育児は悲しみ半分、喜び4倍の、中身の濃い人生に幸せを感じています。治療中は、同じ悩みで知り合った方々とたくさんの話をしました。お互いのハッピーな未来を想像しながら、そうなることを願いあったものです。

しかし、世の中にはどんなに望んでも、手を尽くしても、子どもを授かれない人もいます。切り替えて子どもを持たない人生を選ぶ人、養子を迎える人、それぞれの人生があります。もちろん、そもそも子どもを持ちたくない人もいて、生き方は一つや二つではない。。どんな人も様々な経験を重ねて今を生きています。見た目や肩書きなどでその人に対する先入観が浮かんでも、触れられたくないこともあるかもしれない。。そこを忘れずに人と向き合いたいと思っています。

親になるということ

親になることで頭に浮かぶのは、自分の親と過ごした時間でした。自分の子どもを育てながら、もう一度、自分自身の子育てをしていく感覚といいますか。。親に対する不満や、理解できなかったことも、不思議と許せる自分がいたりして、親孝行をしたくなる感覚って私だけでしょうか?
離れて暮らしていると、急に声が聞きたくなったり、会いたくなったりします。親ってありがたいですね。

大人もむかしは子どもだった

長い人生の中で子どもだった時間は短い。。大人になってからの時間のほうがはるかに長いことは、誰でもわかっていることだけど、子育て期間は心と体に余裕がなくて「早く大人にならないかな~。」なんてよく思ったものです。そんな子供たちも今はもう大人で、ボランティアで子どもを抱っこすことがあると、わが子たちが小さいころ、もっとたくさん抱っこしてあげたらよかったな~なんて思ってしまうのです。抱けなくなってからでは遅い(笑)

子どもの人生は子どものもの

子どもの幸せを願わない親はいないと思いますが、そのために、あれやこれやと手を出し口を出してきました。良くも悪くも、それはその子の人生の一つであり、私の人生の一つでもあります。
親が思い描いた人生が、子どもにとって幸せだとは限らない。。その子が幸せだな~!と感じる時間が少しでも多くありますように。。そう願い続けています。子どもの人生は子どものもの。。そっと見守ることにしています。
私の人生も私のもの。。私は双子を育てて、好きなことをして人生を楽しんでいます。親になる選択をしてよかった。とても幸せ者!!

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