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"albedo" - 第38回佐城雪美ぷちデレラコレクション回顧録 -

―― お別れしたのは何で 何のためだったんだろうな

   悲しい光が僕の影を 前に長く伸ばしている ――


 多くの方には初めまして、ごく少数の方にはご無沙汰しております。
 別媒体ですが記事としては4年振り、アルファベット一文字で「Q」、またはひらがなみっつで「きゅー」と申します。

 この度2022年2月23日-28日の期間にて開催された「アイドルマスターシンデレラガールズ 第38回ぷちデレラコレクション」にて大きな節目である個人10位以内入賞を果たさせていただきました。
 本記事はその際に得られたデータを元に、開催期間中のポイント推移なども踏まえた回顧録として作成いたしました。 
 もしも将来同じような境遇・上位入賞を目標とされる際に、ほんの僅かでも参考になっていただければ幸いです。

Ⅰ.プレイヤーについて

 先んじて@imcgborderさんからのリンクより、わたしの今までのプレイヤー履歴を参照させていただきます。

 https://pink-check.school/producer/detail/76006601 

 ご覧になりますとお分かりの通り、基本的には開催イベントに上位入賞することは非常に稀であり、ログインラウンド専用ドリンクや自然回復分のスタミナを消化してわずかなイベント専用ドリンクを回収する、というのが主だったプレイスタイルでした。
 プレイ歴自体は第2回総選挙中くらいから。それから4年前の第39回PMF、通称第2回雪美フェスにてそれまでに蓄えたアイテムを放出し、15位という記録を達成したのちにゲーム自体から遠ざかり、たまにログインボーナス、無料10連ガチャなどを回していた程度です。
 ここまで読んでなんとなくお気づきの方もおられるかもしれませんが、今回のイベントに臨む際も、課金するという行為が一切選択肢に入っておりません。
 上位入賞経験もほとんどなく、特にぷちコレはガチャ更新が恒常雪美ちゃんだったから回して、ついでに手に入ったEPドリンクを使っただけの第1回のみ上位入賞。月末ガチャなども無料キャンペーンでもない限り一切回さないためにぷち衣装は全く持って貧弱。
 そんな万年平社員とですら言い過ぎのようなプロデューサーが、長年貯めに貯め続け、そしてまた長年使われることなく眠っていたアイテムやジュエルを駆使して今回の成果に至った回顧録となります。

Ⅱ.イベント開始前

 PMFとぷちデレラコレクション、そしてドリームライブフェスティバルはある意味では非常に有難い形式のイベントです。
 なぜならゲーム自体から離れていても日常的にTwitterを眺めているだけでTLの友人たちが上位報酬キャラクターの告知を知らせてくれるからです。
 2/19の夕方、唐突に上位報酬が雪美ちゃんであると知らされたわたしもまた、泡を喰ったように可能な限りの準備を進めました。

 ミニチームはリアル友人の加蓮P(2020年アニバーサリーアイプロで史上最高の10位争いを演じた実力Pです)が主催の個人1枚+チーム1枚ノルマのチームに参加しました。
 この時点では完全に「まぁ残ってた1/6EPを全部飲んで、ノルマが足りなければジュエルなりプラチケなり消化すればいいだろう」くらいの心持ちでおりました。
 イベント当日12時になり、先んじてガチャ更新がされたのでまずは手持ちの無償ジュエルをEPドリンクとぷち衣装に変換します。

 183連ほど回してちょっと(?)上振れした引きをしたおかげでスタドリ1100本とEPドリンク237本、みりあぷち衣装++ ×3、千枝ぷち衣装++ ×1を確保。予定外にスタドリか手に入ったのでフリトレで27コスキャラを補強。
 ぷち衣装設定を知識に乏しいままあれこれいじり、レアメダル交換でドリンクも交換して15時直前、体制が整いました。

