オーストラリア中銀、金利据え置き インフレ持続を警戒
背景と目的
オーストラリア準備銀行は、2023年12月以来7会合連続で政策金利を据え置いています。これは、インフレ率が依然として目標を上回っているためです。中央銀行の目標とする消費者物価指数(CPI)の上昇率は2〜3%ですが、2024年4〜6月の上昇率は前年同期比で3.8%増でした。
主な内容
インフレの持続
中央銀行は声明で、インフレ率が依然として目標を上回っており、その持続性も証明されていると述べました。
インフレ率は低下傾向にあるものの、2026年までは政策目標まで戻るとは見ていないとしています。
労働市場の状況
8月の失業率は4.2%と依然として低く、労働参加率も記録的な高水準で推移しています。
これにより、インフレ率を目標に戻す決意に変わりはなく、必要なことを行うと強調しています。
中央銀行の姿勢
オーストラリア準備銀行は、インフレ率を目標に戻すために必要な措置を講じる決意を示しています。これは、インフレが持続的に高止まりしている状況に対応するためです