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「世界を信じなさい」



ある女性と話をした。
前々から彼女の悩みは聞いていたが、それがますます解決の糸口が掴めなくなり悩んでいた。

以前は主催などもしていたので、彼女の悩みの本質を私は深く知らなかった。

簡単に言ってしまえは、大人の発達障害なのだと思う。

人の話や書面などがなかなか理解できず、自分を高めるための勉強もすぐに忘れてしまう、頭に定着しないと言う。

私は早口なのでよく聞き返されたが、ゆっくり理解するタイプの人なんだと思っていた程度だった。

しかしお子さんが成長すると、いろんな役がきたり、大人ならではの用事も来たりする。そこに数々のプレッシャーを感じてしまうのだそうだ。

私はカミングアウトを薦めた。
理解してもらわねば、これからますます苦しむことになる。嘘で隠す自分は中身の混乱を強くする。

けして知的な衰えがあるわけではない、優しいお母さんだ。性格もとてもいい。意地悪でもないし、とても素直。自分を責める要素など本来はない。

私は今、人に頼って生きている。出来ないことが人と比べたら多すぎる。
しかし人は優しく私に接してくれることを話した。

故に。

隠すな、自分はこうだ、力を貸してほしいと頼みなさい。
うまく言えなければ、書いてそれを読み上げれば良い。読めなくなったら隣の人に読んで貰えばいい。涙が出たらそのまま、泣きながら読めば良い。
手紙もまとまらないなら、私が書く(笑)

嘘をつかなければ、勘繰られることもない。そのままのじぶんを出したほうが人は違和感を感じないものだ。そして思いがけない世界も広がる。その中に自分というものを見出すものだろう。

世界は自分が思うよりも優しいのだ。
その優しさに沢山触れてほしいと心から願うばかりだ。

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