 この時点で手持ちドリンクはEP×302、1/6EP×3749、プラチケ3,362枚で、すべて1/6EPに換算すると15,647個。

(※以降数量表記を統一するため、特に注釈のない限りEPドリンク個数はすべて1/6アイテム換算数で表記します)

 確認をしておきますが、このタイミングでは、
 ・EPドリンクはすべて飲み切る
 ・最低ラインはチームノルマのチーム100位/10pt
 ・プラチケは使わない、でも2枚取りが可能なようなら考える
 ・走るのはVoぷち衣装をかき集めた1日目と5日目だけ
 という、動きを想定しておりました。

Ⅲ.ポイントの稼ぎ方の方針と実際のポイント推移

 順番が前後してしまいますが、先に今回のぷちコレで実践したポイントの稼ぎ方方針とぷち衣装設定。そして各ステージごとのポイントの推移状況を提示いたします。

○ポイントの稼ぎ方
・相手ぷちアイドルを未待機状態にしておかない。
・相手アピール待機トリガーを起こす時に、自発で殴る場合EP1通常アピールかEP3ぷち衣装アピールのどちらにするかは特に問わない。
・ぷち衣装アピールチャンスをひたすら待ち続ける。
・アピールチャンス時はぷち衣装クリック選択→F5リロード→ぷち衣装クリック選択→F5リロード……の繰り返し。
・全15ステージ全てにフル参加する。

 pt/EPドリンク効率最重視のアピールチャンス待ち戦法を取りました。
 結論から言えば最後までこの方法のままで2.9憶pt稼ぎ出せています。
 詳細は「V-1.アピールチャンス発生待機時間期待値」にて後述いたします。

○獲得ポイントサマリー

EPとポイント詳細サマリー

 つい先ほど記したイベント直前までに用意したドリンク数と、実際に使用したドリンク数が非常に大きく(ラウンド専用ドリンク数450個を差し引いても約11,000個)異なっているのがわかります。
 詳細は「V-2.チャンスメダルエクストラの返還効率」にて後述いたします。

○ぷち衣装編成(画像ログが残っていたもののみ)
①Vo(1日目。5日目はここからさらに調整)

Screenshot_20220223-233403_シンデレラガールズ

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②Vi(2日目・4日目兼用)

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Screenshot_20220224-231155_シンデレラガールズ

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 ※3日目のDa用衣装設定は画像データ未保存。ただ間違いなく3属性の中で最も悲惨な状態でした。
 トータル発揮値は1日目~2日目58万台、3日目~4日目59万台、5日目60万台ほど。なおフロントメンバーの27コスアイドルは最初は10人中3人、最終的には8人になっています。

 以上のデータを念頭に置いていただいた上で、実際のイベント詳細を振り返っていきます。

Ⅳ-1.ぷちコレ1日目 ‐ 早すぎるゴール、芽生えるスタート ‐

 15時になり、1日目第1ステージが開始。
 属性一致日、また祝日ということで多くのチームメンバーが入り乱れて行動します。
 使えるEPドリンク数が限られており、また最新環境でのぷちコレにおける上位入賞を果たすためのpt/1EP効率、及びpt稼ぎ速度の目安などの経験知識がまるでないためにかなり混乱した動き方をしました。
 結果的に第1ステージはコンボ999到達までに消耗した悪効率分を取り返せることなく終了。
 続く第2ステージでは若干同時に稼ぎ出すチームメンバーの数も減り、早めに999コンボ到達したこともあり大幅に効率も上昇。早々に想定していたミニチ100位/10ptに到達することができ、早くも2枚取りを目指すべきかどうかを考慮する段に。
 2戦終了時でのボーダー推移状況や過去のデータなどを検証するうちにあっという間にインターバルの時間もなくなり、慌ただしく始まった最終ステージでもさらに良効率でしかも長い時間をかけてそれなりの量のドリンクを消化できました。
 これで2枚取りもほぼ安心、あとは最終日に適当に調整して終了です。
 雪美ちゃんぷちコレ本当にお疲れさまでした――!!
 ————。
 ——。

