蛇に足があってもいい(中の人の自分語りです)

さて、ここでは、なぜ私が『ツイデブ総選挙』を企画したのかという自分語りをいたします。(かなり長くなってしまったので、中の人に全く興味がなければ読むだけ時間の無駄です。また、中の人を叩きたい目的で読むとしたら、そんなにも無意味な事はないので明日の天気でも調べていた方がまだいいです。)

『立つ鳥跡を濁さず』
この言葉のように、去る者は何も語らず消えることがカッコいいってことは分かっていますが、僕はそんなカッコよく生きられない人間なので語らせてくださいね。(そもそも、『立つ鳥跡を濁さず』って言葉は濁されて不快に思う側の人間の、一方的な価値観の押し付けな気もします。立つ鳥も最後くらいはちょっと濁させてよ、って思ってるんじゃないかな。)

まず、はじめにひとつ謝らせてください。
”デブ専だからかわいいデブ君を発見するために本企画を実行した”と言っておりましたが、正確にはデブ専でも細専でもない、ただのデブのホモでした。ごめんなさい!(ただ、「デブ専がかわいい子を見つけるために企画した」という言葉を鵜呑みにしていたのは、“アイドルはう●こをしない”を信じているような夢見がちな人か、未だにウイルスバリアのアレを首からぶら下げているような人くらいかもしれません。)

ここから本題です。
私、なぜか、子供のころから『選挙』(広義でいえばランク付け)というものが好きなんです。学校レベルの学級委員選挙・生徒会選挙から国政選挙(議席予想が大好きですが、自身は無党派層です)、AKB総選挙(アイドルなんか興味ないのに)に至るまで、誰が勝ったのか、そしてなぜ勝ったのかを考察するのが好きなんです。

ですから、本家『ツイドル総選挙』が本垢のTLに流れてきた時には、「面白れぇモンが始まったな」と、ワクワクが止まりませんでした。しかし、いざ投票が始まると、その選挙システムには疑問を感じる点がいくつかありました。立候補制かと思いきや、誰にでも、しかも同一人物に対して何票でも投票ができる、このシステムでは公正な選挙結果は得られず、投票数の操作も運営次第でどうとでもなります。

そこで、『ぼくのかんがえた さいきょうのついどるそうせんきょ』を実施するために、本家ツイドル総選挙の中間発表直後に、当アカウントを作成いたしました。

デブに限定した理由は、
『敢えてターゲットを絞ることによりデブ専に訴求するため』
『デブ専たちによる、“ツイドル総選挙にデブがいねえじゃねえか”的なツイートを見たため』
などの理由があります。もちろん、候補者選定投票で自分(デブ)に投票してくれる人がいるかな、というスケベ心があったことも認めます(ただし、実際は全然投票されず、本垢TLで煽ってようやくお情けで2票ほど頂いた程度でした。本垢で呟かなくてもすぐ5票位入るんじゃないか、なんて自惚れてた間抜け面の自分をぶん殴ってやりたいです)。

さて、そんなこんなで始めた〈最強の選挙システム〉を使ったツイデブ総選挙でしたが、結果としては、この選挙システムは成功とは言えなかったと思います。
何故かと言うと、
『DM打診の後は結局立候補をしなければいけないため、様子見および辞退する方が多かった(出る杭を打つような意見もあり、本来は興味があったのに出なかった人も一定数いた、と予想)』
『ツイデブ総選挙という言葉が想定よりも一人歩きしてしまった(後述)』
『ナンバーワンよりオンリーワンのゆとり世代は競争を好まない』
『そもそも、長ったらしい選挙システムの説明を読んでない人が多い(これが結構悲しかった)』
などの理由がありますが、
成功とは言えない最大の理由が、運営がマジで大変だからということです。
集計作業からDMのやり取り、ツイート等、一人で実施するにはあまりにやることが膨大でした。自分のやり方次第では、この企画が破綻してしまう、“替えならいくらでもいるんだ的なサラリーマン根性”が染みついている自分からしたら、これが結構しんどかったです。

集計作業は、誰にも見えない作業だし、途中からは(なんで金にもならねえのにこんな大変なことしてんだ、俺は)という気持ちになってきました。
また、(エゴサして)アンチコメに傷ついたり、選挙システムを理解してないくせに好き放題言ってるようなコメントにいら立ったり、“細の村”から迷い込んできた自称デブのめんどくさいDMに付き合ったりもしました(炎上を避けるために無下に扱うわけにもいきませんでした)。
アカウント作成から投票日までの間にも、ある程度話題性を維持する目的でツイートを続けるも、案外うまくいかなかったり、エゴサーチしてツイデブ関連の呟きしている人に冗談半分のつもりで絡んでみたら、想像以上に拒絶されてショックを受けたりもしました(ただし、不愉快に思われたとしたら本当に申し訳なく思います、マジで悪気はなかったんです)。
当初は50人前後の立候補者を目指していましたが、実際、一人では三十数名がやっとだったと思います。辞退や静観の多さには正直凹みましたが、中の人的にはこれくらいの人数で済んで良かったのかもしれません。“人間万事塞翁が馬”ですね。

正直、アカウントを消して、この企画をやめてしまおうかと思ったこともありました。しかし、立候補していただいた皆様や、暖かく応援していただいた皆様の言葉を糧に今日までやって参りました。本当に励みになりました。こういった人の暖かさに触れることができただけでも、今回の運営をして本当に良かったと思います。

ここで唐突な、Q&Aのコーナー
Q1.ツイデブってなんですか?
A1.私がテキトーに作った造語で、本家ツイドル総選挙に倣う形で命名しました。GMPD総選挙、イケデブ総選挙、その他アルファベットを組み合わせた名前なども検討しましたが、字面のインパクトや語感の良さ、また、敢えて『デブ』という単語を入れることによって話題性を産む(良く言えばバズらせる、悪く言えば炎上させる)目的もございました。もちろん、デブを馬鹿にするつもりは全くありませんでしたが、そのように捉える方もいらっしゃったようでした。不快な思いをされたとしたら申し訳ございませんでした。

Q2.中の人は誰ですか
A2.この場では内緒ですが、今回の文章を見て『アイツじゃねえか』って勘付く方もいらっしゃるかもしれないですね。
長文ツイートが好きで、飲みに出たりもしない社交性もない陰キャなアイツです。
企画序盤で分かる人には分かったらしいです。文章の癖などから推測したようですが、ネット社会すげえな、って思いました。
もし、中の人が誰か分かったら、あまり叩かないであげてください(かなり凹みやすいタイプなんです)。偏見や自己愛に満ちたつまらないツイートのオンパレードで、(シャイだから)あまり自分から絡みにいったりもしないアカウントですが、気になったらフォローしてあげてください。

おわりに
“継続は力なり”で来年以降もこの企画を続けていけば、もっと企画が定着し、立候補者も増えて、より一層楽しくなるのかな、なんて思ったりもしますが、私はもう懲りたので、来年以降の開催は予定しておりません。誰かやりませんか?(笑)

ではでは、改めて、皆様本当にありがとうございました。

立つ鳥は思う存分、跡を濁して気が済んだので、そろそろグッバイ、さようなら!

ツイデブ総選挙2020運営委員会
2020/6/21