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見た映像作品2

今週見た作品。全部TSUTAYAで借りたやつです。延滞料金を払いたくない一心で見まくった結果、テレビがあまり見れなかった…めちゃくちゃ充実した1週間だった。

「わたしの叔父さん」

直接的な言葉がなくとも、お互いの愛情を感じる作品。

初めての感覚のまま見入った。始まって9分くらいまでほぼ?会話劇なし。
流れ作業のように”こなす”朝。でも冷めてるわけではなく、長く一緒にいるからこその空気(ハンドソープのくだりとか)を感じられる。叔父さんが手こずってることを見逃せないところも。

牛の誕生シーンは、新しい命が生まれるのは本来喜ばしいはずなのに「またここを離れられなくなる」という苦しみを感じた。
これは多分、今わたし自身が出産に対して敏感だから特にそう感じたのかもだけど。生まれたからには”責任”が発生し、その後の人生はもう自分1人だけのものじゃないって結構重いですよね。

同じようなシチュエーションを何度も同じ画角で繰り返すことで、かなり印象付けられる。毎回別角度だと違っただろうな。

「若いのに大変だな」みたいなバカみたいな感想しか最初浮かばなかったんだけど、いろんな人の感想を見ると、結構きついものが多くて。
・女性側の不気味さを感じる
・若い女が片時も離れず老いた人をケアをするのは男性からしたら夢だろうね
など…こんなに見方が違うもんなのかと。

「選ぶ自由」と「選ばない自由」。どっちがいいとか悪いとかじゃなくて。友人にも見てもらって、色々話し合いたい。

あと何がびっくりって、この2人、本当の叔父さんと姪だそうです。

「花束みたいな恋をした」

評判が良かったので、ずっと見たかった映画。ガッツリわたしと同年代の話だな…沁みた。

「(ゲームの)音大きくしていいよ」と言いつつ、自分はイヤホンしちゃうとことかもう最悪だよね(笑)同じ空間にいるのに…っていう。もっと熟年すればへっちゃらなんだろうけど、「同じ感覚や時間を共有したい」っていう絹ちゃんと、大人になってしまった麦のすれ違いが良かった。「ビジネス啓発系」の本を読み始めちゃってるところとか最低で最高だった。

名大前とかジョナサンとか、東京の大学生あるあるだけど、それぞれの地域ならではの「大学生あるある」の場所で当てはめて見れそう。
東京に住んで長いから違和感なく見れるけど、愛知県に住んでた時は何かの象徴で東京の地名出されてもわかんなかったもんな…なんとなく、「愛知で言うと●●かな…」とか思いながら見てた。

あと個人的には「スマスマ最終回」「SMAP解散」が時代描写として表現されてるのが刺さりましたね…。あの時の悲しみが、いつしか2016年を象徴するものになっていて、そして今から考えると5年も経ってる恐ろしさ。

きっと恋愛も一緒で、時が経てば全て「思い出」に変わってしまう恐ろしさ残酷さ、儚さ。そして愛しさがある。なんで2人は「たいせつ」を聴いていたんだろうなぁ…世代ではないのに。考察が浅いので全くわからない。笑

「ボヘミアンラプソディ」

代表曲しか知らないレベルだけど、すごく面白かった。

タンクトップに胸毛のイメージが強く、顔をはっきりとは知らなかったので、最初出てきた時「こんな顔なのか?」と思って検索かけたら、ほぼそのままでびっくり。役作りがすごい…そして再現度もすごかった。(お前に何がわかるんだよって話だけども)

やっぱり長く愛される作品(曲)は、周りがなんと言おうとも自分の信念を貫く1人の狂気から生まれるんだなと。(もちろん周りのサポートも素晴らしいわけだけど)
そしてトップスターしかわからない孤独もまた魅力的だった。

死ぬまで描くわけではなく、あくまでトップスターで駆け抜けた最高のステージで終わるのも良かった。

「ジョーカー」

とんでもなかった。まじでとんでもなかった。
あ、え????え???そういう終わり?え?????と。

考察を読んだわけだけど、全く気づかなかったことばかりで(泣)伏線のはり方が素晴らしい。細かい演出や言い回しがすごい。これはもう1度、2度、見直したい。見てて辛くなるシーンばかりだけど…


「クレヨンしんちゃん
嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」

ずっと好きな映画。とはいえ見る機会がなかったので久しぶりの鑑賞。とにかく良かった。

「懐かしいって、そんなにいいものなのかな?」
風間くんのセリフ。名言すぎませんか?大人が考えたとは思えないセリフ。「懐かしい」と振り返るほど生きていない子供の素朴な疑問。そしてこのセリフが刺さるということは懐古できるほど大人になってしまった証拠。

この映画は「匂い」で現実と過去を分けてるのがポイントだと思った。「懐かしい匂い」を放って21世紀に戻れなくする。「ひろしの臭い足の匂い」で21世紀に戻す。「匂い」をポイントにするってすごい。
確かに普段あまり気にしてなくても「なんか懐かしい匂いがする」ってわかるよね。わたしも祖父母の家の匂いとか、父親の香水の匂いとか「これ!」とは説明できなくても、なんらかの瞬間に感じた時「あ…!」って思い出すもんね。

やっぱりひろしが自分の幼少期〜家族ができるまで走馬灯のように流れるシーンは何度見てもグッとくる・・・「家族」っていいなって思える。からのしんのすけの「オラ、父ちゃんと母ちゃんやひまわりやシロともっと一緒にいたいから。けんかしたり、頭にきたりしても一緒がいいから。
・・・・・・・ダバダバ

大半の人は「昔は良かったのに…」と懐かしんでしまう。わたしもそう。でも「昔も悪くないけど、今も悪くないよ」ってことを考え直させてくれる映画。
きっと一生「あの頃は良かった」の繰り返しだもんな。今辛くても、何年後かに「あの頃は良かったのに」って振り返る時が来るんだろうな。ずっとその繰り返しだ。きっと今が1番。そう思って生きていきたいね。

個人的には、一生観ていく映画だと思う。




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