 それにしても流石一番動きが活発な初日、本物の上位ランナーたちは勢いが違いました。

3ステージ終了時ポイント一覧jpg

3ステージ終了時過去イベ比較jpg

 なんとか15位には付けましたが、周囲にいる方々は第2回雪美フェスでも見かけた方々ばかり。しかも2.9憶ボーダーだったありすぷちコレよりも盛況という勢い。10傑とはさすが遥か遠き高み――。
 そんな届きもしない世界の事は置いて、とりあえずチャンスメダルを回してさっさと明日の衣装設定をして寝てしまおう。
 想定していた展開と異なり始めたのは、此処からでした。

 ――既にエクストラに入っていたメダルチャンスから戻ってきたEPドリンクとプラチケの数が、異様なまでに多い。
 このツイートを呟いた時点では第1ステージと第2ステージにて稼いだメダルの合計でエキストラに到達していたと勘違いしていたため、実際の還元率が全く異なることに気が付くのは翌朝の事になるのですが。

 もしかしたら? という具体的な数字が弾き出されたのは平日木曜日の仕事始業時刻10分前の事でした。

Ⅳ-2.ぷちコレ2-3日目 ‐ 決めきれない覚悟 ‐

 ふと気が付くと数字を計算している午前業務の時間が過ぎて昼休み――第1ステージの時間です。
 何をどうするかは置くにせよ、今回全て飲み切ると決めていたEPドリンクが恐ろしく増えてしまったという事実は変わりません。
 しかも大幅に増えたドリンクがまた次のドリンクを呼び戻してくる可能性があるという事実、一度きちんと状況を整理するためにも曖昧なままにしていた獲得ポイントに対する獲得メダル数の割合、そしてポイント効率を維持したままで残された12ステージでどれだけのドリンクを消化できるのか、把握しておく必要がありました。
 当初は一人ででもコンボを組み立ててみようと思っていたのですが、チームメンバーで昨晩自分の思い違いを指摘してくださった「ばあにんほし」さんが、開幕からこちらを支援してくださるような、いっそ伴走と言っても差し支えない動きを見せてくださり、甘えるような形で昼休みの間中走ることになりました。

 もともとVo属性以外走るつもりがなかったので発揮値は散々……。
 999コンボアピールチャンス時で1500万前後、酷いときは1400万台を連発し、効率は10,000pt/1EPを割る始末。
 それでも時間帯のせいか前日自分の直上にいた5人がほとんど動かず、この時点で早々に10位入りを果たします。

4ステージ終了時ポイント一覧jpg

 続く第2ステージは前半やや無理気味に飲んでコンボ数をあげたせいでドリンク消化数は伸ばせたものの効率は戻らず。
 最終ステージは開幕に入りそびれていたらそのまま22時過ぎまでほとんど動かず、結果的に1時間20分ほど無駄にしたせいで消化数も効率も伸びず、2時間ステージでありながら全期間中ワースト2位の区間に。
 それでもどうにか発揮値を伸ばそうと追加の27コスキャラのフリトレの相場とにらめっこなんかしたりしていると、履歴欄の取引者名に1日目終了の時点で自分よりも上位にいたプレイヤーの名前を見つけました。
 ——このタイミングでフロント戦力を手放すという事は、もうこれ以上稼ぐ気はない?
 他にも同様の動きを見せているプレイヤーはいないかと、Twitterで検索してみたりして他にも複数名調整に入っていることが判明しました。

 なにか噛み合うようで、しかし噛み合っていないような、そんな夜が明けて3日目。この日はDa属性の日。
 Daのぷち衣装編成は+止まりの衣装すら入れざるを得ないほど貧弱な発揮値で、先のばあにんほしさんが2桁順位目標でありながら5日間の内で唯一走ることができる、という奇跡のような巡りあわせが無ければ危うく頓挫しているところでした。
 結果的にはその日3ステージの累計3時間の間、互いにコンボを積み立てながら併走することができました。
 相変わらず999コンボアピールチャンス中で1800万もなかなか出ない弱い発揮値ではありましたが、一番のウィーク区間であったこのDaデーを2日目よりも消化量も効率も共に上回る重要な日になりました。

9ステージ終了時ポイント一覧jpg

 残りは2日、計6ステージ。
 どうにか8位にまでは付けていましたが、しかし両日ともに土曜日、日曜日という日程。
 昨日のプレイヤーリサーチの結果、この時点で10傑争いは自分を含む8位-11位の4人に絞られていると考えていました。
 残っていたEPドリンクはプラチケを全部変換して7,374個。
 自己流計算のメダルチャンス還元率やpt効率を皮算用して届くのが推定2.6憶pt、ありすぷちコレの10位ボーダーにまでは届きません。
 もしも明日から待っていたとばかりに動きが加速したら。
 もしも明日から自分の動きが止まったら。
 悪い想像ばかりを抱きつつ、終盤戦を迎えました。

Ⅳ-2.ぷちコレ4-5日目 ‐ 華やかなオーバーラン ‐

 ——やや引っ張り過ぎな煽りからの出オチ感が否めませんが、結果的にはこの二日間は特筆するべきところなど何もなく、11位のプレイヤーがセーフティーリードを脅かすところまでは動かなかったことで10傑争いは平穏に終結しました。
 10傑入りだけで良しとするならば4日目終了時点で既に到達しており、5日目最終日に飲んだEPドリンクはすべてオーバーランという事になったのですが、すぐ下には1日で1億pt以上稼ぐことのできる強者がわんさかいるために後悔はありませんでした。

 終わってみれば皮算用からも大きく上振れ、ありすぷちコレ10位ボーダーをわずかに上回る着地点。
 長い長い5日間、20時間の熱演でした。
 ミニチーム立ち上げからコンボ構築もしてくれたchronoさん、最後まで伴走をしてくださったばあにんほしさんには特に頭が上がりません。
 本当にどうもありがとうございました。

V.各種データによるぷちコレ考察

 さて、身の上話の振り返りだけでは、これから新たにぷちコレで走るぞというまだ見ぬ未来のプロデューサーの皆様に申し訳が立ちません。
 せっかく仮にも10傑ランナーの、しかもプレイスキルもコネもなく無様にぜぇぜぇと走った人間のデータなんてものが手元にあるので何かの誰かの役に立てばよいなと思いつつ公表してぷちコレの走り方の考察をしてみます。

V-1.アピールチャンス発生待機時間期待値

 こちらはわたしの伴走をしてくださったばあにんほしさんによる相手ぷちのぷち衣装アピールチャンス発生確率抽選における調査と計算結果の記事です。きちんと目的があって伴走していてくださっていたんですね!(気づくのだいぶ遅かったです申し訳ない)
 詳細については各自リンク先記事を読んでいただくとしまして、大切なことは相手ぷちの残気力が99%からでもぷち衣装アピールチャンス発生確率は20%ある、という事です。

 今回走るにあたり目を通していた1年前のこちらのアピール発生確率仕様調査紹介記事では、残気力70~99%ではアピールチャンス発生確率は5%となっているのでこれはかなり大きく離れた値となります。
 まだまだ調査事例が少ないので安易に「ぷち衣装アピールチャンス発生確率は20%だ!!」と声高らかに宣言することもできないのですが、実際走った自分自身、体感ではそのくらいの発生確率だった(そうでなければアピールチャンス狙いだけでこんなに稼げると思えない)ので、かなり精確な値ではないかと個人的には思っています。
 さて、アピールチャンス発生確率を20%とした場合どうなるか。
 5回に1回アピールチャンスが来る、つまり期待値としては待機時間15秒×4セット=60秒経過でアピールチャンスが発生するという事になります。
 例えば今回の自分のようにもしもほぼ一人で相手アピール待機トリガー発生からアピールチャンス発生待機、そして発生後にLV20の気力6億削りまでをこなす場合、待機時間60秒+アピールチャンス制限時間60秒の合計2分で120万pt+αを稼げるという算段が立てられるようになります。(実際には今回はトリガー発生はばあにんほしさんがほとんどやってくれていたのでいたのですが)

イベント内最高速度

 (速度勝負や大記録を狙うには別の稼ぎ方を検討するのが吉)

 記録に残っているイベント内最高10分速、30分速、時速、24時間速を見れば一目瞭然ですが、10分速で600万、時速で3600万がせいぜいなので競り合いになった場合はどうしようもありません。
 もちろんわたしと違ってソロでも30秒もあれば倒せてしまうプレイヤーの場合は90秒で120万ptとなって速度効率も大きく変わってきます。
 今回の10位ボーダーを大雑把に2.4億ptとした場合、Lv20の相手ぷちデレラのみに換算すると必要数は200体。
 200×2分=400分=6時間40分。
 極端な話、コンボ999、Lv20まで育ったぷちデレラとこれだけの時間を一人で対峙していることができたなら期待値上では最高効率で2.4億ptは稼げるという事になります。(あくまで計算上は)
 今回わたしが叩き出せた2.9億ptと、この待機時間期待値の関係性を考えると、存外的外れでもないように思われます。
 消化するドリンク量を極力抑えたい、もしくは限りがあるが、開催ステージに可能な限り張り付くことはできる、という場合には実践でも通用する稼ぎ方だと思います。

V-2.チャンスメダルエクストラの返還効率

 今回自分が予測よりも大きく稼ぎ出すことができたもう一つの大きな要因、それはメダルチャンスで返ってくるEPドリンクの多さです。
 そもそもぷちコレにおけるメダル獲得量はアピール発揮値に比例しているのはほぼ間違いなく、長年にわたるモバマスのサービス期間を経てアピール発揮値はかなりのインフレ状態になっていると思われます。
 ちょうど今手元で過去4回のぷちコレエクストラメダルの当選確率をメモしてくださる方がいましたので、その方のデータと自分のデータを紹介しましたところ、だいぶ近い数字が出ました。

リンク張ろうかと思いましたが、面識も何もない方なのでさすがに止めておきました。元ソースを確認したい方はTwitter検索で「ぷちコレ エクストラメダル」で検索してみてください。

 今回の結果だけ異なる傾向が見えるのが若干気になるところですが、おおよそ、
 1/6EPドリンク:5.00%
 プラチナチケット:0.80%
 と思ってよさそうです。
 プラチケは1/6ドリンク3つ分とカウントできるので、実質エクストラメダ ルから1つEPドリンクが排出される確率は、

 5+0.8×3=7.4%と計算できそうです。

 (ぷち衣装)アピールによる気力ダメージと獲得メダル量の相関は手元では1/17000と出たのですが、どうにもここもブレがあるらしく精確な値ではありません。
 気力ダメージの1/500が獲得声援ptなのは確定しているので、イベント中に手に入れられるメダル量は、

 声援pt×500/17000=声援pt/34

 メダル総量の1/50が試行回数、そのうち7.4%がEPドリンク排出確率なので、獲得声援ptに対するEPドリンク変換期待値は、

 声援pt/34/50×0.074≒声援pt/0.0000435

 わかりやすく声援ptを仮に1000万とすると、実に435個相当の1/6EPドリンクが返還されるという事になります。
 さて、実際に自分のケースと当てはめるとどうなるでしょうか。

EPドリンク変換数2

 先ほどの獲得pt推移の表に簡易な予測計算表を加えてみましたが、右435個相当の場合だと実測値と大きくかけ離れてしまいます。
 実測値に合うように返還期待値を調整して近づけたものが左になります。
 実際の使用ドリンク数と予測計算上のドリンク数がずれているのは、最終ステージのみプラチケ約190枚をEPドリンクに変換しなかったためです。
 左の返還期待値は387.5となります。その差47.5個。
 誤差とするには流石にかなり大きな値です。
 検証方法を見直して、ブラッシュアップを図りたいところです(自分ではもう二度と実測することはできませんが)。
 一応声援ポイントと獲得メダル量の相関係数を1/38にするとだいぶ近い値にはなるのですが――この辺りは精確な記録を取っておらずで申し訳ないところです。
 ただそれでも約4割近い(ポイント効率が12,000pt/1EPを出せる方なら45%越え)の効率でドリンクアイテムが戻ってくるという認識をしていただけたらと思う次第です。
 課金を考慮する場合、仮にお得ショップEPドリンク10+5個セットを40セット買ったとして12,000pt/1EPで回転運用できれば1/6EP6,582個分(+2,982個)相当として計算できる結果になります。
 声援pt換算としては7,900万ptほどになるので、課金をしてポイントを積み上げる際の目安になれば幸いです。(計算が間違っていたら本当にごめんなさい)

Ⅵ.終わりに

 ここまで8150字だそうです。何をしているんでしょうね。
 もっといろいろ書きたかった気がするのですが、これ以上まとまりなく、根拠も精度も怪しい情報を載せてもアレなのでこのあたりで閉幕としたいと思います。
 それにしても――最後まで本当に自分が雪美イベントで10傑に入れる日が来るとは思っていませんでした。
 こういう言い方は良くないと思いますが、自分は今回ただただ運が良かった、と思っています。
 前回の雪美フェスで使うことができず残されてた大量のプラチケ(ドリームリミテッドガチャのためリセットしないとプラチケをエナドリに変換できなかった)の存在。
 時間制限イベントの為に比較的少ない拘束時間、かつ全ステージに参加できた恵まれたスケジュール。
 ほぼ野良チームでありながら、長きにわたり伴走やコンボ増築に協力してくれたチームメンバーとの巡りあわせ。
 そして何よりも、走りたくても走れない有力な雪美Pが多く見受けられたこと。
 自分のような一時的なカムバック勢がその間隙を縫うような収まり方をしたことに、やはりどうしても後ろめたさや申し訳なさというエゴがあるのは誤魔化せないです。
 しかし、それでもやはり、嬉しいと思ってしまいます。
 以前よりもより高いところでもう一度この光に会えたことを。

雪美ぷちコレファイナルメッセージ

 —— 伝えたかった事が きっとあったんだろうな
    おそらくありきたりなんだろうけど こんなにも ——

 最後に瞼の裏に残っていたのは、ステージの真ん中で、本当は好きじゃなかったあの衣装に包まれて、自ら輝ける星になった、だけど霞んでぼやけてしまった君の姿。
 でも、今たくさんの色の光に照らされているあの娘の姿は、どこにいてもとてもよく見える。
 太陽の暖かい光を受け止めて、負けないくらいきらきらと輝いて。
 まあるいお月様の静かな光が差す夜は、ただただ穏やかに佇んで傍に居て。
 けれど、数多の星光が煌めく賑やかな夜空には、風に誘われて舞い上がり、わずかな輝きを残して見えなくなってしまう。
 でも、違った。
 色とりどりの、どんな想いがこもった光も全部受け止めて、優しく還す、それこそが彼女の輝き方だって思い出したから。
 ずっと、ずっと変わらない。
 お別れしたことは、またこうして出会ったことに繋がっている。
 あの透明な輝きは、透明だから、なくならない。

特訓後親愛後Max

 よそ見は禁止だと呟いて、彼女がこの手を引く。
 誤魔化して笑ったつもりの今の自分は、ちゃんと笑えているだろうか。
 いつか後ろ手に繋いだ、同じ温もりの重なりを、ふと思い出して。

 ―― 大丈夫だ あの痛みは 忘れたって消えやしない ——

 そう、今までも、そして、これからも。

 —— 大丈夫だ この光の始まりには 君がいる ——


(歌詞引用『ray』BUMP OF CHICKEN より)
(情報参考サイト、及び画像引用 デレマスボーダーbot様 https://pink-check.school/)

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